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ブランドン・ワークマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブランドン・ワークマン
Brandon Workman
ボストン・レッドソックス時代
(2014年9月10日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州 アーリントン
生年月日 (1988-08-13) 1988年8月13日(36歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト2巡目
初出場 2013年7月10日
最終出場 2021年7月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブランドン・カーリン・ワークマンBrandon Carlin Workman, 1988年8月13日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州アーリントン出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

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プロ入りとレッドソックス時代

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2010年MLBドラフト2巡目(全体57位)でボストン・レッドソックスから指名され、契約金80万ドルで入団[1]

2012年はAA級ポートランド・シードッグスでプレー。

2013年はAAA級ポータケット・レッドソックスで開幕を迎えるも、アンドリュー・ミラー故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格。7月20日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。その後は、ポストシーズンでも合計7試合に登板するなど、レッドソックスのブルペンの一角を担った。

2014年3月7日にレッドソックスと1年契約に合意した[2]。レギュラーシーズンでは19試合に投げ、前年と比べ先発登板する機会が大幅に増えた。6月10日のボルチモア・オリオールズ戦では、7回途中を1安打無失点に抑える好投を披露して初勝利を収める[3]ものの、以降の12試合・11先発の登板で10連敗を喫するなどし、通算では1勝10敗、防御率5.17という不本意な成績に終わった。

2015年6月15日にトミー・ジョン手術を受けた[4]。結局、2015年は登板ゼロに終わった。

2016年もメジャーのマウンドに登る事なくシーズンを終えた。マイナーでは3ランクで計10試合に登板したが、防御率7.65、WHIP1.85と大炎上だった。

2017年はメジャーのマウンドに復帰し、33試合にリリーフ登板した。1勝1敗、防御率3.18、WHIP1.21と手術前よりも好成績を挙げた。

2018年の1月に年俸調停で83万5000$の単年契約を結んだ[5]。また、2018年から背番号を67から44に変えた[6][7]スプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームで9登板、防御率5.59、WHIP1.76とある程度の結果だったことからAAA級ポータケットで開幕を迎えることになった[8]。6月5日にドリュー・ポメランツの故障者リスト入りにより、メジャーへの昇格を果たす[9]。6月と7月で21登板で18回と2/3回を投げ、防御率は2.89だった。7月26日にネイサン・イオバルディがロースターに入るためAAA級ポータケットに降格した[10]。7月31日から8月12日にかけて[10][11]クリス・セールが故障者リストに入ったため、その期間メジャーに昇格し5登板で5回と2/3回を投げ、1失点・防御率1.59だった。8月18日に再びセールが故障者リストに入ったため、メジャーに昇格した[11]。レギュラーシーズンでは、43登板で41回と1/3回を投げ、6勝1敗、防御率3.27、37奪三振を記録した。ポストシーズンでは、2018年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ2018年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズのロースターに入ったが、3登板で1回を投げ、5失点を許した。2018年のワールドシリーズではワークマンの代わりにポメランツがロースターに入った[12]。その後、レッドソックスはワールドシリーズ優勝を決め、自身のキャリアで2回目のワールドシリーズ優勝を経験した[13]

フィリーズ時代

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2020年8月21日にニック・ピベッタコナー・シーボルド英語版とのトレードで、ヒース・ヘンブリーと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[14]。オフの10月28日にFAとなった[15]

カブス時代

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2021年2月18日にシカゴ・カブスと100万ドルの単年契約を結んだ[16]。オプションとして最大200万ドルの出来高が含まれる。4月29日にDFAとなり[17]、その後自由契約となった。

レッドソックス復帰

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2021年5月6日に古巣のレッドソックスとマイナー契約を結んだ[18]。6月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。7月29日にDFAとなり、8月1日にマイナー契約を拒否してFAとなった[20]

