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ヘヴィ・ラヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヘヴィ・ラヴ』
バディ・ガイスタジオ・アルバム
リリース
録音 テネシー州ナッシュビル サウンド・キッチン[2]
ジャンル ブルース
時間
レーベル シルヴァートーン
プロデュース デヴィッド・Z
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 163位(アメリカ[3]
  • バディ・ガイ アルバム 年表
    ライヴ!ザ・リアル・ディール
    (1996年)
    ヘヴィ・ラヴ
    (1998年)
    バディズ・バッデスト:ザ・ベスト・オブ・バディ・ガイ
    (1999年)
    テンプレートを表示

    ヘヴィ・ラヴ』(Heavy Love)は、アメリカ合衆国ブルース・ミュージシャン、バディ・ガイ1998年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    過去にジョニー・ラング英語版等の作品を手がけてきたデヴィッド・Zがプロデューサーに起用され、収録曲「ミッドナイト・トレイン」にはラングがゲスト参加した[4]。なお、ガイは既に自身のライヴでラングをオープニングアクトに起用しており、当時10代のラングを「声や演奏を聴く限りじゃ35歳ぐらいだと思ったよ」と称賛したという[5]

    「アイ・ニード・ユー・トゥナイト」はZZトップのカヴァーで[4][5]、オリジナル・ヴァージョンはアルバム『イリミネイター』(1983年)に収録されている。トニー・ジョー・ホワイトのカヴァー「ディド・サムバディ・メイク・ア・フール・アウト・オブ・ユー」では、ガイはギブソンアコースティック・ギターを使用している[5]

    反響・評価

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    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、1998年6月20日に163位を記録するが、翌週にはチャート圏外に消えた[3]。また、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは2位に達し[6]トップ・ヒートシーカーズでは3位に達した[7]

    第41回グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞にノミネートされた[8]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「彼の演奏は、幾分ロック寄りになり過ぎているきらいもあるが、バディ・ガイの自由奔放かつハードにロックしたレコードを求める向きにとっては、『ヘヴィ・ラヴ』は決して悪い作品ではない」と評している[4]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「昔の名曲をカヴァーしても伝統芸術に埋もれたりせず、現在進行形の若々しいブルースに昇華させ、嬉々として歌い演奏する姿にはホント頭が下がる」と評されている[1]

    収録曲

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    1. ヘヴィ・ラヴ - "Heavy Love" (Dan Penn, Jon Tiven, Sally Tiven) - 5:41
    2. ミッドナイト・トレイン - "Midnight Train" (J. Tiven, Roger Reale) - 5:21
    3. アイ・ガット・ア・プロブレム - "I Got a Problem" (Gene Barge, Jesse Anderson) - 5:17
    4. アイ・ニード・ユー・トゥナイト - "I Need You Tonight" (Billy Gibbons, Dusty Hill, Frank Beard) - 5:17
    5. サタデー・ナイト・フィッシュ・フライ - "Saturday Night Fish Fry" (Louis Jordan, Walsh Ellis Lawrence) - 5:29
    6. ハッド・ア・バッド・ナイト - "Had a Bad Night" (Buddy Guy) - 4:44
    7. アー・ユー・ロンリー・フォー・ミー・ベイビー - "Are You Lonely for Me Baby" (Bert Berns) - 3:55
    8. アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー - "I Just Want to Make Love to You" (Willie Dixon) - 3:26
    9. ディド・サムバディ・メイク・ア・フール・アウト・オブ・ユー - "Did Somebody Make a Fool Out of You" (Tony Joe White) - 7:50
    10. ホウェン・ザ・タイム・イズ・ライト - "When the Time Is Right" (Steve Cropper, Glen Clark) - 4:32
    11. レット・ミー・ショウ・ユー - "Let Me Show You" (B. Guy) - 5:35

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. ノーバディ・アンダースタンズ・ミー・バット・マイ・ギター - "Nobody Understands Me But My Guitar" (Rick Christian, Jack Holder) - 5:10
    2. ユア・マインズ・オン・ヴァケイション - "Your Mind's on Vacation" (Mose Allison) - 3:19

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b バディ・ガイ/ヘヴィ・ラヴ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年2月2日閲覧。
    2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    3. ^ a b Buddy Guy Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年2月2日閲覧。
    4. ^ a b c Erlewine, Stephen Thomas. “Heavy Love - Buddy Guy”. AllMusic. 2022年2月2日閲覧。
    5. ^ a b c Guy, Paul (1998年). “Buddy Guy interview”. 2022年2月2日閲覧。
    6. ^ Buddy Guy Chart History - Blues Albums”. Billboard. 2022年2月2日閲覧。
    7. ^ Buddy Guy - Chart History - Heatseekers Albums”. Billboard. 2022年2月2日閲覧。
    8. ^ Buddy Guy - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年2月2日閲覧。