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ヘニッジ・フィンチ (第2代エイルズフォード伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トマス・ハドソンによる肖像画、1740年ごろ。

第2代エイルズフォード伯爵ヘニッジ・フィンチ英語: Heneage Finch, 2nd Earl of Aylesford1683年8月27日洗礼 – 1757年6月29日)は、グレートブリテン王国の貴族、政治家。1714年から1719年までガーンジー卿儀礼称号を使用した。

生涯

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初代エイルズフォード伯爵ヘニッジ・フィンチ英語版とエリザベス・バンクス(Elizabeth Banks初代準男爵サー・ジョン・バンクス英語版の娘)の息子として、オルベリー英語版で生まれた[1]ウェストミンスター・スクールで教育を受けた後[2]、1700年6月27日にオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学した[3]

1704年11月、メイドストーン選挙区英語版の補欠選挙で当選して庶民院議員になった[2]。この時期はちょうど便宜的国教徒禁止法案が提出された時期であり、高教会派の家族出身であるフィンチは順当に賛成票を投じた[2]。しかし、翌1705年の総選挙英語版で敗北して議席を失った[2]。落選後は一時的に一介の地方ジェントルマンのような生活を送った[2]

1710年春にトーリー党が政権を握る勢いを見せると、フィンチは同年の総選挙でメイドストーン選挙区とサリー選挙区英語版から出馬、メイドストーン選挙区では落選したがサリー選挙区で当選した[2]。この時期はトーリー党員として活動、1711年6月にはロバート・ハーレーがフィンチを王室宝石管理長官英語版に任命して支持を確保しようとした[2]。しかし、1713年に入ると「気まぐれ」を見せるようになり、トーリー党員にもかかわらず「スペインなくして講和なし」の動議を支持、1714年にはボリングブルック子爵がハーレーにフィンチの解任を求めたが受け入れられなかった[2]。フィンチは1714年8月のジョージ1世即位を支持して官職の留任につながり[2]1715年ジャコバイト蜂起でも政府を支持したが、結局蜂起に参加したジャコバイト貴族の処刑に反対した廉で1716年初に解任された[4]

1719年7月22日に父が死去すると、エイルズフォード伯爵の爵位を継承[1]、以降は貴族院でトーリー党員として活動した[4]

1757年6月29日に死去、息子ヘニッジが爵位を継承した[1]

家族

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1712年12月9日、アン・フィッシャー(Ann Fisher、1740年5月28日没、第3代準男爵クレメント・フィッシャーの娘)と結婚[1]、1男3女をもうけた[5]

第2代エイルズフォード伯爵はこの結婚を通じてパッキントン英語版の領地を獲得した[1]

出典

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  1. ^ a b c d e Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1910). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Ab-Adam to Basing) (英語). Vol. 1 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. p. 365.
  2. ^ a b c d e f g h i Hanham, Andrew A. (2002). "FINCH, Hon. Heneage II (1683-1757), of Albury, Surr.". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2019年8月30日閲覧
  3. ^ Foster, Joseph, ed. (1891). "Faber-Flood". Alumni Oxonienses 1500-1714 (英語). Oxford: University of Oxford. pp. 480–509.
  4. ^ a b Sedgwick, Romney R. (1970). "FINCH, Heneage, Lord Guernsey (?1683-1757).". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2019年8月30日閲覧
  5. ^ "Aylesford, Earl of (GB, 1714)". Cracroft's Peerage (英語). 18 August 2008. 2019年8月30日閲覧
  6. ^ Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, H. Arthur, eds. (1916). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Dacre to Dysart) (英語). Vol. 4 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. p. 334.
イングランド議会 (en
空位
最後の在位者
サー・ロバート・マーシャム準男爵英語版
サー・トマス・ロバーツ準男爵英語版
庶民院議員(メイドストーン選挙区英語版選出)
1704年 – 1705年
同職:トマス・ブリス英語版
次代
トマス・ブリス英語版
サー・トマス・コルペパー準男爵英語版
グレートブリテン議会英語版
先代
サー・リチャード・オンズロー準男爵
サー・ウィリアム・スコーエン英語版
庶民院議員(サリー選挙区英語版選出)
1710年 – 1719年
同職:サー・フランシス・ヴィンセント 1710年 – 1713年
サー・リチャード・オンズロー準男爵 1713年 – 1715年
トマス・オンズロー 1715年 – 1717年
デンジル・オンズロー英語版 1717年 – 1719年
次代
デンジル・オンズロー英語版
ジョン・ウォルター
公職
先代
ジョン・チャールトン
王室宝石管理長官英語版
1711年 – 1716年
次代
ジェームズ・ブルデネル英語版
グレートブリテンの爵位
先代
ヘニッジ・フィンチ英語版
エイルズフォード伯爵
1719年 – 1757年
次代
ヘニッジ・フィンチ