ペンシル・パッキン・パパ
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『ペンシル・パッキン・パパ』 | ||||
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ホレス・シルヴァー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1994年1月10日 - 11日 ロサンゼルス オーシャン・ウェイ・レコーディング[2] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ホレス・シルヴァー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ホレス・シルヴァー アルバム 年表 | ||||
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『ペンシル・パッキン・パパ』(Pencil Packin' Papa)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、ホレス・シルヴァーが1994年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]コロムビア・レコード移籍後としては2作目のアルバムで、最終的には本作をもって同社との契約が終了した[3]。全曲とも6人編成のブラス・セクションが参加し、また、テナー・サクソフォーン奏者4人がソロイストとして迎えられたのに加えて、収録曲のうち4曲ではO・C・スミスのボーカルがフィーチャーされた[2]。「マイ・マザーズ・ワルツ」はシルヴァーの母、「レッド・ビーンズ・アンド・ライス」はルイ・アームストロング、「ブルース・フォー・ブラザー・ブルー」は、かつてシルヴァーのグループで活動していたブルー・ミッチェルに捧げられた曲である[4]。
評価
[編集]スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「シルヴァーのピアノ・ソロは、いつも通り刺激的かつ独創的で、音楽活動を始めてから40年以上の時を経ても、全く情熱が失われていない」と評している[2]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「前作同様時代を超越したファンキー路線」と評されている[1]。
収録曲
[編集]全曲ともホレス・シルヴァー作。1. 4. 5. 7. 9. 10.はインストゥルメンタル。
- ペンシル・パッキン・パパ - "Pencil Packin' Papa" - 5:48
- アイ・ゴット・ザ・ダンシン・ブルース - "I Got the Dancin' Blues" - 7:09
- ソウル・メイツ - "Soul Mates" - 6:50
- アイ・ニード・マイ・ベイビー - "I Need My Baby" - 7:02
- マイ・マザーズ・ワルツ - "My Mother's Waltz" - 6:10
- レッド・ビーンズ・アンド・ライス - "Red Beans and Rice" - 7:21
- ブルース・フォー・ブラザー・ブルー - "Blues for Brother Blue" - 8:13
- レット・イット・オール・ハング・アウト - "Let It All Hang Out" - 4:56
- セニョール・ブルース - "Señor Blues" - 6:58
- ビバ・アモール - "Viva Amour" - 6:00
参加ミュージシャン
[編集]- ホレス・シルヴァー - ピアノ
- O・C・スミス - ボーカル(on #2, #3, #6, #8)
- レッド・ホロウェイ - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #1, #2, #4, #6, #8, #9, #10)
- エディ・ハリス - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #1, #9)
- ジェームス・ムーディ - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #4, #10)
- リッキー・ウッダード - テナー・サクソフォーン・ソロ(on #7, #8)
- オスカー・ブラッシャー、ロン・スタウト、ジェフ・バーネル - トランペット、フリューゲルホルン
- スゼット・モリアーティ - フレンチホルン
- ジョージ・ボハノン - トロンボーン
- モーリス・スピアーズ - バストロンボーン
- ボブ・メイズ - ベース
- カール・バーネット - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “ホレス・シルヴァー/ペンシル・パッキン・パパ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年12月4日閲覧。
- ^ a b c d Yanow, Scott. “Pencil Packin' Papa - Horace Silver - Album”. AllMusic. 2024年12月4日閲覧。
- ^ “A Fireside Chat With Horace Silver”. All About Jazz (2003年12月18日). 2024年12月4日閲覧。
- ^ CD英文ライナーノーツ(ホレス・シルヴァー)
外部リンク
[編集]- ペンシル・パッキン・パパ - Discogs (発売一覧)