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ボディジャム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ボディジャム英語: Les Mills BODYJAM™)は、主にダンスの動きをベースにしたエクササイズプログラムであり、レスミルズプログラムの一種目である。

概要

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ニュージーランドオークランドを拠点とするレスミルズインターナショナル社が考案し、世界中で展開されているフィットネスプログラムである。日本では他のレスミルズプログラム同様、コナミスポーツ&ライフが総代理店となっており、2006年9月頃にリリースナンバー「BJ37」及び「BJ38」が導入された。同社経営のコナミスポーツクラブのみならず、日本国内多くのスポーツクラブでも導入されている。2011年現在、オークランド出身のダンス講師・ヒップホップダンサーのガンダルフ・アーチャー: Gandalf Archer、1980年7月28日 - )がプログラム・ディレクター(主に振り付け考案と使用楽曲の選別を行っている)となっている。この「ボディジャム」という片仮名表記の名称は、レスミルズインターナショナルのニュージーランド本部が権利者となって、日本の特許庁商標登録されている(商標登録番号第4658119号)。

特徴

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ヒップホップストリートダンスサンバなど様々なジャンルのダンスの動きを取り入れている。コリオ(振り付け)は左右対称の動きが中心の他のレスミルズプログラムと違い、左右が異なり且つ手と足を組み合わせた動きが多く、同プログラムの中では難度が比較的高めとされる。ダンスの動きがメインとなっていることから、このプログラムでは特別な用具は使用しない。

新リリースまでのスケジュール

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現在では3箇月に1度、他のレスミルズプログラムと同時期に新リリースが発表される。

  • フィルミング(リリース約5箇月前) - インストラクター配布用DVDの収録。原則ニュージーランドのレスミルズオークランドシティ店の第1スタジオで行われる。
  • トラックリスト(曲目)公式発表(リリース約2箇月前)
  • ワークショップ(リリース約1箇月前) - インストラクターの振り付け習得会
  • 新曲発表(リリース時期) - ボディジャム実施各店舗にて各担当インストラクターによって新リリースの発表が行われる。

楽曲で多く使用されるアーティスト

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所要時間と構成

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プログラム構成

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1回のプログラムでは、2005年のリリース以降、おおむね次のような構成で実施される。新リリースから間もない時期はそのリリースナンバーの曲を全曲通して行われることが多いが、その時期を過ぎて、次のリリース発表の直前まではバックナンバーを集めた構成で実施されることもある。

  • ウォームアップ
  • カーディオ1 - ヒップホップ、ラテンなど
  • リカヴァリー - カーディオ1で上がった心拍数を一時落とす目的。
  • カーディオ2 - ハウスなど
  • グルーヴ・ダウン - 心拍数を平常時に近い状態まで戻す目的。「クール・ダウン」と呼称するインストラクターもいる。

ボディジャムテック(15分程度)

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安全と効果のための基本的なテクニック、振り付けを習得する目的。原則、曲を使わずにレクチャーが行われる。「ボディジャムテク」という表記の店舗もある。本国ニュージーランドのレスミルズでは、「ボディジャムクリニック(英語: BODYJAM™ Clinic)」または「ボディジャムイントロ (英語: BODYJAM™ Intro)」と称する。

ボディジャム30又はボディジャムショート(30分)

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日本では2011年6月に仮導入、同年9月より本格導入。30分間のクラス。基本フォーマットとして、最後のブロックがグルーヴ・ダウンではなくリカヴァリーにとって代わり、1レッスン30分間の構成となる。

ボディジャム45(45分)

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後述の60分のクラスが12曲前後の曲数で構成されるのに対し、45分のクラスでは10曲前後で行われ、その際上記のプログラム構成のうち「カーディオ1」が短縮される場合が多い。本国ニュージーランドのレスミルズでは、「エクスプレスボディジャム (英語: Express "45 min." BODYJAM™)」と称する。

ボディジャム(60分)

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基本的に上記プログラム構成の全てが行われる。

「BODYJAM+」

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リリースナンバー「BJ47」(日本では2008年12月発表)以降については、同じ曲目を使用して振り付けの難易度が異なる2種類のコリオが発表されている(但し、振り付けの異なる箇所は部分的である)。難易度の高い方を、区別するために「BODYJAM+」と表記されることがあるが、国によっては難易度の高い方のみを実施していることより『+』の表示は省略されることもある。日本において多くのボディジャム実施店舗では2009年6月以降、『+』の有無を分けてスタジオプログラムが編成されていて、『+』表示の有るクラスを「アドバンスクラス」、無いクラスを「レギュラークラス」(極稀だが「ベーシッククラス」と呼ぶ場合もある)と呼称する。

副題

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リリースナンバー「BJ56」(日本では2011年3月発表)以降、リリースナンバーだけではなく、それぞれのリリースにテーマを持たせ、そのリリースごとに副題が付随する。[1]

  • BJ56 - N.Y.ホットネス (: N. Y. Hottness)
  • BJ57 - カリビアン・ストリート・パーティー (: Caribbean Street Party)
  • BJ58 - ザ・フューチャー・ファンク・オヴ・パリ (: The Future Funk of Paris)
  • BJ59 - バトル・イン・ザ・ブロンクス (: Battle In The Bronx)
  • BJ80 - その「瞬間(とき)」はまだ続く…(英:The Moment Continues…)
  • BJ81 - Puro Pari,Turn it up!(英:Puro Pari,Turn it up!)
  • BJ82 - イーストサイドで一発かます!(英:Bangin'On The Eastside)
  • BJ83 - アフロ・ヒップホップの戦場(英:Afro Hip Hop Battlegrounds)
  • BJ84 - ジャムステルダム(英:Jamsterdam)
  • BJ85 - これが本当の「超現実」(英:Hyperrear For Real)
  • BJ86 - うるさいほうがいいよ!(英:I Like It Loud)
  • BJ87 - 仲間たちに炎を(英:Fuego Para Mi Gente)
  • BJ88 - 上海で高く飛べ(英:Fly High In Shanghai)
  • BJ89 - 朝まで起きてる(英:Up All Night)
  • BJ90 - 90回記念!1990年代ばんざい(英:NINETY 90)
  • BJ91 - スタイル、魅力、おしゃれ、感性(英:Styles,Sass,Hips,Feels)
  • BJ92 - 爆音に次ぐ爆音(英:BANGER AFTER BANGER AFTER BANGER)
  • BJ93 - (英:MAKE DI SOUND BANG)
  • Bodyjam United - (英:OH DAMN DEES TRACKS IS FIRE)
  • BJ94 - 振り向かない(英:NOT LOOKING BACK)

関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ N.Y.HOTTNESS”. レスミルズジャパン公式ブログ (2011年2月10日). 2011年8月19日閲覧。