ミカド (企業)
かつての本社(現在は別企業が入居) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 大阪府大阪市北区大淀南1-10-9 |
設立 | 1985年(昭和60年)3月30日 |
業種 | その他製品 |
事業内容 | 住宅設備機器の製造・販売等 |
代表者 | 破産管財人 小寺史郎[1] |
資本金 | 4億60百万円 |
売上高 | 360億8,093万円(2008年3月期) |
従業員数 | 757名 |
決算期 | 3月31日 |
特記事項:創業は1960年6月。2009年12月、民事再生法を申請。その後、2010年3月に破産手続開始決定。 |
株式会社ミカドはかつて存在した、システムキッチンやシステムバスを扱う住宅機器メーカーである。
概要
[編集]本社は大阪市北区。1960年(昭和35年)に日東ステンレス工業(後にニットーへの社名変更を経てミカドと合併)として創業し、1985年(昭和60年)に販売部門が分社化されてミカドが設立された。こうした経緯からステンレス製品に強みを持っていたが、後述の通り経営破綻のため破産手続きを行った後、廃業。
破産・廃業する前は三和グループのメンバーであり三和系企業で設立されたみどり会の会員企業であった[2]。
民事再生法適用から破産へ
[編集]2009年(平成21年)12月24日、関連会社3社(プロテック、ナギテック、チバテック)と共に大阪地方裁判所へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。負債は2009年(平成21年)3月末時点で割引手形を含め約176億円。12月31日までに関連会社3社と共に民事再生手続の開始決定を受けた。同業のタカラスタンダードが支援する動きを見せていたものの、再生計画は具体化せず、2010年(平成22年)3月4日に大阪地裁が再生手続きの廃止を決定。同月31日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は163億2500万円[1]。
同年3月30日、ミカドの主要取引先のひとつであった飯田産業が東京工場(旧チバテック)を買収し、株式会社ネオミカドを設立し事業譲渡。6月より旧ミカド製品のアフターサービスの対応を行っていたが、8月には社名をファーストプラス株式会社に変更している。
事業所
[編集]- 本社 大阪市北区大淀南1-10-9
- 工場 5ヵ所
- 物流センター 2ヵ所
- 営業拠点 47ヵ所
- ショールーム 39ヵ所
主な商品(ミカド時代)
[編集]システムキッチン
[編集]※レシタ ※ディーノ ※エスミオ ※リップルⅡ など
システムバス
[編集]- マティーナS/M/H
- シャルティナII
- エマーブルES
かつてはテレビ朝日「モーニングショー」、「お昼のマイテレビ」、「ホットライン110番」のスポンサーであった。
その後はテレビのスポット枠にてCMを中心に宣伝活動を行っていた。
脚注・出典
[編集]- ^ a b 倒産・動向速報記事 株式会社ミカドなど4社帝国データバンク 2010年3月31日
- ^ 2002年12月9日現在のみどり会のメンバー会社一覧