マルキョク州
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マルキョク州(Melekeok)は、パラオ共和国の州の一つ。州都マルキョクはパラオの首都でもあり、パラオ最大の島バベルダオブ島の東海岸に位置する。メレケオク州とも読む。
概要
[編集]面積は28平方キロメートル、人口は277人(2015年)[1]。旧首都であるコロール(コロール島)とは海を挟み KBブリッジで結ばれ、約25キロメートルの距離にある。
地理
[編集]ミクロネシア最大の淡水湖であるガルドック湖(493 ヘクタール)があり、そこにはイリエワニが生息している。
地形
[編集]山地
[編集]- 主な尾根
湖沼
[編集]- 主な湖
遷都
[編集]1981年に施行したパラオ共和国憲法に「暫定的な首都をコロールに置き、(憲法発効から)10年以内に恒久的な首都をバベルダオブ島に指定すること」と明記されていたが、計画は進まずに放置されていた。
1999年にクニオ・ナカムラ前大統領が遷都計画を立案し、台湾(中華民国)からの借款により議会などの建物が建設され、憲法発効から25年経った2006年10月1日のパラオ共和国独立記念日に、コロールから遷都した。
施設
[編集]海沿いの集落から少し離れた丘の上(ンゲルルムッド)に国会議事堂 (OEK)、行政、裁判所の三権の最高機関や大統領府などが立地している。なお商業的な中心地はコロールが担っている。
脚注
[編集]- ^ “2015 Census of Population, Housing and Agriculture Tables” (PDF) (英語). Office of plannning and statistics, Ministry of Finance, Republic of Palau. p. 10. 2020年12月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、マルキョク州に関するカテゴリがあります。