マーク・ボストン (ロック・ミュージシャン)
マーク・ボストン | |
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別名 | ロケット・モートン |
生誕 | |
職業 |
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担当楽器 | |
活動期間 | 1968年 - 2017年 |
共同作業者 |
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マーク・ボストン(Mark Boston、1949年7月14日 - )は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン。キャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートが率いたキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドのベーシストだった。
略歴
[編集]ボストンは1949年7月14日にイリノイ州セーレムに生まれた。1963年、両親に連れられてカリフォルニア州ランカスターに移住。ベーシストとして、ジョン・フレンチが結成したブルース・イン・ア・ボトルでフレンチやジェフ・コットンと、BC・アンド・ザ・ケイヴマンでビル・ハークルロードと活動した。
1968年、フレンチやハークルロードが在籍していたキャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドに、オリジナル・ベーシストのジェリー・ハンドレー[注釈 1]の後任として加入[1]。ヴァン・ヴリートの方針[注釈 2]に従って、ヴァン・ヴリートが彼につけたロケット・モートン(Rockette Morton)のステージ名で活動した。
1974年にキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド[注釈 3]を脱退[2]。同時に脱退したメンバーとマラードを結成して、ジェスロ・タルの支援[注釈 4]を受けて制作したデビュー・アルバムMallard(1975年)発表[3]。
2003年、ロケット・モートン名義でソロ・アルバムを発表。
2003年、キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドのメンバーだったジョン・フレンチ(ボーカル、ドラムス、ハーモニカ)、デニー・ウォーリー(ギター)、ゲイリー・ルーカス(ギター)、ロバート・ウィリアムス(ドラムス)とザ・マジック・バンドを結成して、ベース・ギターを担当した。ザ・マジック・バンドは2017年までメンバー・チェンジを行ないながら、公演や録音でキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドの楽曲を披露した。
ディスコグラフィ
[編集]- ロケット・モートン
- Love Space (2003年)[4]
- キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド
キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンド名義とキャプテン・ビーフハート名義[注釈 5]のアルバムも含む。
- 『トラウト・マスク・レプリカ』 – Trout Mask Replica (1969年)
- 『リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー』 – Lick My Decals Off, Baby (1970年)
- 『ザ・スポットライト・キッド』 – The Spotlight Kid (1972年)
- 『クリア・スポット』 – Clear Spot (1973年)
- 『アンコンディショナリー・ギャランティード』 – Unconditionally Guaranteed (1974年)
- 『グロウ・フィンズ:レアリティーズ 1965–1982』 – Grow Fins: Rarities 1965–1982 (1999年)
- 『ザ・ダスト・ブロウズ・フォワード(アン・アンソロジー)』 – The Dust Blows Forward (An Anthology) (1999年)
- 『サン・ズーム・スパーク:1970・トゥ・1972』 – Sun Zoom Spark: 1970 To 1972 (2014年)
- マラード
- ザ・マジック・バンド
- Back to the Front (2003年)[6]
- 21st Century Mirror Men (2005年)[7]
- Performing The Music Of Captain Beefheart - 1: Oxford, U.K. June 6, 2005 (2011年)[8]
- The Magic Band Plays The Music Of Captain Beefheart - Live In London 2013 (2013年)[9]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ アンテロープ・バレー・ハイ・スクールの卒業生で、ヴァン・ヴリートやフランク・ザッパの3学年後輩にあたる。
- ^ メンバー全員に自分がつけた奇妙なステージ名を名乗らせた。
- ^ 1970年発表の『リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー』から、バンド名はキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドになった。
- ^ ギタリストのマーティン・バーの家に滞在して、イアン・アンダーソンの経済的援助を受けて、アンダーソンが所有するモービル・スタジオで、ドラマーのバリモア・バーロウをゲストに迎えて、アルバムを制作した。
- ^ 実質はキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド名義である。
出典
[編集]引用文献
[編集]- Harkleroad, Bill; James, Billy (2000). Lunar Notes: Zoot Horn Rollo's Captain Beefheart Experience. London: Gonzo Multimedia Publishing. ISBN 978-1-908728-34-0