ブラッディ・マリー (伝承)
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ブラッディ・マリー(英:Bloody Mary)とは、アメリカ合衆国の都市伝説に登場する女性の幽霊[1]。
概要
[編集]呼び方
[編集]真夜中に鏡の前に立ち、名を呼ぶと姿を現すとされる。肝試しとして行われることが多い。呼び出す方法は、真夜中に一人で鏡の前に立ち3回名前を呼ぶというものが基本だが[2]、その場で3回まわる[3]、蝋燭を灯すなどいくつかのバリエーションが伝わる[4]。家の鏡のほかに、生前にゆかりがあった場所で車のバックミラーに姿を現すというバージョンもあり、その場合は一度でも彼女を話題に出せばその場に複数人いても姿を現すとされている。
容姿
[編集]多くの場合長い髪の比較的若い女性で、血まみれの衣装を身につけているとされている[5]。彼女を呼び出した場合、顔を引っかかれて気絶する程度で済む場合から、発狂、死亡[4]までさまざまなバージョンが語られるが[3]、何らかの怪我を負わされるという点は共通している[2]。
正体
[編集]正体は、わが子を殺した若い寡婦、幼い子供を亡くした母[2]、若くして非業の死を遂げた女学生などとされることが多い。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- ちょっと怖い話製作委員会『英語でゾクゾクするちょっと怖い話 : どんどん読める背筋がひんやり』アルク、2014年、15-17頁。ISBN 9784757424609。 NCID BB16952457。OCLC 1035518239。国立国会図書館書誌ID:025561891 。2023年3月21日閲覧。
- 闇月麗『ミラクルきょうふ!本当に怖い話心霊学園』西東社、2015年、105頁。ASIN 4791622766。ISBN 9784791622764。OCLC 914250019。国立国会図書館書誌ID:026518352 。2023年3月21日閲覧。
- 黒影幽『最恐ホラー呪われた怪談ファイル : 大迫力!恐怖マンガ』西東社、2015年、96頁。ASIN B011KPBOW6。ISBN 9784791623341。OCLC 914616573。国立国会図書館書誌ID:026548093 。2023年3月21日閲覧。
- 朝里樹『世界の都市伝説大事典』新星出版社、2021年、225頁。ISBN 9784405073357。 NCID BC08156012。OCLC 1262177892。国立国会図書館書誌ID:031508848 。2023年3月21日閲覧。
- 朝里樹『大迫力!戦慄の都市伝説大百科』西東社、2022年、35頁。ASIN 479163151X。ISBN 9784791631513。OCLC 1351666215。国立国会図書館書誌ID:032470683 。2023年3月21日閲覧。