ミカヅキグサ属
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ミカヅキグサ属 | |||||||||||||||||||||
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ミカヅキグサ Rhynchospora alba
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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種 | |||||||||||||||||||||
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ミカヅキグサ属(ミカヅキグサぞく、学名: Rhynchospora)は、単子葉類カヤツリグサ科の一属。
特徴
[編集]多年草で、細長い根出葉を持つ草である。花茎は枝分かれせず、いくつかの節と葉を持つ。花序は先端に一個、又は途中の葉腋にも生じ、散房状、束状、あるいは集まって頭状になる。
小穂は披針形で3-6個の小花を含む。個々の花は両性花で、数個の雄蘂と一個の雌蘂、それに花被に由来する針状突起を数本含む。雌蘂の花柱は先端で二裂するか、あるいは分かれず、基部は幅広くなって嘴状になり、果実の先端に残る。
類似の植物
[編集]全体の姿としては根出葉を出し、披針形の小穂に両性花を数個含む点などは、ノグサ属やヒトモトススキ属などとも似ているが、花柱の構造などが異なる。小花の構造ではハリイ属も似ている。
分類
[編集]世界に100種以上があり、熱帯から温帯に分布、その中心は熱帯アメリカである。日本では以下のような種が知られている。多くは暖かい地方の湿地に生育するが、ミカヅキグサはむしろ北方系要素で、寒地の高層湿原に生える。小穂が褐色に色づくものが多いが、ミカヅキグサは白っぽく、この点でも異なる。
- イガクサ R. rubra (Lour.) Makino
- ミクリガヤ R. malasica C. B. Clarke
- イヌノハナヒゲ R. rugosa Gale
- オオイヌノハナヒゲ R. fauriei Franch.
- コイヌノハナヒゲ R. fujiiana Makino
- イトイヌノハナヒゲ R. faberi C. B. Clarke
- ミヤマイヌノハナヒゲ R. yasudana Makino
- トラノハナヒゲ R. brownii Roem. et Schult.
- ヤエヤマアブラガヤ R. corymbosa (L.) Britt.
- ミカヅキグサ R. alba (L.) Vahl
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本I 単子葉植物』(1982)平凡社
- 初島住彦『琉球植物誌(追加・訂正版)』(1975)沖縄生物教育研究会