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ホシユタカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ホシユタカは、1987年(昭和62年)に近畿中国四国農業研究センターによって育成されたイネ(稲)の品種[1]。高アミロース米品種の一つ[2]。旧系統名は「中国96号」[1]。「中国55号」と「KC89」とを交配して育成された[1]

粒型は細長粒[1]。近畿以西での栽培に適し、熟期は、関東では晩生の晩[1]。強稈のため耐倒伏性は極強で、収量は多収である[1]

アミロース含有率は30%程度[1]。炊飯米は硬く粘りが少ないため米飯用には向かないが、ピラフパエリヤなどの調理用に向くほか、粒が煮崩れしにくい特徴からおかゆにも適している[1]。また、他の品種に比べて草葉が多く繁るため、ホールクロップサイレージ用の飼料用米としても利用される[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 石谷 2009, p. 153.
  2. ^ 日本食糧新聞社 編 2018, p. 169.

参考文献

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  • 石谷, 孝佑 編『米の事典 -稲作からゲノムまで-』(新版)幸書房、2009年11月20日。ISBN 9784782103388 
  • 日本食糧新聞社 編『全国お米のこだわり銘柄事典』日本食糧新聞社、2018年4月18日。ISBN 9784889272666 

関連項目

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