レンジャーズ傘下時代

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2022年3月11日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加したが、開幕ロースターを勝ち取ることはできず、4月5日に自由契約となった[21]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2013 BOS 20 3 0 0 0 6 3 0 1 .667 180 41.2 44 5 15 1 0 47 1 0 23 23 4.97 1.42
2014 19 15 0 0 0 1 10 0 1 .091 378 87.0 88 11 36 0 1 70 2 0 57 50 5.17 1.43
2017 33 0 0 0 0 1 1 0 4 .500 162 39.2 37 7 11 2 1 37 1 0 17 14 3.18 1.21
2018 43 0 0 0 0 6 1 0 7 .857 167 41.1 34 6 16 0 0 37 0 0 15 15 3.27 1.21
2019 73 0 0 0 0 10 1 16 15 .909 286 71.2 29 1 45 4 2 104 4 1 18 15 1.88 1.03
2020 7 0 0 0 0 0 0 4 0 ---- 31 6.2 8 0 4 0 0 8 0 0 3 3 4.05 1.80
PHI 14 0 0 0 0 1 4 5 1 .200 70 13.0 23 4 9 2 0 15 0 0 11 10 6.92 2.46
'20計 21 0 0 0 0 1 4 9 1 .200 101 19.2 31 4 13 2 0 23 0 0 14 13 5.95 2.24
2021 CHC 10 0 0 0 0 0 2 0 2 .000 43 8.0 12 2 7 0 0 11 1 0 9 6 6.75 2.38
BOS 19 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 93 20.0 24 2 14 2 0 14 0 1 11 11 4.95 1.90
'21計 29 0 0 0 0 1 2 0 4 .333 136 28.0 36 4 21 2 0 25 1 1 20 17 5.46 2.04
MLB:7年 238 18 0 0 0 26 22 25 33 .542 1410 329.0 299 38 157 11 4 343 9 2 164 147 4.02 1.39
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2013 BOS 20 0 1 0 0 1.000
2014 19 8 5 1 0 .929
2017 33 1 3 0 0 1.000
2018 43 6 3 0 0 1.000
2019 73 4 5 0 1 1.000
2020 7 0 0 0 0 ----
PHI 14 0 3 0 0 1.000
'20計 21 0 3 0 0 1.000
2021 CHC 10 1 2 0 0 1.000
BOS 19 2 2 0 0 1.000
'21計 29 3 4 0 0 1.000
MLB 238 22 24 1 1 .979
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

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  • 67(2013年 - 2014年、2017年)
  • 44(2018年 - 2020年、2021年途中 - 同年途中)
  • 45(2021年 - 同年途中)

脚注

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  1. ^ NESN.com – Red Sox sign second round pick Brandon Workman
  2. ^ Red Sox Agree to Terms With 19 Players on 2014 Contracts”. MLB.com Red Sox Press Release (2014年3月7日). 2014年3月8日閲覧。
  3. ^ Brandon Workman allows one hit as Red Sox edge Orioles”. ESPN.com (2014年6月10日). 2014年10月21日閲覧。
  4. ^ Brandon Workman undergoes successful Tommy John surgery MLB.com Press Release (2015年6月15日) 2015年6月28日閲覧
  5. ^ “Red Sox's Brandon Workman: Avoids arbitration”. CBSSports.com. (2018年12月2日). https://www.cbssports.com/fantasy/baseball/news/red-soxs-brandon-workman-avoids-arbitration-642008/ January 29, 2018閲覧。 
  6. ^ MLB Players Who Wore Number 67”. Baseball-Reference.com. 2018年12月2日閲覧。
  7. ^ 40-Man Roster”. MLB.com. 2018年12月2日閲覧。
  8. ^ Randall, Dakota (March 26, 2018). “Red Sox Roster Moves: Brandon Workman Optioned, Three Pitchers Put On DL”. https://nesn.com/2018/03/red-sox-roster-moves-brandon-workman-optioned-two-pitchers-put-on-dl/ 2018年12月2日閲覧。 
  9. ^ Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (June 2018). 2018年12月2日閲覧。
  10. ^ a b Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (July 2018). 2018年12月2日閲覧。
  11. ^ a b Red Sox Roster & Staff – Transactions”. MLB.com (August 2018). 2018年12月2日閲覧。
  12. ^ Cole, Mike (October 23, 2018). “Red Sox World Series Roster: Drew Pomeranz Added As Sox Take On Dodgers”. https://nesn.com/2018/10/red-sox-world-series-roster-drew-pomeranz-added-as-sox-take-on-dodgers/ 2018年12月2日閲覧。 
  13. ^ Boston Red Sox win 2018 World Series.”. MLB.com. 2018年12月2日閲覧。
  14. ^ Phils add relievers Workman, Hembree, Hale” (英語). MLB.com. 2020年8月22日閲覧。
  15. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月16日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月19日閲覧。
  16. ^ Cubs To Sign Brandon Workman” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月18日閲覧。
  17. ^ Cubs Designate Brandon Workman For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月30日閲覧。
  18. ^ Red Sox Sign Brandon Workman To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月4日閲覧。
  19. ^ Red Sox Select Brandon Workman” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月4日閲覧。
  20. ^ Darragh McDonald (2021年8月1日). “Brandon Workman Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月12日閲覧。
  21. ^ Brandon Workman: Released by Rangers”. CBSSports.com (2022年4月5日). 2023年6月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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