フェリックス・ブリッヒ
2018 FIFAワールドカップにて | |||
個人情報 | |||
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誕生日 | 1975年8月3日(49歳) | ||
出身地 |
ドイツ ミュンヘン | ||
他職業 | 弁護士 | ||
国内 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
1999– | DFB | 審判員 | |
2001– | 2. ブンデスリーガ | 審判員 | |
2004– | ブンデスリーガ | 審判員 | |
国際 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2007–2021 | FIFA登録 | 審判員 |
フェリックス・ブリッヒ(独: Felix Brych、1975年8月3日 - )はドイツのサッカー審判員。国際サッカー連盟(FIFA)登録及び欧州サッカー連盟(UEFA)エリートカテゴリーの国際審判員。
審判としてのキャリア
[編集]2007年10月17日に行われたUEFA EURO 2008予選グループG・ルクセンブルク対ルーマニア(スタッド・ヨジー・バーテル)の主審を担当したのが国際審判員としてのデビュー。2008年2月にはUEFAカップ2007-08のラウンド32・パナシナイコスFC対レンジャーズFCの試合を担当[1]、2008年10月には、UEFAチャンピオンズリーグ 2008-09のグループD・リヴァプールFC対PSVアイントホーフェンの試合を担当した[2]。
ブリッヒはUEFAチャンピオンズリーグ 2011-12準決勝・チェルシーFC対FCバルセロナの第1レグを担当。2013年8月にはウェンブリー・スタジアムで行われた国際親善試合・イングランド対スコットランドを担当した。
2014年5月14日、ブリッヒはセビージャFCとSLベンフィカの間で行われたUEFAヨーロッパリーグ 2013-14 決勝を担当。試合は延長戦の末0–0で終了しPK戦に突入した[3] が、この試合の判定で物議を醸したと考えられていた[4]。
2017年5月12日、ブリッヒは、2017年6月3日にカーディフで行われるUEFAチャンピオンズリーグ 2016-17 決勝・ユヴェントスFC対レアル・マドリードの審判としてUEFAに選ばれる(副審はマーク・ボルシュとステファン・ラップ、第4の審判員はセルビアのミロラド・マジッチ。バスティアン・ダンケルトとマルコ・フリッツが追加の副審を務め、ラファエル・フォルティンが予備の副審に任命された[5]。
2018年3月29日、ブリッヒはFIFAによって、自身2回目のFIFAワールドカップである2018 FIFAワールドカップの審判の1人に選ばれた。ブリッヒは、副審のマーク・ボルシュとステファン・ラップとチームを組んだ[6]。彼はグループE・セルビア対スイスの試合を担当したが、セルビアにPKを与えなかったことが物議を醸し、FIFAはブリッヒがトーナメントでそれ以上の試合を担当しないことを決定した[7]。セルビア代表チームのコーチであるムラデン・クルスタジッチは、敗戦の翌日、「私が彼をハーグに送れば、彼が私たちにしたように、彼らは彼を裁判にかけることができるだろう。」とユーゴスラビア戦争の戦争犯罪を想起させるような暴言を吐いた [8]。このため、クルスタジッチには5,000スイスフランの罰金を科された。 [9]
UEFA EURO 2020で彼は復帰し、ラウンド16の1試合、ベルギー対ポルトガルと、準々決勝・イングランド対ウクライナ、そして準決勝・イタリア対スペインの試合を担当した。
私生活
[編集]スポーツに関する博士号を取得し、法学博士号を取得している[10][11]。
栄誉
[編集]- グローブサッカーアワード–年間最優秀審判:2017 [12]
- 国際サッカー歴史統計連盟 (IFFHS) 世界最高の男性審判:2017 [13]
- 国際サッカー歴史統計連盟 (IFFHS) 世界最高の10年の審判 2011–2020 (IFFHS WORLD’S BEST MAN REFEREE OF THE DECADE 2011-2020)[14]
- 国際サッカー歴史統計連盟 (IFFHS) 世界最高の21世紀の審判 (IFFHS WORLD REFEREES OF THE XXIst CENTURY (2001-2020) )[15]
脚注
[編集]- ^ “Panathinaikos 1-1 Rangers – Lineups”. uefa.com. Union of European Football Associations (21 February 2008). 4 August 2009閲覧。
- ^ “Liverpool 3-1 PSV – Lineups”. uefa.com. Union of European Football Associations (1 October 2008). 4 August 2009閲覧。
- ^ “Sevilla v Benfica, Europa League final 2014: as it happened”. Telegraph.co.uk 2 November 2016閲覧。
- ^ “Com arbitragem polêmica e muito drama, Sevilla bate Benfica nos pênaltis e conquista a UEL” (ポルトガル語). vavel.com. VAVEL Brasil (14 May 2014). 23 January 2015閲覧。
- ^ “Felix Brych appointed Champions League final referee”. UEFA.com. Union of European Football Associations (12 May 2017). 12 May 2017閲覧。
- ^ “Brych einziger deutscher Referee bei der WM 2018 [Brych sole German referee at the 2018 World Cup]” (ドイツ語). kicker.de (kicker-sportmagazin). (29 March 2018) 1 May 2018閲覧。
- ^ (www.dw.com). “World Cup over for German referee Felix Brych | DW | 5 July 2018”. DW.com. 14 July 2018閲覧。
- ^ Steve Bates (24 June 2018). “Serbia boss Mladen Krstajic faces World Cup ban after astonishing 'war crimes' rant”. 6 July 2021閲覧。
- ^ “Xhaka and Shaqiri Are Fined, Not Suspended, by FIFA” (25 June 2018). 6 July 2021閲覧。
- ^ Longman, Jeré (18 April 2012). “Alone, Armed with only a whistle”. The New York Times (London) 18 March 2018閲覧。
- ^ Brych, Felix (2004) (ドイツ語). Möglichkeiten und Grenzen der gemeindlichen Förderung des Berufssports aus rechtlicher Sicht. Studien zur Rechtswissenschaft. 153. Verlag Dr. Kovac. ISBN 9783830016441
- ^ “Felix Brych: Best Referee of the Year”. Globe Soccer (2017年). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “THE WORLD'S BEST REFEREE 2017: THE CONSECRATION FOR FELIX BRYCH”. IFFHS (4 December 2017). 4 December 2017閲覧。
- ^ “IFFHS WORLD'S BEST MAN REFEREE OF THE DECADE 2011-2020 : FELIX BRYCH”. IFFHS (13 January 2021). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “IFFHS WORLD REFEREES OF THE XXIst CENTURY (2001-2020) - FELIX BRYCH LEADER !”. IFFHS (16 February 2021). 2021年7月8日閲覧。