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ブライアン・ケンプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブライアン・ケンプ
Brian Kemp
生年月日 (1963-11-02) 1963年11月2日(61歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ジョージア州アセンズ
出身校 ジョージア大学
所属政党 共和党
配偶者 マーティ・アルゴ・ケンプ
子女 3人
サイン

在任期間 2019年1月14日 - 現職
副知事 ジェフ・ダンカン(2019年 - 2023年)
バート・ジョーンズ(2023年 - )

ジョージア州の旗 ジョージア州
第27代州務長官
在任期間 2010年1月8日 - 2018年11月8日
州知事 ソニー・パーデュー
ネイサン・ディール

ジョージア州の旗 ジョージア州
上院議員
在任期間 2003年1月3日 - 2007年1月3日
州知事 ソニー・パーデュー
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ブライアン・ポーター・ケンプ: Brian Porter Kemp1963年11月2日 - )は、アメリカ合衆国実業家政治家である。第27代ジョージア州州務長官、ジョージア州上院議員を歴任したのち、第83代ジョージア州知事を務める[1]。所属政党は共和党

ジョージア大学卒業。政界入りまでアグリビジネスや金融、不動産関連の複数の会社を経営していた[2]。2002年、ジョージア州上院議員に初当選。2006年に州農務長官に立候補したが、共和党の予備選で敗退した。2010年、州知事のソニー・パーデューから州務長官に指名され、2014年にも再任された。2015年には、600万人以上の有権者の個人情報が12の組織に漏えいしていたデータ流出事件で批判された[3]。2016年には、同年の大統領選挙におけるロシアの干渉に対抗するため、国土安全保障省が要請していた協力を、全米の州の担当者で唯一拒否した。

2018年の州知事選挙に共和党から立候補したが、選挙運動の間も州務長官を辞任することを拒んだため物議をかもし、民主党から職権乱用と批判された。その後、本選挙で僅差で勝利し、その直後に州務長官を辞任した[4]。州知事1期目には新型コロナウイルス感染症の世界的流行が発生したが、マスクの着用義務化と外出禁止令に反対し、州全体より厳しい公衆衛生規則を地方自治体が施行することを禁止した.[5][6]2020年の大統領選挙後には、選挙結果を事実上追認したことで、選挙における不正を主張していた大統領のドナルド・トランプから非難された[7][8]。2021年には期日前投票の拡大と、地方の選挙管理人に対する州政府の権限強化を図る2021年選挙公正法に署名した[9]

2022年の州知事選挙では、共和党予備選で前連邦上院議員のデービッド・パーデューの挑戦を受けたが、トランプの支持を取り付けたパーデューに対して圧勝を収めた[10][11]。11月8日の本選挙でも、民主党候補のステイシー・エイブラムス元州下院議員を前回よりも大きな得票差で下し再選された[12]


脚注

[編集]
  1. ^ Swearing-in dates of state legislators elected on November 6, 2018”. Ballotpedia. February 9, 2019時点のオリジナルよりアーカイブMarch 13, 2019閲覧。
  2. ^ Conservative Small Businessman Brian Kemp Running For Governor” (英語). Kemp for Governor (July 27, 2017). January 19, 2019時点のオリジナルよりアーカイブJanuary 18, 2019閲覧。
  3. ^ undefined. “Georgia voters to get credit monitoring in massive data breach” (English). The Atlanta Journal-Constitution. ISSN 1539-7459. https://www.ajc.com/news/state--regional-govt--politics/georgia-voters-get-credit-monitoring-massive-data-breach/ltp8wFqT9tabUDrI2bUmpM/ 2021年12月5日閲覧。 
  4. ^ Blinder, Alan (2018年11月8日). “Brian Kemp Resigns as Georgia Secretary of State, With Governor's Race Still Disputed” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2018/11/08/us/georgia-brian-kemp-resign-stacey-abrams.html 2021年12月4日閲覧。 
  5. ^ Alan Judd; Greg Bluestein (May 1, 2020). “Lifting stay-at-home order, Kemp shifts focus to economic recovery”. The Atlanta Journal-Constitution. https://www.ajc.com/news/lifting-stay-home-order-kemp-shifts-focus-economic-recovery/XpDEUrQcQPQ5ejjMJUIqmO/ 
  6. ^ Kemp bans cities, counties from mandating masks”. The Atlanta Journal-Constitution (July 15, 2020). 2024年2月3日閲覧。
  7. ^ “Georgia election: Trump voter fraud claims and others fact-checked” (英語). BBC News. (2021年1月6日). https://www.bbc.com/news/55561877 2021年1月27日閲覧。 
  8. ^ Georgia Code Title 21. Elections § 21-2-499” (英語). Findlaw. 2021年1月27日閲覧。
  9. ^ Scanlan, Quinn (March 25, 2021). “Kemp signs sweeping elections bill passed by Georgia legislature. Here's what's in it.”. ABC News. https://abcnews.go.com/Politics/kemp-sign-sweeping-elections-bill-passed-georgia-legislature/story?id=76677927 8 June 2021閲覧。 
  10. ^ Greenwood, Max (2022年5月25日). “Kemp defeats Perdue in Georgia, a major blow to Trump” (英語). The Hill. 2022年5月25日閲覧。
  11. ^ Georgia Gov. Brian Kemp defeats David Perdue in GOP primary” (英語). AP News (2022年5月24日). 2022年5月25日閲覧。
  12. ^ “Brian Kemp defeats Stacey Abrams to win Georgia governor reelection bid, CNN projects”. CNN.com. CNN. (2022年11月9日). https://edition.cnn.com/2022/11/08/politics/brian-kemp-stacey-abrams-georgia-governor-results/index.html 2022年11月18日閲覧。 

外部リンク

[編集]
先代
ネイサン・ディール
ジョージア州の旗 ジョージア州知事
第83代:2019年1月14日 -
次代
現職