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ブルーファミリー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ブルーファミリー
欧字表記 Blue Family[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1990年4月7日[1]
抹消日 1997年8月4日[2]
父 テューター[1]
母 ノーザンファミリー[1]
母の父 マルゼンスキー[1]
生国 日本の旗 日本（北海道三石町）[1]
生産者 明治牧場[1]
馬主 河本正男
→森杉茂
→橋本善吉[1]
調教師 栗田繁（大井）
→米川伸也（道営）[1]
競走成績
生涯成績 26戦9勝[1]
獲得賞金 2億4260万0000円[1]
勝ち鞍 東京シティ盃（1994年）
東京王冠賞（1993年）
羽田盃（1993年）
黒潮盃（1993年）
京浜盃（1993年）
青雲賞（1992年）[1]
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ブルーファミリー(Blue Family)[1]とは日本の競走馬、種牡馬。おもな勝ち鞍に1993年の羽田盃、東京王冠賞、1994年の東京シティ盃など。

戦績

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

1992年9月28日、大井競馬場でのサラ系3歳新馬戦でデビューし、1着。2戦目嵯峨菊特別1着を経て青雲賞で重賞初制覇。12月中にもう1戦走って勝利し、3歳時は4戦4勝とする。4歳となり、初戦の京浜盃を制すると続けて黒潮盃も勝ち、三冠第一冠羽田盃も5馬身差で勝利[4]。無敗のまま東京ダービーを迎えたが、当時の南関東公営競馬では「外枠希望」という制度があり、ゲートに不安があったため最後の枠入りとなる外枠をここまで希望してきており、東京ダービーでもコース設定上不利と言われている外枠をあえて希望してレースに臨んだ[4]。レースでは、この時に限っては外枠が災いし、桑島孝春騎乗のプレザントが逃げの手に出ると離れた2番手のポジションに位置取りしたが、最後の直線でも伸びきれず5着に終わった[4]。

