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フランシス・ローゼンブルース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランシス・ローゼンブルース
人物情報
生誕 (1958-10-22) 1958年10月22日
日本の旗 日本
大阪 [注釈 1]
死没 (2021-11-20) 2021年11月20日(63歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
コネチカット州ニューヘイブン [注釈 2]
居住 コネチカット州ハムデン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 バージニア大学
コロンビア大学
学問
研究分野 比較政治学
日本政治論
研究機関 バージニア大学
カリフォルニア大学サンディエゴ校
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
イェール大学
学位 Doctor of Philosophy(コロンビア大学・1988年)
M.I.A.(コロンビア大学・1983年)
主要な作品 『Financial politics in contemporary Japan』(単著)
『The politics of oligarchy』(共著)
ほか
学会 アメリカ芸術科学アカデミーフェロー(2007年)
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フランシス・ローゼンブルース: Frances McCall Rosenbluth1958年10月22日[2] - 2021年11月20日[3][4])は、アメリカ政治学者。専門は日本政治論。

経歴

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1958年、両親の仕事の関係で大阪[注釈 1] で生まれた[5]。5歳まで岐阜県に居住。その後母国に帰国し、バージニア大学卒業。コロンビア大学修士号および博士号取得。その間、フルブライト奨学生として東京大学留学(1985~86年)。帰国後、バージニア大学助教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校准教授を経て、1994年からイェール大学政治学部教授を務めた。アメリカ芸術科学アカデミーフェローおよびカウンシルメンバーに選出されたほか、イェール大学副学長(教務・FD・ダイバーシティ担当)、早稲田大学理事などを歴任する[6][7]

2021年、脳腫瘍(神経膠芽細胞腫)により死去[8]

著書

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共著

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『日本政治の経済学――政権政党の合理的選択』、川野辺裕幸細野助博訳、弘文堂、1995年
  • The politics of oligarchy: institutional choice in imperial Japan, J . Mark Ramseyer and Frances M. Rosenbluth, Cambridge University Press, 1995.
『日本政治と合理的選択――寡頭政治の制度的ダイナミクス1868-1932』、青木一益永山博之斉藤淳訳、勁草書房、2006年
  • Japan transformed: political change and economic restructuring, Frances McCall Rosenbluth and Michael F. Thies, Princeton University Press, 2010.
『日本政治の大転換――「鉄とコメの同盟」から日本型自由主義へ』、徳川家広訳、勁草書房、2012年
  • Women, work, and politics: the political economy of gender inequality, Torben Iversen and Frances Rosenbluth, Yale University Press, 2010.

編著

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  • The political economy of Japan's low fertility, edited by Frances McCall Rosenbluth, Stanford University Press, 2007.
  • War and state building in medieval Japan, edited by John A. Ferejohn and Frances McCall Rosenbluth, Stanford University Press, 2010.

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 出典では「大阪」(英語の出典ではOSAKA)と表記。都市としての大阪市を指すものと推定される。
  2. ^ アメリカ芸術科学アカデミーの追悼文[1]による。同じ出典では自宅はハムデンにあると記されている。

出典

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  1. ^ Remembrance: Frances McCall Rosenbluth - ウェイバックマシン(2022年6月23日アーカイブ分)
  2. ^ Frances McCall Rosenbluth” (英語). World Biographical Encyclopediawikidata. 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月9日閲覧。
  3. ^ Dear Feances Rosenbluth...”. Facebook (2021年11月20日). 2021年11月20日閲覧。
  4. ^ “Frances McCall Rosenbluth” (英語). イェール大学マクミランセンター. https://ceas.yale.edu/people/frances-mccall-rosenbluth 2021年12月28日閲覧。 
  5. ^ イェール大学教授、「早稲田」を語る。
  6. ^ 副総長、常任理事、理事および監事 - ウェイバックマシン(2021年6月21日アーカイブ分)
  7. ^ Frances McCall Rosenbluth”. アメリカ芸術科学アカデミー. 2023年5月30日閲覧。
  8. ^ フランシス・ローゼンブルース教授を偲んで