ホセ・カルロス・エレーラ
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2012年ロンドンオリンピック (右奥) | |||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||
フルネーム | ホセ・カルロス・エレーラ・バルガス | ||||||||||||||
ラテン文字 | José Carlos Herrera Vargas | ||||||||||||||
国籍 | メキシコ | ||||||||||||||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | ||||||||||||||
種目 | 100m, 200m | ||||||||||||||
大学 | モンテレイ工科大学 | ||||||||||||||
生年月日 | 1986年2月5日(38歳) | ||||||||||||||
出身地 | ヌエボ・レオン州モンテレイ | ||||||||||||||
身長 | 187cm | ||||||||||||||
体重 | 77kg | ||||||||||||||
成績 | |||||||||||||||
オリンピック | 200m 準決勝1組8着 (2016年) | ||||||||||||||
地域大会決勝 |
中央アメリカ・カリブ海競技大会 200m 3位 (2014年) 4x100mR 6位 (2014年) | ||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||
100m | 10秒21 (2014年) | ||||||||||||||
200m | 20秒17 (2016年) | ||||||||||||||
400m | 46秒18 (2010年) | ||||||||||||||
走高跳 | 1m90 (2007年, 2008年) | ||||||||||||||
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ホセ・カルロス・エレーラ・バルガス(José Carlos Herrera Vargas、1986年2月5日 - )は、メキシコ・モンテレイ出身で短距離走が専門の陸上競技選手。100mの10秒21、200mの20秒17など、複数種目のメキシコ記録保持者。2016年リオデジャネイロオリンピック男子200mのセミファイナリストである。
経歴
[編集]2007年
[編集]走高跳の選手として陸上競技選手のキャリアをスタート[1]。シーズンベストは自己ベストとなる1m90[2]。
2008年
[編集]スプリンターとしての素質があることをコーチが見抜き、走高跳から短距離走に転向[3][4]。転向1年目のベストは100mが10秒85、200mが21秒50[2]。
2014年
[編集]3月23日にモンテレイで開催された大会の男子200mにおいてメキシコ人初の20秒3台となる20秒36(+0.3)をマークし、2004年にJuan Pedro Toledoが樹立したメキシコ記録(20秒40)を10年ぶりに塗り替えた[5]。8月には2日のMemorial Rasschaert男子200mにおいて自身の持つメキシコ記録を0秒01更新する20秒35(-0.7)をマークすると[6]、同月29日のメキシコ選手権男子100mでは、1997年にCarlos Villaseñorが樹立したメキシコ記録に並ぶ10秒21(+0.8)のメキシコタイ記録をマークした[7]。11月の中央アメリカ・カリブ海競技大会男子200m決勝では20秒63(-1.8)をマークし、ロベルト・スカイヤーズ(20秒47)、ライネル・メナ(20秒54)に次いで3位に入り、自身初となる主要国際大会のメダルを獲得した[8]。
2015年
[編集]3月29日にメキシコシティで開催された大会の男子200mにおいて自身の持つメキシコ記録を更新する20秒33(0.0)をマーク[9]。5月にオランダで車の事故に遭い腰を負傷したため、7月のパンアメリカン競技大会と8月の北京世界選手権は欠場した[10][11]。
2016年
[編集]4月16日のマウント・サック・リレー男子200mにおいて20秒17(+0.9)のメキシコ記録を樹立[12]。メキシコ人初となる20秒2台を飛び越え、一気に20秒1台に突入した。2度目のオリンピック出場となった8月のリオデジャネイロオリンピック男子200mでは予選を20秒29(0.0)の組1着で突破し、この種目では2004年アテネ大会のJuan Pedro Toledo以来、3大会ぶりにメキシコ勢のセミファイナリストとなったが、準決勝は20秒48(-0.4)とタイムを落として敗退した[13]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒21 (+0.8) | 2014年8月29日 | ハラパ | メキシコ記録 |
200m | 20秒17 (+0.9) | 2016年4月16日 | ノーウォーク | メキシコ記録 |
300m | 32秒40 | 2014年7月16日 | リエージュ | メキシコ記録 |
400m | 46秒18 | 2010年3月12日 | モンテレイ | |
室内 | ||||
200m | 20秒81 | 2014年1月24日 2014年2月14日 |
アルバカーキ | メキシコ記録 |
400m | 47秒04 | 2014年2月15日 | アルバカーキ |
主要大会成績
[編集]年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2008 | 北中米カリブU23選手権 (en) | トルーカ | 200m | 予選 | 21秒84 (-1.4) | |
4x100mR | 6位 | 40秒94 (2走) | ||||
2009 | 中央アメリカ・カリブ選手権 (en) | ハバナ | 200m | 予選 | 22秒16 (-0.5) | |
400m | 予選 | 48秒25 | ||||
2010 | イベロアメリカ選手権 (en) | サン・フェルナンド | 400m | 8位 | 47秒16 | |
中央アメリカ・カリブ海 競技大会 (en) |
