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フレッチャー FD-25

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フレッチャー FD-25

フレッチャー FD-25 ディフェンダー(1971年)

フレッチャー FD-25 ディフェンダー(1971年)

フレッチャー FD-25 ディフェンダーFletcher FD-25 Defender)は、1950年代米国で開発された小型地上攻撃機練習機である。

設計と開発

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ディフェンダーは、固定尾輪式降着装置を持つ保守的な片持ち式低翼単葉であり、主翼に2丁の機関銃を、主翼下のパイロンに投棄可能な外装搭載部を備える。機体は全金属製で、パイロットは幅広いパースペックスキャノピーの中に搭乗。練習機型である複座のA型と、軽攻撃機型である単座のB型が存在する。

運用の歴史

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フレッチャーによって単座型2機と複座型1機の試作機が製作されたが、アメリカ軍からの発注が無かった。しかし日本東洋航空工業1952年(昭和27年)に製造権を買い取り、約1ダースを製造し、7機(うち3機がFD-25A、3機がFD-25B)をカンボジア[1]、4機をベトナムへ、1機のFD-25Bをタイ[2]販売した。1機が完全な飛行可能な状態で現存し、EAAエアヴェンチャー2010 航空ショーに登場している。また、1961年(昭和36年)には東京都立航空工業高等専門学校(現東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス)に東洋航空工業が製造したうちの2機(FD-25AとFD-25Bが1機ずつ)が買い取られており、うちFD-25Bは1970年(昭和45年)頃まで試験機として使用された後、現在は双方ともに日本航空協会によって重要航空遺産に指定され、同校の科学技術展示館で静態展示されている。

要目(FD-25B)

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  • 乗員:1名
  • 全長:6.38 m (20 ft 11 in)
  • 全幅:9.14 m (30 ft 0 in)
  • 全高:1.60 m (5 ft 3 in)
  • 翼面積:13.9 m2 (150 ft2)
  • 空虚重量:645 kg (1,421 lb)
  • 全備重量:1,223 kg (2,696 lb)
  • エンジン:コンチネンタル E-225-8、225 hp (167 kW)
  • 最大速度:300 km/h (190 mph)
  • 巡航高度:5,000 m (16,400 ft)
  • 航続距離:1,335 km (834 miles)
  • 上昇率:8.8 m/s (1,720 ft/min)
  • 武装:
    • 2 × 前方固定.30 (7.62 mm) 機関銃(主翼)
    • 500 lb (230 kg) of disposable stores on eight underwing pylons, including bombs, rockets, and napalm tanks

出典

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  1. ^ Grandolini 1988, p.39.
  2. ^ 松崎豊一『図説国産航空機の系譜 上』グランプリ出版、2004年、130頁。ISBN 978-4876872589 

関連項目

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