ベニエガイ
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ベニエガイ | |||||||||||||||||||||
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ベニエガイ Barbatia fusca
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
B. fusca (Bruguière , 1789)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Arca bicolorata Dillwyn, 1817 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ベニエガイ(紅江貝) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Burnt almond ark 中名 棕蚶 (zōng hān)[3] |
ベニエガイ(紅江貝、Barbatia fusca)は、フネガイ科、エガイ属 Barbatiaに属する二枚貝である[4]。
形態
[編集]約5cm以下の円形の厚い貝殻をもつ。殻の色は暗赤褐色で白い2条の放射線が殻頂から伸びる。殻の表面にはヒゲが生え、後部の放射肋約3本に沿ったヒゲは特に長い。軟体部はフネガイ科の特徴として、足糸 (byssus)で岩などに固着してくらすため足は発達しない。前後に閉殻筋がある。水管は無い[5]。中央部に鰓が斜めに広がり、本種の鰓は緑色を帯びる[1]。
生態
[編集]足糸を殻の開口部から出して、潮間帯下の岩礁の隙間や岩石の下またはサンゴのかけらに固着してくらす[5]。
分布
[編集]紀伊半島以南、インド-西太平洋に産する[6]。
化石
[編集]人との関係
[編集]江戸時代後期の武蔵石壽による目八譜(もくはちふ)に、紅江介が図示されている[8]。
出典
[編集]- ^ a b Antonio Agüera García and Graham Oliver (2008). “Species discrimination in seven species of Barbatia (Bivalvia: Arcoidea) from Thailand with a redescription of B. grayana (Dunker, 1858)”. The Raffles Bulletin of Zoology sup.18: 7-23.
- ^ “Barbatia amygdalumtostum”. WoRMS. 2022年1月28日閲覧。
- ^ 王海艳,张涛,马培振,蔡蕾,张振 (2016). 中国北部湾潮間帯現生貝類図鑑 212 棕蚶. 科学出版社. ISBN 978-7-03-048557-1
- ^ 波部忠重・小菅貞男 (1967/8/10). 標準原色図鑑全集 3 貝P45. 保育社
- ^ a b 奥谷喬司『世界文化生物大図鑑『貝類』 フネガイ科 松隈明彦p.274』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5。
- ^ “Barbatia amygdalumtostum”. DiscoverLife. 2022年1月28日閲覧。
- ^ 蟹江康光 松田時彦 松島善章 平田大二 鹿島薫 松原彰子 (1989). “三浦市天然記念物「諸磯の隆起海岸」および周辺の完新統”. 横須賀市博研報「自然」 37: 45-53 .
- ^ 武蔵石壽 (1843). “(七)紅江介”. 目八譜 (武蔵石壽) 三 .