コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミカド (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ミカド
かつての本社(現在は別企業が入居)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
大阪府大阪市北区大淀南1-10-9
設立 1985年昭和60年)3月30日
業種 その他製品
事業内容 住宅設備機器の製造・販売等
代表者 破産管財人 小寺史郎[1]
資本金 4億60百万円
売上高 360億8,093万円(2008年3月期)
従業員数 757名
決算期 3月31日
特記事項:創業は1960年6月2009年12月民事再生法を申請。その後、2010年3月に破産手続開始決定。
テンプレートを表示

株式会社ミカドはかつて存在した、システムキッチンやシステムバスを扱う住宅機器メーカーである。

概要

[編集]

本社は大阪市北区1960年昭和35年)に日東ステンレス工業(後にニットーへの社名変更を経てミカドと合併)として創業し、1985年(昭和60年)に販売部門が分社化されてミカドが設立された。こうした経緯からステンレス製品に強みを持っていたが、後述の通り経営破綻のため破産手続きを行った後、廃業。

破産・廃業する前は三和グループのメンバーであり三和系企業で設立されたみどり会の会員企業であった[2]

民事再生法適用から破産へ

[編集]

2009年平成21年)12月24日、関連会社3社(プロテック、ナギテック、チバテック)と共に大阪地方裁判所民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。負債は2009年(平成21年)3月末時点で割引手形を含め約176億円。12月31日までに関連会社3社と共に民事再生手続の開始決定を受けた。同業のタカラスタンダードが支援する動きを見せていたものの、再生計画は具体化せず、2010年(平成22年)3月4日に大阪地裁が再生手続きの廃止を決定。同月31日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は163億2500万円[1]

同年3月30日、ミカドの主要取引先のひとつであった飯田産業が東京工場(旧チバテック)を買収し、株式会社ネオミカドを設立し事業譲渡。6月より旧ミカド製品のアフターサービスの対応を行っていたが、8月には社名をファーストプラス株式会社に変更している。

事業所

[編集]
  • 本社 大阪市北区大淀南1-10-9
  • 工場 5ヵ所
  • 物流センター 2ヵ所
  • 営業拠点 47ヵ所
  • ショールーム 39ヵ所

主な商品(ミカド時代)

[編集]

システムキッチン

[編集]

※レシタ ※ディーノ ※エスミオ ※リップルⅡ など

システムバス

[編集]
  • マティーナS/M/H
  • シャルティナII
  • エマーブルES

かつてはテレビ朝日モーニングショー」、「お昼のマイテレビ」、「ホットライン110番」のスポンサーであった。

その後はテレビスポット枠にてCMを中心に宣伝活動を行っていた。

脚注・出典

[編集]

外部リンク

[編集]