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ポリウレタン用ポリオール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポリオキシプロピレントリオール
識別情報
CAS登録番号 25791-96-2
特性
化学式 (C3H6O)n(C3H6O)n(C3H6O)nC3H8O3
モル質量 約3,000 g/mol
外観 無色液体
密度 1.012 g/cm3
融点

約30℃

沸点

データなし

への溶解度 水に不溶、エステル系、ケトン系等の有機溶剤に可溶
危険性
引火点 230℃ (クリーブランド開放式)
関連する物質
関連物質 ポリウレタン
ポリオール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ポリウレタンポリオールには、ポリエーテルポリオールポリマーポリオールおよびポリエステルポリオールがあり、目標とするポリウレタンの性能に合わせて任意に組み合わせて使用される。

製造

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ポリエーテルポリオールの中で最も幅広く使用されているものがグリセリンプロピレンオキサイドを付加重合させたポリオキシプロピレントリオール(代表ポリオールとして物性を右に記載)である。

用途

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  • ポリエーテルポリオール:開始剤の官能基数や分子量によってポリウレタンの性能が変化する。一般的には、官能基数2~4で分子量が1000~5000のものが家具や自動車シートクッション用軟質ポリウレタンフォーム防水材・シーリング材に使用される。官能基数3~8で分子量が500~1000のものが電気冷蔵庫や建築断熱材用の硬質ポリウレタンフォームに使用される。
  • ポリマーポリオール:シートクッションの座り心地や硬さを改良するために使用される。
  • ポリエステルポリオール:フタル酸系のポリエステルポリオールは硬質ポリウレタンフォームの断熱性能や燃焼特性を改良するために使用される。アジピン酸系ポリエステルポリオールは産業機器に利用される高性能エラストマーに使用される。

安全性

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特別な毒性は報告されていない。

日本の主な適用法令

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ポリオキシプロピレントリオールは以下の法令に該当する。

参考文献

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  • ポリウレタン原料工業の概要 第四版 平成17年7月 ウレタン原料工業会
  • ポリオール(PPG)輸送管理指針 2009年1月(第4版) ウレタン原料工業会

外部リンク

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