ポートンダウン
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Porton Down | |
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ウィルトシャー州ソールズベリー近郊 | |
ポートダウンの機密施設入り口 | |
座標 | 北緯51度07分52秒 西経1度42分14秒 / 北緯51.131度 西経1.704度 |
歴史 | |
建設 | 1916年3月 |
建設者 | イギリス |
ポートンダウン(英: Porton Down)は英国のサイエンスパークであり,ウィルトシャー州ソールズベリーの近くのポートン村の北東にある7,000エーカー(28平方キロメートル)の面積を持つ施設である。
英国の政府機関の2つの施設があり,その一つは英国国防省の国防科学技術研究所(英語:Defence Science and Technology Laboratory,略称:Dstl)の施設であり、100年以上前から英国で最も秘密主義的であるとして議論の余地のある軍事研究施設の1つとして知られている。
また、この施設は、近くのウィンターボーン・ガンナーにある、化学(Chemical)生物(Bio)放射線(Radiation)核(Nuclear)訓練施設であるCBRN防衛センターと混同されてきた。
歴史
[編集]- 1915年にドイツとの戦争で化学兵器の研究を行うために設立された。
- 1916年3月から研究が開始された。
- 1952年にVXガスを開発した。
- 1953年5月6日に行ったサリンの人体実験でロナルド・マディソン二等兵が死亡する。
- 名称の歴史
1979年以降、保健省の管轄する南の微生物研究施設とに分割された。
日付 | 国防省(および前組織) | 保健省 | |
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1916 | War Department Experimental Station | ||
1916-29 | Royal Engineers Experimental Station | ||
1929-30 | Chemical Warfare Experimental Station (CWES) | ||
1930-48 | Chemical Defence Experimental Station (CDES) | ||
1940-46 | Biology Department Porton (BDP) | ||
1946-48 | Microbiological Research Department (MRD) | ||
1948-57 | Chemical Defence Experimental Establishment (CDEE) | ||
1957-70 | Microbiological Research Establishment (MRE) | ||
1970-79 | Chemical Defence Establishment (CDE) | ||
1979-91 | Centre for Applied Microbiology & Research (CAMR) | ||
1991-95 | Chemical & Biological Defence Establishment (CBDE) | ||
1995-2001 | Chemical & Biological Defence Sector of DERA (CBD) | ||
2001-04 | (one site of) Defence Science and Technology Laboratory (Dstl) | ||
2004-13 | (one site of) Health Protection Agency | ||
2013-present | (one site of) Public Health England (PHE) |
関連施設
[編集]- Sutton Oak - 陸軍省によって1917年から1957年の閉鎖まで、ジフェニルクロロアルシン、アダムサイト、マスタードガス等を生産し、サリンなどの化学兵器が実験目的に製造された。
- RRH Portreath - 1940年に建設されたイギリス空軍の化学防護施設で Nancekuke と呼ばれた。1950年代初頭からサリンが生産された。
- 非政府系組織の施設 - 1990年代半ばから新興の化学系企業に対して敷地内での建物使用許可が下されるようになった。
関連作戦
[編集]- アントラー作戦 (化学兵器) - 人体実験
- en:Gruinard Islandでの炭疽菌実験
出典
[編集]関連項目
[編集]- アメリカ
- アメリカ疾病予防管理センター(CDC)
- エッジウッド化学生物学センター - アメリカ陸軍の生物化学兵器研究所
- ダグウェイ実験場
- フォート・デトリック
- フランス
- Orsan計画 - フランスにおいて大量破壊兵器を使用された時の病院対応マニュアル
- ORSEC機関 - フランスの災害や大量破壊兵器対応機関
- B2-ナムス基地 - 旧植民地アルジェリアの細菌・化学兵器試験基地
- ロシア
- ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター - 生物兵器の開発および対策を行っていた。
- バイオプレパラト - 冷戦時代にソビエト連邦で生物兵器の開発・製造を行った組織