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ヘルスウォール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘルスウォール
欧字表記 Health Wall[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1999年3月6日[1]
死没 不明(2018年11月17日用途変更[2]
エリシオ[1]
サラトガフラッシュ[1]
母の父 Spectacular Bid[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 鈴木義孝[1]
調教師 森秀行栗東[1]
競走成績
生涯成績 14戦3勝[1]
12戦3勝(中央
2戦0勝(地方
獲得賞金 8719万8000円[1]
勝ち鞍
GIII チューリップ賞 2002年
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ヘルスウォール(欧字名:Health Wall1999年3月6日 - 不明)は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2002年のチューリップ賞

経歴

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デビュー前

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1999年セレクトセールにて、鈴木義孝に1890万円で落札された[1]。当初の馬名は「サカンダンサー」であったが、2001年5月24日付で「ヘルスウォール」に改名された[3]

競走馬時代

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2001年6月9日函館競馬場6レースの2歳新馬戦でデビューし5着。翌月、同じく函館で開催されたダートの2歳未勝利戦にて初勝利を挙げた。一週間後、格上挑戦でGIII・函館2歳ステークスに出走。初の重賞挑戦だったが、先行策でレースを進め、サダムブルースカイの3着に好走した。翌8月のダリア賞は上り最速の脚で前方集団をまとめて差し切り、2勝目を挙げた。11月のファンタジーステークスキタサンヒボタンの4着。GI初挑戦となった年末の阪神ジュベナイルフィリーズは初の掲示板外となる8着に敗れた。3週間後には2戦目以来となるダート戦の全日本2歳優駿に出走したが、9着完敗に終わった。

2002年は3月の桜花賞トライアル・チューリップ賞より始動。逃げ・番手でレースを進め、直線で迫るオースミコスモを半馬身差に抑えて重賞初優勝を飾った。桜花賞本番は直線で伸びきれず5着。5月の優駿牝馬は18着のしんがり負け、10月の秋華賞もブービーの17着惨敗に終わった。

翌2003年も調子は上向かず、5月の都大路ステークスで最下位に沈んだのを最後に競走馬を引退した。

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後、生まれ故郷の社台ファームで繁殖入りした。

2007年12月9日、初仔のアサクサダンディ(父:フジキセキ)が2歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。

2013年11月2日、5番仔のマーブルカテドラル(父:ダイワメジャー)がアルテミスステークスを勝ち、産駒重賞初勝利を挙げた。

2018年11月17日付で用途変更[2]功労馬繋養展示事業の対象にはなっておらず、その後の行方は不明。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2001.06.09 函館 2歳新馬 芝1000m(良) 13 8 12 003.60(2人) 05着 01:00.3(37.1) -1.3 0横山典弘 53 ベルベットスノー 480
0000.07.21 函館 2歳未勝利 ダ1000m(良) 6 6 6 001.80(1人) 01着 R1:00.2(36.3) -0.2 0横山典弘 53 (チアズスピードオー) 476
0000.07.29 函館 函館2歳S GIII 芝1200m(良) 13 6 9 021.20(6人) 03着 R1:11.5(37.1) -0.4 0勝浦正樹 54 サダムブルースカイ 474
0000.08.19 新潟 ダリア賞 OP 芝1200m(良) 8 8 8 001.20(1人) 01着 01:09.8(35.0) -0.3 0後藤浩輝 54 (マルハチストライク) 474
0000.11.04 京都 ファンタジーS GIII 芝1400m(良) 15 7 14 007.10(3人) 04着 R1:22.9(35.3) -0.3 0横山典弘 54 キタサンヒボタン 482
0000.12.02 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 4 7 009.50(5人) 08着 R1:35.6(35.9) -0.5 0M.デムーロ 54 タムロチェリー 490
0000.12.25 川崎 全日本2歳優駿 GII ダ1600m(良) 10 8 9 00000(3人) 09着 01:44.1(40.9) -1.6 0石崎隆之 53 プリンシパルリバー 479
2002.03.02 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 16 3 5 016.70(5人) 01着 R1:35.2(36.1) -0.1 0M.デムーロ 54 オースミコスモ 476
0000.04.07 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 8 17 015.30(9人) 05着 R1:34.7(36.1) -0.4 0M.デムーロ 55 アローキャリー 482
0000.05.19 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 8 16 025.4(11人) 18着 02:31.4(38.9) -3.7 0勝浦正樹 55 スマイルトゥモロー 476
0000.09.07 新潟 紫苑S OP 芝1800m(良) 13 4 5 019.90(7人) 04着 R1:47.4(33.5) -0.4 0村田一誠 54 オースミコスモ 490
0000.10.13 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 3 6 134.7(14人) 17着 R2:00.4(35.5) -2.3 0秋山真一郎 55 ファインモーション 488
2003.04.28 船橋 マリーンC GIII ダ1600m(良) 11 8 11 00000(8人) 中止 0後藤浩輝 55 ラヴァリーフリッグ 486
0000.05.11 京都 都大路S OP 芝1600m(重) 13 1 1 069.9(10人) 13着 R1:38.9(39.4) -3.1 0四位洋文 54 トレジャー 486

