ホシユタカ
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ホシユタカは、1987年(昭和62年)に近畿中国四国農業研究センターによって育成されたイネ(稲)の品種[1]。高アミロース米品種の一つ[2]。旧系統名は「中国96号」[1]。「中国55号」と「KC89」とを交配して育成された[1]。
粒型は細長粒[1]。近畿以西での栽培に適し、熟期は、関東では晩生の晩[1]。強稈のため耐倒伏性は極強で、収量は多収である[1]。
アミロース含有率は30%程度[1]。炊飯米は硬く粘りが少ないため米飯用には向かないが、ピラフやパエリヤなどの調理用に向くほか、粒が煮崩れしにくい特徴からおかゆにも適している[1]。また、他の品種に比べて草葉が多く繁るため、ホールクロップサイレージ用の飼料用米としても利用される[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 石谷, 孝佑 編『米の事典 -稲作からゲノムまで-』(新版)幸書房、2009年11月20日。ISBN 9784782103388。
- 日本食糧新聞社 編『全国お米のこだわり銘柄事典』日本食糧新聞社、2018年4月18日。ISBN 9784889272666。