コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

BUDDHA BRAND

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブッダブランドから転送)
BUDDHA BRAND
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ヒップホップ
活動期間 1990年 - 2005年2019年 -
レーベル cutting edge
公式サイト http://www.buddhabrand.tokyo/
メンバー DEV LARGEMC
CQ(MC)
NIPPS(MC)
DJ MASTERKEYDJ

BUDDHA BRAND(ブッダ・ブランド)は、日本のヒップホップユニット

1989年に結成。1996年cutting edgeよりメジャーデビュー2005年に、MC3名によってILLMATIC BUDDHA MC'Sを結成。2019年5月5日より再始動。

メンバー

[編集]

MC

[編集]
リーダー。全てのプロデュース及びトラックメイキングも担当した。2005年以降は、D.L名義で活動。本名は、今 秀明(こん ひであき)。
  • CQ(シーキュー)
1998年以降は、主にキエるマキュウのメンバーとして活動。本名は、平栗 隆(ひらぐり たかし)。
2007年以降は、TETRAD THE GANG OF FOUR、The Sexorcistのメンバーとして活動。本名は、木村 秀己(きむら ひでみ)。

DJ

[編集]
本名は、矢沢 正樹(やざわ まさき)。

来歴

[編集]

1988年にCQ、DJ MASTERKEYニューヨークに渡り、1989年DEV LARGENIPPSと出会い、前身グループ「うわさのチャンネル」を結成[注 1]1990年にグループ名をBUDDHA BRANDに改名し、本格的に活動を開始。

1995年日本に帰国し、翌1996年5月22日、シングル「人間発電所」でcutting edgeよりデビュー。同年7月7日に開催されたヒップホップイベント「さんピンCAMP」に出演。SHAKKAZOMBIEとのユニット大神としての出演や、DEV LARGEはLAMP EYEの「証言」のMCとしても出演した。

1996年12月4日、シングル「黒船」を発売。翌1997年4月23日にシングル「ブッダの休日」を発売し[注 2]、同年11月12日にもシングル「天運我に有り(撃つ用意)」を発売。また、当楽曲はトヨタ自動車ハイラックス ピックアップ」のCMソングに起用、BUDDHA BRAND自身もCMに出演した。1998年にDEV LARGEがレコードレーベル「EL DORADO RECORDS」を設立。

2000年1月26日、ミニアルバム『DON'T TEST DA MASTER』を発売し、同年3月15日にはベストアルバム『病める無限のブッダの世界 〜BEST OF THE BEST(金字塔)〜』を発売。同年7月28日のフジロックフェスティバルに「BUDDHA BRAND & EL DORADO ALL STARS」としてEL DORADO RECORDS所属のLUNCH TIME SPEAXSUIKENらと共に出演。

以降はBUDDHA BRANDとしての活動は休止状態となり、メンバーはそれぞれソロ活動や客演等で活動していたが、2015年以降グループ名義でイベントに出演するなど事実上再結成している。

2003年、ベストアルバムの再編集盤『DEV LARGE プレゼンツ:病める無限のラップの世界』、『DEV LARGE プレゼンツ:病める無限のインストの世界』を同時発売。2005年、MC3名によってILLMATIC BUDDHA MC'Sを結成。

2011年1月19日、DEV LARGEがBUDDHA BRAND関連音源を使用したミックスCD『D.L presents : Official Bootleg Mix-CD "ILLDWELLERS" g.k.a ILLMATIC BUDDHA MC'S Mixed by MUTA』をcutting edgeより発売。メンバーそれぞれのソロ作品や客演作品からも選曲されており、ミックスはDJ MUTA(JUSWANNA)が担当した。このミックスCDを制作することになったきっかけについてDEV LARGEは、「出来の悪いBUDDHA BRANDのミックスCDが半ばオフィシャルな状態で勝手に出されてる」との報告を受け、「変なもんをブッダのファンが掴まされないためにオフィシャルを作らなければならないと思わされた。」とコメントしている[2]

2015年5月4日早朝にDEV LARGEが急逝[1][3]。5月5日にK DUB SHINEZeebraらがTwitter等のSNSで報じ[4][5][6]、6日にはDEV LARGEの所属レーベルであるPヴァインによって公式に発表された[7]

