ベルトラン・ボネロ
ベルトラン・ボネロ Bertrand Bonello | |||||||||||||||
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生年月日 | 1968年9月11日(56歳) | ||||||||||||||
出生地 | フランス ニース | ||||||||||||||
職業 | 映画監督・脚本家・作曲家 | ||||||||||||||
活動期間 | 1996年 - | ||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||
『メゾン ある娼館の記憶』 『SAINT LAURENT/サンローラン』 | |||||||||||||||
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ベルトラン・ボネロ (Bertrand Bonello, 1968年9月11日 - ) は、フランスの映画監督、脚本家、作曲家。
来歴
[編集]1968年9月11日、フランス・ニースで生まれ、パリとモントリオールで暮らす[1]。
1996年、ピエル・パオロ・パゾリーニの伝記を元にした短編『Qui je suis』を製作し[2]、映画監督としてデビュー。2年後の1998年には初の長編『何か有機的なもの』を製作。第48回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で上映された[3]。
2001年にジャン=ピエール・レオを映画監督役に起用した『ポルノグラフ』は、同年の第54回カンヌ国際映画祭の国際批評家週間部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞[4]。2003年の『ティレジア』は第56回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された[5]。2008年、マチュー・アマルリックを映画監督役に起用した『戦争について』を発表。第25回マイアミ映画祭のカッティング・エッジ・コンペティション部門でグランプリを受賞した[6]。
2011年には19世紀から20世紀の高級娼館を舞台にした『メゾン ある娼館の記憶』を発表。第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された[7]。第37回セザール賞では7部門にノミネートされ、アナイス・ロマンが衣装デザイン賞を受賞した。2014年、ギャスパー・ウリエルを主演に迎え、イヴ・サン=ローランの伝記映画『Saint Laurent』を製作[8]。第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された[9]。また、第87回アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表作品に選出された[10][11]。2015年、パリでテロを計画する若者たちを描くアクション映画『Paris est une fête』を製作[12]。同作は2016年に『ノクトラマ/夜行少年たち』と改題されて発表。カンヌ国際映画祭への出品は見送られたが[13]、サン・セバスティアン国際映画祭やマール・デル・プラタ国際映画祭などのコンペティション部門に出品された[14]。
人物
[編集]ルキノ・ヴィスコンティに影響を受けている。スプリットスクリーンを好んで使用する。また、作曲家としても活動しており、自身の監督作の音楽も手がけている。クラシック音楽に造詣が深いことでも知られる。
『SAINT LAURENT/サンローラン』(2014年)まで撮影監督を担当していたジョゼ・デエーは元妻。
監督作品
[編集]長編映画
[編集]- 何か有機的なもの Quelque chose d'organique (1998年)
- ポルノグラフ Le Pornographe (2001年)
- ティレジア Tiresia (2003年)
- 戦争について De la guerre (2008年)
- メゾン ある娼館の記憶 L'Apollonide: Souvenirs de la maison close (2011年)
- Ingrid Caven, musique et voix (2012年)
- SAINT LAURENT/サンローラン Saint Laurent (2014年)
- ノクトラマ/夜行少年たち Nocturama (2016年)
- Zombi Child (2019年)
短編映画
[編集]- Qui je suis (1996年)
- The Adventures of James and David (2002年)
- Cindy: The Doll Is Mine (2005年)
- My New Picture (2006年)
- Where the Boys Are (2010年)
- Sarah Winchester, opéra fantôme (2016年)
脚注
[編集]- ^ “Bertrand Bonello's Biography”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “Qui ie suis”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “Bertrand Bonello's Biography”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “Bertrand Bonello's Biography”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “2003 Cannes Film Festival”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “2008 Miami Film Festival”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “2011 Cannes Film Festival”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “Saint Laurent”. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “D’Yves à Saint Laurent, le portrait de Bertrand Bonello”. Cannes. 17 May 2014閲覧。
- ^ “Bonello's Saint-Laurent for the Oscars”. 24 fois la vérité. 5 October 2014閲覧。
- ^ “France Sends ‘Saint Laurent’ to Campaign For Foreign-Language Oscar Nominations”. Variety. 5 October 2014閲覧。
- ^ “Bertrand Bonello mon prochain film suivra des jeunes qui posent des bombes à Paris”. Les Inrocks. 2 January 2015閲覧。
- ^ “Nocturama son absence à Cannes, le parti pris du film... Bonello dit tout”. Première. 31 May 2016閲覧。
- ^ “Nocturama Awards”. IMDb. 16 January 2016閲覧。