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マーク・ノーネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マーク・ノーネス (Mark Nornes) [1][2]、ないし、マーカス・ノーネス[3] (Markus Nornes)[4]として知られる、阿部・マーク・ノーネス (Abé Mark Nornes) [5][6][7]は、アジア映画、日本映画ドキュメンタリー映画などを専門とする[1][2][4]アメリカ合衆国の映画史家[3]キュレーターおよび映画作家[2]ミシガン大学映画芸術文化学部・アジア言語文化学部教授[1]

経歴

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1986年ミネソタ州聖オラフ大学を卒業してBAを取得し、その後、南カリフォルニア大学の大学院で映画研究を専攻し、1996年PhDを取得した[4]

1988年ハワイ国際映画祭英語版小川紳介と出会ったことを契機に、日本のドキュメンタリー映画の歴史研究を手がけるようになった[6]

南カリフォルニア大学の大学院生だった1991年山形国際ドキュメンタリー映画祭のスタッフとなり、「日米映画戦」のプログラム企画責任者を務め[3][6]、以降、1993年の「世界先住民映像祭」、1995年の「電影七変化」といった企画をコーディネートした[6]

1996年にミシガン大学の教授となった[4]

山形国際ドキュメンタリー映画祭をはじめ、各地の映画祭でキュレーターを務め、東京国際映画祭の審査委員も務めた[2]

おもな著書

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単著

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  • Japanese Documentary Film: The Meiji Era Through Hiroshima, University of Minnesota Press, 2003.
  • Forest of Pressure: Ogawa Shinsuke And Postwar Japanese Documentary, University of Minnesota Press, 2007.
  • Cinema Babel: Translating Global Cinema, University of Minnesota Press, 2008.

共著

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共編著

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  • (Fukushima Yukio との共編著)The Japan/America Film Wars: World War II Propaganda and its Cultural Contexts, Harwood Academic Publishing, 1994.
  • (Aaron Gerow との共編著)In Praise of Film Studies: Essays in Honor of Makino Mamoru, Trafford Publishing, 2001
    • 洞ヶ瀬真人 翻訳)日本映画研究へのガイドブック、ゆまに書房、2016年

フィルモグラフィ

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  • ザ・ビッグハウス、2018年(共同監督、制作)[8]

脚注

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  1. ^ a b c 日本映画研究へのガイドブック」ゆまに書房。2024年8月4日閲覧
  2. ^ a b c d 本年度審査委員 アジアの未来 審査委員 マーク・ノーネス」東京国際映画祭、2023年。2024年8月4日閲覧
  3. ^ a b c 生井英考茂る映画の青葉 交遊抄」日本経済新聞社、2020年2月29日。2024年8月4日閲覧
  4. ^ a b c d Markus NORNES」早稲田大学高等研究所、2017年4月12日。2024年8月4日閲覧
  5. ^ 阿部・マーク・ノーネス「復刻版(キネマ旬報) 推薦文 其の3」文生書院。2024年8月4日閲覧
  6. ^ a b c d 【Pickup】特集★山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 「倫理はドキュメンタリーの必然的課題」6つの眼差しと<倫理マシーン> 阿部・マーク・ノーネスさん インタビュー 聞き手=佐藤寛朗」neoneo編集室、2013年10月12日。2024年8月4日閲覧
  7. ^ このほか、「アベ マルクス ノルネス」とする言及もある。:Abé Markus Nornes」『NIMOU(日本研究情報網)』国際日本文化研究センター。2024年8月4日閲覧
  8. ^ ザ・ビッグハウス (2018) - allcinema

外部リンク

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