フレンズ・オブ・マイン
「フレンズ・オブ・マイン」 | ||||||||
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ゾンビーズ の シングル | ||||||||
初出アルバム『オデッセイ・アンド・オラクル』 | ||||||||
B面 | ビーチウッド・パーク | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
録音 | ロンドン、EMIレコーディング・スタジオ(1967年6月1日) | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | CBSレコード | |||||||
作詞・作曲 | クリス・ホワイト | |||||||
ゾンビーズ シングル 年表 | ||||||||
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「フレンズ・オブ・マイン」(Friends of Mine)は、ゾンビーズが1967年に発表した楽曲。
概要
[編集]1965年1月発売の「テル・ハー・ノー」がビルボード・Hot 100の6位を記録するものの[2][3]、ゾンビーズのその後のシングルはどれもヒットどころかチャートにすら入らなかった。1967年3月に発表したリトル・アンソニー&ザ・インペリアルズ(Little Anthony and the Imperials)のカバー「Goin' Out of My Head」もチャート入りを逃し、業を煮やしたグループはついにデッカ・レコードからCBSレコードに移籍する。
1967年6月1日からゾンビーズはEMIレコーディング・スタジオでアルバムの制作を開始。初日に録音したのがクリス・ホワイトが書いたこの「フレンズ・オブ・マイン」であった。
「彼女といると/話すことといったら君のことばかり/君がこんなこと言ってただとか/こんなことしてたとか/恋する二人/彼らは僕の友だちだ/彼らだけがもっているもの/それはふつうじゃ見つけられない」と歌うコリン・ブランストーンのリード・ボーカルの合間に、ロッド・アージェントとクリス・ホワイトはコーラスで男女の名前を連呼する。ジョイスとテリー。ポールとモリー。リズとブライアン。ジョイとデイヴィッド。キムとマギー。ジューンとダフィー。ジーンとジム。ジムとクリスティン。名前はグループの周りにいた実際のカップルからとられた[4]。
ホワイトは『モジョ』2008年2月号のインタビューでこう答えている。「悲しいことだけれど、あのカップルたちのほとんどは結局は別れてしまった。この世にもういない人もいる。でもジムとジーンは今もいっしょだよ。それからジムとクリスティンも」[4]
1967年9月22日、シングルA面として発売されるがまたもチャートには入らなかった。1968年4月発売のアルバム『オデッセイ・アンド・オラクル』に収録。
CBSレコードのプロデューサーだったアル・クーパーの進言により、1968年10月22日に『オデッセイ・アンド・オラクル』から「ふたりのシーズン(Time of the Season)」がアメリカでシングルカットされるが、「フレンズ・オブ・マイン」はそのB面に収録された。なお「ふたりのシーズン」は翌1969年にビルボード・Hot 100で3位、キャッシュボックスで1位、カナダで1位を記録するなど大ヒットとなった。