フルート協奏曲 (藤倉大)
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フルート協奏曲は、日本の作曲家藤倉大が2015年に作曲したフルートと管弦楽のための協奏曲である。演奏時間は約18分。
作曲の経緯
[編集]本作は、名古屋フィルハーモニー交響楽団とセントポール室内管弦楽団の共同委嘱によって制作された[1]。作品はオーケストラ版とアンサンブル版の2種類が制作された。
初演
[編集]オーケストラ版の世界初演および日本初演は、2015年12月11日にクレア・チェイスの独奏、マーティン・ブラビンズの指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏によって行われた[2]。
アンサンブル版の世界初演は2016年に「モストリー・モーツァルト・フェスティバル」の一環として、クレア・チェイスの独奏、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルの演奏によって行われた[3]。
アンサンブル版の日本初演は2017年5月4日に東京芸術劇場で行われた「ボーン・クリエイティブ・フェスティバル」の一環として、クレア・チェイスの独奏、佐藤紀雄の指揮、アンサンブル・ノマドの演奏によって行われた[4]。
編成
[編集]オーケストラ版
[編集]独奏フルート(ピッコロ、バスフルート、コントラバスフルート持ち替え)、フルート、オーボエ、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット、トロンボーン、ティンパニ、パーカッション3、弦楽合奏
アンサンブル版
[編集]独奏フルート(ピッコロ、バスフルート、コントラバスフルート持ち替え)、オーボエ、クラリネット2、ファゴット、ホルン、トランペット、パーカッション、ピアノ、弦楽合奏
評価
[編集]作品は2019年にイギリスのアイヴァー・ノヴェロ賞の室内アンサンブル賞を受賞した[5][6]。
脚注
[編集]- ^ “list of works”. www.daifujikura.com. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “名古屋フィルハーモニー交響楽団第430回定期演奏会”. 2021年8月3日閲覧。
- ^ “Dai Fujikura: Flute Concerto - Ensemble Version WORLD PREMIERE | HarrisonParrott”. www.harrisonparrott.com. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “ボンクリ・フェス2017 スペシャル・コンサート 東京芸術劇場”. www.geigeki.jp. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “KAJIMOTO | ニュース | ◆藤倉大の「フルート協奏曲」が英アイヴァー・ノヴェロ賞を受賞!”. www.kajimotomusic.com. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “藤倉大のフルート協奏曲がイギリスの最も有名な音楽賞『アイヴァー・ノヴェロ賞』作曲家賞の「室内アンサンブル部門」を受賞! | 藤倉 大 | ソニーミュージックオフィシャルサイト”. 藤倉 大 | Sony Music. 2021年8月2日閲覧。