マリア・リヴォワ=ベロワ
マリア・アレクセイエヴナ・リヴォワ=ベロワ Мария Алексеевна Львова-Белова | |
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(2022年撮影) | |
生年月日 | 1984年10月25日(40歳) |
出生地 |
ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国 ペンザ |
出身校 | アルハンゲルスキー芸術大学 |
前職 | ロシア上院議員 |
所属政党 | 統一ロシア |
配偶者 | パヴェル・コーゲルマン(2003年結婚) |
宗教 | ロシア正教会 |
ロシア連邦児童権利委員会委員(大統領全権代表) | |
在任期間 | 2021年10月27日 - |
大統領 | ウラジーミル・プーチン |
連邦院議員 | |
選挙区 | ペンザ州 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2020年9月21日 - 2021年10月27日 |
マリア・アレクセイエヴナ・リヴォワ=ベロワ(露: Мария Алексеевна Львова-Белова、1984年10月25日 - )は、ロシアの政治家。2021年10月、ウラジーミル・プーチン大統領からロシア連邦児童権利委員会委員(子供権利担当大統領全権代表)に任命された。日本メディアではリボワベロワと報じられている[1]。
来歴
[編集]1984年10月25日にソ連政権下の都市であるペンザで誕生。2002年、アルハンゲルスキー芸術大学を卒業[2]。2003年から2年間、サマラ国立芸術研究アカデミーで学んでいたが、子を育んだため、中退[3]。2011年から2014年からリヴォワ=ベロワはペンザ州の市民会議所のメンバーとなり、2017年から2019年まで、ロシア連邦市民会議所のメンバーとなった[4]。2019年、リヴォワ=ベロワは全ロシア人民戦線ベンザ州支部の議長に選出された[5]。
2019年、統一ロシアに入党。11月24日、彼女は統一ロシア総評議会の議長に選出される。2020年9月、ベンザ州知事に再選したイワン・ベロゼルツェフはリヴォワ=ベロワを連邦院議員として送り出した[6]。2021年10月27日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、前子供権利担当大統領全権代表のアンナ・クズネツォワが国家院議員になった1か月後に、リヴォワ=ベロワが子供権利担当大統領全権代表に任命された[7]。
2022年6月にイギリスから、2022年7月にEUから、2022年9月にアメリカから、2023年1月に日本から経済制裁を受けた[8][9][10][11][12]。
2022年ロシアのウクライナ侵攻下でウクライナ児童の強制拉致を指令したと西側諸国から非難されている。同年3月17日、国際刑事裁判所(ICC)が、リヴォワ=ベロワに対して「ウクライナ占領地から子どもを不法移送した戦争犯罪行為に対する責任があるとし、戦争犯罪だと自認していない」として逮捕状を発行された[13]。
人物
[編集]2003年から2024年まで、ロシア正教会の司祭であり、元プログラマーだったパヴェル・コーゲルマンと婚姻していた。5人の実子と18人の養子がいるが、養子の1人はウクライナから強制拉致した少年の可能性があると示唆されている[14]。
2024年、彼女は正統派メディアの大物コンスタンチン・マロフェエフと交際関係にあることが報じられる。2024年9月にマロフェエフとモスクワ州で挙式した[15]。
脚注
[編集]- ^ ““消えた子どもたち”を追え! ロシア・知られざる国家戦略”. NHK (2023年3月5日). 2024年12月29日閲覧。
- ^ “Уполномоченный по правам ребенка в РФ Мария Львова-Белова. Досье” [Commissioner for Children's Rights in the Russian Federation Maria Lvova-Belova. Dossier] (ロシア語). Argumenty i Fakty (2021年10月27日). 2021年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Львова-Белова Мария Алексеевна”. 2024年12月29日閲覧。
- ^ “Lvova-Belova Maria Alexeyevna”. PenzaNews. 2020年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Kotov, Kazakov and Lvova-Belova elected as co-chairmen of the Penza headquarters of the ONF”. PenzaNews. 2010年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Сенатором от Пензенской области назначили директора социальной НКО Марию Львову-Белову” [Director of a social NGO Maria Lvova-Belova was appointed Senator from the Penza region] (ロシア語). TASS (2020年9月21日). 2020年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Путин назначил Марию Львову-Белову уполномоченным по правам ребенка” [Putin appointed Maria Lvova-Belova Commissioner for Children's Rights] (ロシア語). TASS. 2021年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “COUNCIL IMPLEMENTING REGULATION (EU) 2022/1270 of 21 July 2022”. 2022年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Japan imposes personal sanctions on 36 Russian individuals”. TASS. 2023年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “Treasury Targets Additional Facilitators of Russia's Aggression in Ukraine” (2022年9月15日). 2023年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “UK sanctions Russian linked to forced transfers and adoptions” (2022年6月16日). 2022年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ 資産凍結等の措置の対象となるロシア連邦の団体及び個人
- ^ “ICC、プーチン大統領に逮捕状発行……カダフィら国家元首級で3人目”. 中央日報(日本語版). 2023年3月18日閲覧。
- ^ “ロシアで美談の養子縁組、ウクライナから強制連行の少年か…大統領全権代表のリボワベロワ氏”. 読売新聞. 2024年12月29日閲覧。
- ^ “Russian Official Wanted by ICC Marries U.S.-Sanctioned Media Mogul – Reports” (英語). The Moscow Times (2024年9月9日). 2024年12月29日閲覧。
公職 | ||
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先代 アンナ・グズネツォワ |
ロシア連邦児童権利委員会委員(大統領全権代表) 2021年10月27日 - |
次代 (現職) |
先代 アレクセイ・ドミトリエンコ |
連邦院議員 2020年3月11日 - 2021年10月27日 |
次代 ニコライ・コンドラチュク |