2019年5月5日、再始動を発表。10月30日には再始動後初のアルバム、『これがブッダブランド!』がリリースされた。

ディスコグラフィ

[編集]

シングル

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1996年5月22日 人間発電所 プロローグ CTCR-14043 2003年12月3日再発売
2nd 1996年12月4日 黒船 CTCR-14061
3rd 1997年4月23日 ブッダの休日 CTCR-14072
4th 1997年11月12日 天運我に有り(撃つ用意) CTDR-24014 2003年12月3日再発売

アルバム

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st mini 2000年1月26日 DON'T TEST DA MASTER CTCR-40032 オリコン最高23位、登場回数4回
Best 2000年3月15日 病める無限のブッダの世界 〜BEST OF THE BEST (金字塔)〜 CTCR-14150/1 2枚組ベストアルバム
オリコン最高15位、登場回数10回
Best 2003年12月3日 DEV LARGE プレゼンツ:病める無限のラップの世界 CTCR-14308 ベストアルバムの再編集盤
Best DEV LARGE プレゼンツ:病める無限のインストの世界 CTCR-14309 ベストアルバムの再編集盤
Best 2019年10月30日 これがブッダブランド! BN-229:通常盤
BN-230:生産限定盤
生産限定盤はインストCDが付属した2枚組
オリコン最高21位、登場回数3回

アナログ

[編集]
  • 「Funky Methodist / ILLSON」(1995年) - 12"EP
  • 「人間発電所 (ORIGINAL '95 VINYL VERSION)」(1995年) - 12"EP
  • 「Funky Methodist」 (1997年) - 12"EP
  • 「ブッダの休日」(1998年) - 12"EP
  • 「REMIX (KRUSH GROOVE4)」(1998年) - 12"EP
  • 「DON'T TEST DA MASTER」(1999年) - 12"EP
  • 「HI-JACK」(1999年) - 12"EP
  • 「RETURN OF THE BUDDHA BROS.」(1999年) - 12"EP
  • 「人間発電所 (CLASSIC MIX) / 大怪我3000」(1999年) - 12"EP
  • 「Codeな会話」(2019年6月19日) - 7"EP
  • 「PUNCH (仮)」(2019年8月14日) - 7"EP
  • 「Kushokan」(2019年11月20日) - 7"EP
  • 「これがブッダブランド!」(2020年5月27日) - LP

その他

[編集]

ILLMATIC BUDDHA MC'S

[編集]

2005年アメリカ・ニューヨークのヒップホップグループ、ウルトラ・マグネティック・MC'S英語版のカバー「Bait 2005」をえん突つレコーディングよりアナログシングルとして発売。同楽曲は同年8月3日にMASTERSIX FOUNDATIONから発売されたコンピレーションアルバム『えん突つサンプラー Vol.2』に収録されている。

2006年11月29日、スチャダラパーとのスプリットシングル「TOP OF TOKYO/TT2 オワリのうた」を発売。ILLMATIC BUDDHA MC'Sによる「TOP OF TOKYO」がアニメ『TOKYO TRIBE2』の主題歌、スチャダラパーによる「TT2 オワリのうた」がエンディングテーマとなっている。

ディスコグラフィ

[編集]

スプリットシングル

[編集]

アナログ

[編集]
  • 「病める無限のブッダの世界 〜Best Of The Best(金字塔)〜」 - 3枚組。
  • 「病める無限のブッダの世界 〜Best Of The Best(金字塔)〜 Inst Album」 - 3枚組。
  • 「BAIT 2005」

コンピレーション

[編集]
  • 「えん突つサンプラー vol.2」(2005年8月3日)
    • 「BAIT 2005 feat. KURO-OVI」

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ のちに「Numb Brain Buddha Brand」と改名。
  2. ^ この頃、雑誌FRONT4月号でDEV LARGEが自身の連載でNIPPSの脱退を発表した事もあったが、事実上は在籍し続けていた。

出典

[編集]

外部リンク

[編集]

BUDDHA BRAND OFFICIAL WEBSITE]