マヤグエス | 200m | 予選 | 21秒00 (-1.0) | ||
400m | 予選 | 47秒59 | ||||
2012 | イベロアメリカ選手権 (en) | バルキシメト | 200m | 7位 | 21秒09 (-0.9) | |
オリンピック | ロンドン | 200m | 予選 | 21秒17 (+1.1) | ||
2013 | 中央アメリカ・カリブ選手権 (en) | モレリア | 200m | 予選 | 21秒20 (-1.2) | |
2014 | パンアメリカン スポーツフェスティバル (en) |
メキシコシティ | 200m | 4位 | 20秒36 (+0.6) | |
中央アメリカ・カリブ海 競技大会 (en) |
ハラパ | 100m | 予選 | 10秒58 (-1.0) | ||
200m | 3位 | 20秒63 (-1.8) | ||||
4x100mR | 6位 | 40秒21 (4走) | ||||
2016 | オリンピック | リオデジャネイロ | 200m | 準決勝 | 20秒48 (-0.4) |
脚注
[編集]- ^ “José Carlos Herrera con apenas tres años como profesional, clasificó y participó en los últimos JO.”. Acicas Runner´s (2013年1月31日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ a b HISTORIAL ATLETICO / José Carlos Herrera Vargas メキシコ陸上競技連盟 (PDF, 354 KB) 2016年05月12日閲覧
- ^ “José Carlos Herrera, listo para competir en Atletismo en Londres 2012”. モンテレイ工科大学 (2012年7月26日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “'Río 2016 es mi revancha': José Carlos Herrera”. RÉCORD (2011年5月16日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Alumno del Tec impone nuevo récord mexicano en los 200 metros”. モンテレイ工科大学 (2014年3月26日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Tienen jornada dorada en Brasil y Bélgica atletas del Tec”. モンテレイ工科大学 (2014年8月5日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Clasifica atletismo 22 deportistas a JCC 2014”. Tiempo Real (2014年8月29日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Borel captures second CAC gold”. トリニダード・トバゴ陸上競技連盟 (2014年11月28日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Rompe José Carlos Herrera su propio récord y logra marca a Mundial de Beijing 2015”. モンテレイ工科大学 (2015年4月21日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “EXATEC listos para Río 2016”. TecReview (2016年2月15日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “MEXICANOS VIAJARON AL CAMPEONATO MUNDIAL DE ATLETISMO, EN CHINA.”. メキシコ陸上競技連盟 (2015年8月14日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “JOSÉ CARLOS HERRERA IMPONE NUEVO RECORD MEXICANO EN LOS 200 METROS PLANOS Y SE METE A LA ELITE MUNDIAL DE ESTA DISTANCIA”. メキシコ陸上競技連盟 (2016年4月16日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “第31回オリンピック男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2016年8月17日). 2016年8月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- ホセ・カルロス・エレーラ - 国際オリンピック委員会
- ホセ・カルロス・エレーラ - オリンピックチャンネル
- ホセ・カルロス・エレーラ - Olympedia
- ホセ・カルロス・エレーラ - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- ホセ・カルロス・エレーラ - 国際陸上競技連盟
- ホセ・カルロス・エレーラ - IAAFダイヤモンドリーグ
記録 | ||
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先代(タイ記録保持者) Carlos Villaseñor (10秒21) 1997年7月11日 |
男子100m メキシコ記録保持者 (10秒21) 2014年8月29日 - |
次代 未定 |
先代 Juan Pedro Toledo (20秒40) 2004年8月24日 |
男子200m メキシコ記録保持者 (20秒36 - 20秒17) 2014年3月23日 - |
次代 未定 |