フランツ・クサーヴァー・フィーバー
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フランツ・クサーヴァー・フィーバー(Franz Xaver Fieber、1807年3月1日 - 1872年2月22日)はチェコの昆虫学者、植物学者である。「ヨーロッパの半翅目」("Die europäischen Hemiptera")などの著者として知られる。
略歴
[編集]プラハに生まれた。王立プラハ技術学校(Königliche böhmische ständische technische Lehranstalt zu Prag: チェコ工科大学の前身)で学んだ。役人として働くがこの時代のチェコの自然科学者たち、カレルとヤンのプレスル兄弟、ヨハン・ミカン、イグナツ・フリードリッヒ・タウシュ、ヴィンチェンツ・フランツ・コステレツキーから影響を受けた[1]。1832年には役人をやめ自然科学の研究に専念した。
はじめプレスル兄弟やカシュパル・マリア・シュテルンベルクらのチェコの植物の研究に参加したが、1832年からは昆虫学に転じ、特に半翅目を専門とした[1]。1860年に「ヨーロッパの半翅目」("'Die europäischen Hemiptera")が出版され、約200の昆虫が記載され、高い評価を受けた。フィーバーの集めた標本はパリ自然史博物館にある[2]。
セリ科の植物の属名、Fiebera に献名されている。
著作
[編集]- 1851: Genera Hydrocoridum secundum ordinem naturalem in familias disposita. Abhandlungen der Königl. Böhmischen Gesellschaft der Wissenschaften, 5(7): 181-211
- 1858: Criterien zur generischen Theilung der Phytocoriden (Capsini aut.). Wiener entomologische Monatschrift, 2: 329-347.
- 1860: Die europäischen Hemiptera. Halbflüger. (Rhynchota Heteroptera). 444 pp. Carl Gerold’s Sohn (Wien)
参考文献
[編集]- ^ a b Ilse Jahn: Fieber, Franz Xaver. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 5, Duncker & Humblot, Berlin 1961, ISBN 3-428-00186-9, S. 138 f. (電子テキスト版).
- ^ "Dr. Franz Xaver Fieber". ZOBODAT. 2014年4月14日閲覧。