ポンベ
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ポンベ(スワヒリ語: Pombe、ポルトガル語: Phombe)とは、アフリカで伝統的に作られてきた醸造酒の1種である。名称はスワヒリ語で「酒」を意味するPombeに由来する。ポルトガル語の綴りからフォンベと表記される場合もある。
ポンベは、サハラ砂漠以南のアフリカで飲用されるミレットビールの1種であり、キビやモロコシ、トウモロコシなどを原料として発酵したものである[1]。
分裂酵母のシゾサッカロミセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)は、東アフリカで醸造されたポンベから分離されたものである[2]。
2015年1月、モザンビークでポンベが原因による食中毒と思われる症状が発生し、少なくとも69人が死亡、200人が腹痛などを起こした[3][4]。
出典
[編集]- ^ キリン食生活文化研究所. “ポンベ│発酵食品名鑑”. 2015年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月15日閲覧。
- ^ “宿主(分裂酵母)”. 旭硝子. 2015年1月15日閲覧。
- ^ 伝統酒で集団中毒、死者69人に モザンビーク(AFP 2015年1月13日 1月14日閲覧)
- ^ 自家醸造の酒を飲んで69人死亡 モザンビーク(CNN 2015年1月13日 1月14日閲覧)