フチグロトゲエダシャク
表示
フチグロトゲエダシャク | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成虫 ♂
| ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Nyssiodes lefuarius (Erschoff, 1872) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
フチグロトゲエダシャク |
フチグロトゲエダシャク(Nyssiodes lefuarius)はシャクガ科エダシャク亜科に属するフユシャクガ(冬尺蛾)の一種。
特徴
[編集]オスの触角が発達して櫛歯状となっている。開張の幅は約30mm[1]。
メスは翅が完全に退化して飛行する能力を持たない。体長は約14mm、触角が糸状でオスとはかなり異なる外形である[1]。
生態
[編集]成虫は早春の2月上旬〜4月上旬にかけて発生する。川敷や高原の草地などに分布し、昼間に活動する。
幼虫の食草はワレモコウ、クローバー、ヘビイチゴ、ハマエンドウなどの草本植物を含める[1]。
分布
[編集]北海道から本州、四国、九州に分布する。日本以外にシベリア、中国、韓国などでも見られる[2]。
実際に生息する地域が局地的に限られ、埼玉県、宮城県、新潟県、高知県などでは準絶滅危惧や絶滅危惧種と指定されている[3][4]。
参考文献
[編集]- ^ a b c 江崎悌三ほか 『原色日本蛾類図鑑(上)』p.270、保育社、1981年 改訂新版
- ^ “フチグロトゲエダシャク”. jpmoth.org. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “チョウ目ガ類‐埼玉県”. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “昆虫類-新潟市RDB”. 2021年3月21日閲覧。