秋に入り、東京盃4着から駒を進めた東京王冠賞を制して二冠馬となったが、12月の東京大賞典は14頭立ての13着に終わる。古馬となり、金盃2着、帝王賞4着と2戦勝てず、オープン特別の隅田川賞ではアングロアラブのトチノミネフジの2着に終わり、そのまま休養に入る。1995年1月の東京シティ盃で復帰して1着となった後は6着以下の成績が続き、1996年9月の東京盃14着を最後にホッカイドウ競馬・米川伸也厩舎に移ったが、移籍後も4戦して未勝利に終わり、1997年7月旭川競馬場での南十字星特別8着が最後の競馬となった。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[3]、netkeiba.com[5]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭数 枠番 馬番 （人気） 着順 タイム 着差 騎手 斤量
[kg]		 勝ち馬/（2着馬）
1992.09.28 大井 サラ系3歳新馬 ダ1000m（良） 8 5 5 0（1人） 01着 01:02.1 -1.0 的場文男 53 （オリオンフレンズ）
0000.11.10 大井 嵯峨菊特別 ダ1200m（良） 10 8 10 0（1人） 01着 01:15.2 -0.5 的場文男 53 （スーパーランドル）
0000.12.02 大井 青雲賞 ダ1600m（稍） 12 8 12 0（2人） 01着 01:41.6 -0.3 的場文男 54 （キタサンテイオー）
0000.12.28 大井 胡蝶蘭特別 ダ1600m（良） 9 8 9 0（1人） 01着 01:43.3 -0.6 的場文男 57 （トウケイアクター）
1993.02.04 大井 京浜盃 ダ1700m（良） 16 8 15 0（1人） 01着 01:48.3 -0.0 的場文男 55 （アーデルエルザ）
0000.04.08 大井 黒潮盃 ダ1800m（良） 16 8 15 0（1人） 01着 01:54.4 -0.7 的場文男 56 （プレザント）
0000.05.12 大井 羽田盃 芝2000m（良） 16 8 16 0（1人） 01着 02:05.7 -1.0 的場文男 56 （サトノライデン）
0000.06.04 大井 東京ダービー ダ2400m（良） 14 8 14 0（1人） 05着 02:37.2 -1.2 的場文男 56 プレザント
0000.09.27 大井 東京盃 ダ1200m（良） 16 2 3 0（1人） 04着 01:12.8 -1.3 的場文男 54 ハナセール
0000.11.11 大井 東京王冠賞 ダ2600m（良） 11 8 10 0（2人） 01着 02:49.7 -0.3 的場文男 57 （サトノライデン）
0000.12.29 大井 東京大賞典 ダ2800m（良） 14 4 5 0（2人） 13着 03:03.3 -2.9 早田秀治 54 ホワイトシルバー
1994.03.03 大井 金盃 ダ2000m（良） 15 2 3 0（2人） 02着 02:05.0 -0.1 的場文男 57 ツキノイチバン
0000.04.12 大井 帝王賞 ダ2000m（良） 16 7 14 0（2人） 04着 02:04.9 -0.2 的場文男 56 スタビライザー
0000.05.16 大井 隅田川賞 ダ1800m（良） 13 8 13 0（1人） 02着 01:51.0 -0.2 的場文男 57 トチノミネフジ
1995.01.04 大井 東京シティ盃 ダ1400m（重） 12 6 8 0（1人） 01着 01:25.3 -0.1 早田秀治 58 （ホクトタイクーン）
0000.03.06 大井 金盃 ダ2000m（良） 16 5 10 0（2人） 07着 02:06.8 -1.5 的場文男 56.5 アマゾンオペラ
0000.05.24 大井 マイルグランプリ ダ1600m（良） 14 4 6 0（2人） 14着 01:42.0 -4.2 的場文男 57 アマゾンオペラ
0000.06.23 大井 大井記念 ダ2600m（重） 15 1 1 0（2人） 10着 02:52.8 -3.0 早田秀治 56.5 ホウエイコスモス
0000.07.27 大井 関東盃 ダ1600m（良） 13 2 2 0（7人） 09着 01:40.3 -1.1 早田秀治 56.5 プレザント
1996.06.18 大井 カペラ賞 ダ1800m（重） 14 6 10 0（5人） 14着 02:01.5 -6.3 佐宗応和 57.5 サーストンシンオー
0000.07.27 大井 サンタアニタT ダ1600m（稍） 12 1 1 0（7人） 12着 01:44.8 -3.8 佐宗応和 56.5 ホクトムソウ
0000.09.26 大井 東京盃 ダ1200m（稍） 15 2 4 （12人） 14着 01:15.1 -2.9 内田博幸 57 トキオクラフティー
0000.11.07 帯広 摩周湖特別 ダ1800m（良） 11 2 2 0（7人） 11着 02:08.7 - 米川昇 64 ヤマノセイコー
1997.04.29 札幌(公) 瑞穂賞 ダ1700m（良） 12 6 8 （12人） 11着 01:52.1 -4.8 齊藤正弘 56 オースミダイナー
0000.06.12 札幌(公) 美しが丘特別 ダ1700m（良） 9 6 6 0（6人） 07着 01:50.8 -3.0 齊藤正弘 57 ヤマノセイコー
0000.07.10 旭川 南十字星特別 ダ1600m（良） 10 7 7 0（9人） 08着 01:48.2 -2.4 米川昇 58 インマノカミ

引退後

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引退後は種牡馬となったが、供用初年度の1998年8月1日に死亡した[6]。血統登録頭数は9頭、出走頭数はそのうち4頭であった[7]。

血統表

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ブルーファミリーの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
 [§ 2]
父

*テューター
Tutor
1985 黒鹿毛
父の父
Mr.Prospector
1976 鹿毛 		Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Love of Learning
1967 黒鹿毛 		Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
母

ノーザンファミリー
1983 黒鹿毛 		マルゼンスキー
1974 鹿毛 		Nijinsky II 1967 Northern Dancer
Flaming Page
*シル
Shill 1970 		Buckpasser
Quill
母の母
マルゼンファミリー
1978 黒鹿毛 		*ボールドリック
Baldric 1961 		Round Table
Two Cities
ソクホウ *ヴェンチア
ホーリーヒット
母系(F-No.) ヘレンサーフ系(FN:16-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Princequillo 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8][9]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “ブルーファミリー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月1日閲覧。
  2. ^ “ブルーファミリー 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2020年6月1日閲覧。
  3. ^ a b “ブルーファミリー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月1日閲覧。
  4. ^ a b c REWIND 90's 連載第1回 1993年 東京ダービー - web Furlong
  5. ^ “ブルーファミリーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月1日閲覧。
  6. ^ “ジャパン・スタッドブック・インターナショナル”. 2021年6月9日閲覧。
  7. ^ “ブルーファミリー 種牡馬情報：世代・年次別（サラ系総合）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月1日閲覧。
  8. ^ a b c “ブルーファミリー 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月1日閲覧。
  9. ^ a b “ブルーファミリーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月1日閲覧。

外部リンク

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