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 2005年 アサクサダンディ 栗毛 フジキセキ 田原慶子 美浦戸田博文 7戦2勝(現役中死亡)
3着・ニュージーランドT(GII)
[5]
2番仔 2007年 デルマアグリッピナ 鹿毛 スペシャルウィーク 浅沼廣幸
→(有)マスト
→白木昇
→木村純
→吉田哲
美浦・矢野英一
北海道千葉津代士
名古屋田中敏和
川崎山田質
水沢佐藤雅彦
浦和平山真希
84戦13勝(抹消) [6]
3番仔 2008年 デルマクリシュナ 栗毛 ハーツクライ 浅沼廣幸
→(株)マステック
美浦・菊澤隆徳
→北海道・堂山芳則
→美浦・大和田成
→名古屋・竹之下昭憲
82戦8勝(抹消) [7]
4番仔 2010年 ナイスキャッチ 栗毛 ネオユニヴァース 吉田千津
→(同)JPN技研
栗東五十嵐忠男
西脇田中道夫
→名古屋・伊藤勝己
→北海道・柳沢好美
笠松井上孝彦
→北海道・柳沢好美
→笠松・町野良隆
金沢金田一昌
68戦1勝(抹消) [8]
5番仔 2011年 マーブルカテドラル 鹿毛 ダイワメジャー (有)社台レースホース 美浦・上原博之 17戦3勝(抹消、繁殖)
優勝・アルテミスS(重賞)
[9]
6番仔 2014年 リードフルート 鹿毛 ネオユニヴァース (有)社台レースホース
中本行則
美浦・上原博之
園田玉垣光章
12戦0勝(抹消、繁殖) [10]
7番仔 2015年 デルマシードル 黒鹿毛 ダイワメジャー 浅沼廣幸
→(同)MIRAI
美浦・和田勇介
→金沢・金田一昌
→金沢・川添明弘
35戦1勝(抹消) [11]
8番仔 2016年 オースミカテドラル 黒鹿毛 (株)オースミ
→鶴谷義雄
栗東・高橋亮
→北海道・堂山芳則
→水沢・小林義明
船橋岡林光浩
盛岡櫻田康二
57戦7勝(現役) [12]
9番仔 2018年 シャークスフィン 黒鹿毛 ヴィクトワールピサ (有)社台レースホース 美浦・奥村武 3戦0勝(現役中死亡) [13]
  • 2024年10月11日現在


血統表

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ヘルスウォール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ノーザンダンサー系

*エリシオ
鹿毛 1993
父の父
Fairy King
鹿毛 1982
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Helice
鹿毛 1988
Slewpy Seattle Slew
Rare Bouquet
Hirondelle Val de l'Orne
Hermanville

*サラトガフラッシュ
栗毛 1985
Spectacular Bid
芦毛 1976
Bold Bidder Bold Ruler
High Bid
Spectacular Promised Land
Stop On Red
母の母
Solo Haina
鹿毛 1976
Solo Landing First Landing
Darlin Patrice
Lahaina Native Dancer
Rosa Bonheur
母系(F-No.) サラトガフラッシュ(USA)系(FN:4) [§ 2]
5代内の近親交配 Native Dancer 5×4、To Market 5×5(母内)、Palestinian 5×5(母内) [§ 3]
出典
  1. ^ [14], [15]
  2. ^ [14], [15]
  3. ^ [14], [15]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ヘルスウォール”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月20日閲覧。
  2. ^ a b ヘルスウォール (JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年8月20日閲覧。
  3. ^ 登録馬名変更通知(13/05/24~13/07/26)”. 国内競馬情報. 競馬文化フォーラム (2001年8月10日). 2005年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月24日閲覧。
  4. ^ "ヘルスウォールの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月20日閲覧
  5. ^ アサクサダンディ”. netkeiba.com. 2022年8月20日閲覧。
  6. ^ デルマアグリッピナ”. netkeiba.com. 2022年8月20日閲覧。
  7. ^ デルマクリシュナ”. netkeiba.com. 2022年8月20日閲覧。
  8. ^ ナイスキャッチ”. netkeiba.com. 2022年8月20日閲覧。
  9. ^ マーブルカテドラル”. JBISサーチ. 2022年8月23日閲覧。
  10. ^ リードフルート”. JBISサーチ. 2022年8月23日閲覧。
  11. ^ デルマシードル”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  12. ^ オースミカテドラル”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  13. ^ シャークスフィン”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  14. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ヘルスウォール”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月20日閲覧。
  15. ^ a b c ヘルスウォールの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月20日閲覧。

外部リンク

[編集]