ボディジャム
ボディジャム(英語: Les Mills BODYJAM™)は、主にダンスの動きをベースにしたエクササイズプログラムであり、レスミルズプログラムの一種目である。
概要
[編集]ニュージーランドのオークランドを拠点とするレスミルズインターナショナル社が考案し、世界中で展開されているフィットネスプログラムである。日本では他のレスミルズプログラム同様、コナミスポーツ&ライフが総代理店となっており、2006年9月頃にリリースナンバー「BJ37」及び「BJ38」が導入された。同社経営のコナミスポーツクラブのみならず、日本国内多くのスポーツクラブでも導入されている。2011年現在、オークランド出身のダンス講師・ヒップホップダンサーのガンダルフ・アーチャー(英: Gandalf Archer、1980年7月28日 - )がプログラム・ディレクター(主に振り付け考案と使用楽曲の選別を行っている)となっている。この「ボディジャム」という片仮名表記の名称は、レスミルズインターナショナルのニュージーランド本部が権利者となって、日本の特許庁に商標登録されている(商標登録番号第4658119号)。
特徴
[編集]ヒップホップ、ストリートダンス、サンバなど様々なジャンルのダンスの動きを取り入れている。コリオ(振り付け)は左右対称の動きが中心の他のレスミルズプログラムと違い、左右が異なり且つ手と足を組み合わせた動きが多く、同プログラムの中では難度が比較的高めとされる。ダンスの動きがメインとなっていることから、このプログラムでは特別な用具は使用しない。
新リリースまでのスケジュール
[編集]現在では3箇月に1度、他のレスミルズプログラムと同時期に新リリースが発表される。
- フィルミング(リリース約5箇月前) - インストラクター配布用DVDの収録。原則ニュージーランドのレスミルズオークランドシティ店の第1スタジオで行われる。
- トラックリスト(曲目)公式発表(リリース約2箇月前)
- ワークショップ(リリース約1箇月前) - インストラクターの振り付け習得会
- 新曲発表(リリース時期) - ボディジャム実施各店舗にて各担当インストラクターによって新リリースの発表が行われる。
楽曲で多く使用されるアーティスト
[編集]所要時間と構成
[編集]プログラム構成
[編集]1回のプログラムでは、2005年のリリース以降、おおむね次のような構成で実施される。新リリースから間もない時期はそのリリースナンバーの曲を全曲通して行われることが多いが、その時期を過ぎて、次のリリース発表の直前まではバックナンバーを集めた構成で実施されることもある。
- ウォームアップ
- カーディオ1 - ヒップホップ、ラテンなど
- リカヴァリー - カーディオ1で上がった心拍数を一時落とす目的。
- カーディオ2 - ハウスなど
- グルーヴ・ダウン - 心拍数を平常時に近い状態まで戻す目的。「クール・ダウン」と呼称するインストラクターもいる。
ボディジャムテック(15分程度)
[編集]安全と効果のための基本的なテクニック、振り付けを習得する目的。原則、曲を使わずにレクチャーが行われる。「ボディジャムテク」という表記の店舗もある。本国ニュージーランドのレスミルズでは、「ボディジャムクリニック(英語: BODYJAM™ Clinic)」または「ボディジャムイントロ (英語: BODYJAM™ Intro)」と称する。
ボディジャム30又はボディジャムショート(30分)
[編集]日本では2011年6月に仮導入、同年9月より本格導入。30分間のクラス。基本フォーマットとして、最後のブロックがグルーヴ・ダウンではなくリカヴァリーにとって代わり、1レッスン30分間の構成となる。
ボディジャム45(45分)
[編集]後述の60分のクラスが12曲前後の曲数で構成されるのに対し、45分のクラスでは10曲前後で行われ、その際上記のプログラム構成のうち「カーディオ1」が短縮される場合が多い。本国ニュージーランドのレスミルズでは、「エクスプレスボディジャム (英語: Express "45 min." BODYJAM™)」と称する。
ボディジャム(60分)
[編集]基本的に上記プログラム構成の全てが行われる。
「BODYJAM+」
[編集]リリースナンバー「BJ47」(日本では2008年12月発表)以降については、同じ曲目を使用して振り付けの難易度が異なる2種類のコリオが発表されている(但し、振り付けの異なる箇所は部分的である)。難易度の高い方を、区別するために「BODYJAM+」と表記されることがあるが、国によっては難易度の高い方のみを実施していることより『+』の表示は省略されることもある。日本において多くのボディジャム実施店舗では2009年6月以降、『+』の有無を分けてスタジオプログラムが編成されていて、『+』表示の有るクラスを「アドバンスクラス」、無いクラスを「レギュラークラス」(極稀だが「ベーシッククラス」と呼ぶ場合もある)と呼称する。
副題
[編集]リリースナンバー「BJ56」(日本では2011年3月発表)以降、リリースナンバーだけではなく、それぞれのリリースにテーマを持たせ、そのリリースごとに副題が付随する。[1]
- BJ56 - N.Y.ホットネス (英: N. Y. Hottness)
- BJ57 - カリビアン・ストリート・パーティー (英: Caribbean Street Party)
- BJ58 - ザ・フューチャー・ファンク・オヴ・パリ (英: The Future Funk of Paris)
- BJ59 - バトル・イン・ザ・ブロンクス (英: Battle In The Bronx)
- BJ80 - その「瞬間(とき)」はまだ続く…(英:The Moment Continues…)
- BJ81 - Puro Pari,Turn it up!(英:Puro Pari,Turn it up!)
- BJ82 - イーストサイドで一発かます!(英:Bangin'On The Eastside)
- BJ83 - アフロ・ヒップホップの戦場(英:Afro Hip Hop Battlegrounds)
- BJ84 - ジャムステルダム(英:Jamsterdam)
- BJ85 - これが本当の「超現実」(英:Hyperrear For Real)
- BJ86 - うるさいほうがいいよ!(英:I Like It Loud)
- BJ87 - 仲間たちに炎を(英:Fuego Para Mi Gente)
- BJ88 - 上海で高く飛べ(英:Fly High In Shanghai)
- BJ89 - 朝まで起きてる(英:Up All Night)
- BJ90 - 90回記念!1990年代ばんざい(英:NINETY 90)
- BJ91 - スタイル、魅力、おしゃれ、感性(英:Styles,Sass,Hips,Feels)
- BJ92 - 爆音に次ぐ爆音(英:BANGER AFTER BANGER AFTER BANGER)
- BJ93 - (英:MAKE DI SOUND BANG)
- Bodyjam United - (英:OH DAMN DEES TRACKS IS FIRE)
- BJ94 - 振り向かない(英:NOT LOOKING BACK)
関連項目
[編集]- エアロビクス
- コナミスポーツクラブ
- レスミルズプログラム
- コアリズム
- 岡安譲 - テレビ局アナウンサー。同人のツイッターにこのプログラムが趣味であることを公言している。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “N.Y.HOTTNESS”. レスミルズジャパン公式ブログ (2011年2月10日). 2011年8月19日閲覧。