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ベニハシガラス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベニハシガラス属
ベニハシガラス
ベニハシガラス Pyrrhocorax pyrrhocorax
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: カラス科 Corvidae
: ベニハシガラス属 Pyrrhocorax
Tunstall, 1771
      キバシガラス
      ベニハシガラス
      両種
キバシガラス Pyrrhocorax graculus

ベニハシガラス属(ベニハシガラスぞく、Pyrrhocorax)は、鳥綱スズメ目カラス科に属する属。模式種ベニハシガラス

分布

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アイルランドアゼルバイジャンアフガニスタンアルジェリアアルバニアアルメニアアンドライギリスイスラエルイタリアイラクイランインドウズベキスタンエチオピアオーストリアカザフスタンギリシアキルギスクロアチアジョージアシリアスイススペインタジキスタン中国ドイツトルクメニスタントルコネパールパキスタンブータンフランスブルガリアボスニア・ヘルツェゴビナポルトガルマケドニア共和国モロッコモンゴルロシア

形態

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全長38cm程。全身は金属光沢のある黒い羽毛で覆われる。嘴はやや細く、先端が下方へ向かう。

測定値および識別[1]
特徴 ベニハシガラス キバシガラス
体重 285–380 g 191–244 g
翼長 24.9–30.4 cm 25.0–27.4 cm
尾長 12.6–14.5 cm 15.0–16.7 cm
跗蹠 5.5–5.9 cm 4.1–4.8 cm
嘴長 4.1–5.6 cm 3.1–3.7 cm
嘴色 赤色 黄色
飛翔時の識別:
ベニハシガラスは初列風切の「翼先の分離」があり、尾はキバシガラスより短い。
Flying Red-billed Chough silhouetted against the sky Flying Alpine Chough silhouetted against the sky

生態

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高山や海岸等の岩壁に生息する。山腹では気流を利用し、飛翔することもある。高山に生息する個体は冬季になると低所へ降りることもある。主に群れで行動する。

食性は雑食で、果実種子昆虫類等を食べる。

岩の割れ目や洞穴などに営巣する。抱卵はメスのみが行い、オスがメスに餌を運ぶ。

分類

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人間との関係

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山小屋から出る残飯を食べることがある。

脚注

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  1. ^ Data from Madge, Steve; Burn, Hilary (1994). Crows and Jays: A Guide to the Crows, Jays and Magpies of the World. A & C Black. pp. 132–135. ISBN 0-7136-3999-7  for the nominate subspecies in each case, except for the tarsus and weight measurements for Alpine Chough, which are for P. g. digitatus

参考文献

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  • 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、6頁。
  • 『動物大百科9 鳥III』、平凡社、1986年、146-149頁。
  • Steve Madge and Hilary Burn, Crows and Jays, London:Christopher Helm, 1994

関連項目

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