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フィル・ヒッカーソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィル・ヒッカーソン
プロフィール
リングネーム フィル・ヒッカーソン
P・Y・チューハイ
ミスター・ナッシュビル
バイセンテニアル・キング
ニックネーム 爆弾戦車
身長 185cm[1]
体重 140kg(全盛時)[1]
誕生日 (1947-07-06) 1947年7月6日(77歳)[2]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テネシー州の旗 テネシー州
マディソン郡ジャクソン[3]
デビュー 1970年[1]
テンプレートを表示

フィル・ヒッカーソンPhil Hickerson1947年7月6日[2] - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーテネシー州ジャクソン出身[3]

アンコ型の巨体に禿頭と髭面のコミカルな中堅ヒールとして、地元テネシーの各プロモーション(NWAミッドアメリカ、CWAUSWA)を主戦場に活動した[1][2]

来歴

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プロレスラーになる前は自動車修理工として働く一方、暴走族のメンバーでもあったという[1]1970年テネシーNWAミッドアメリカ地区にてデビュー後、1975年よりデニス・コンドリーとのバイセンテニアル・キングスThe Bicentennial Kings)なるタッグチームで活動。以降1979年にかけて、ジェリー・ローラージャッキー・ファーゴトミー・リッチビル・ダンディーリッキー・ギブソン&ロバート・ギブソンワイルド・サモアンズなどのチームを相手に、同地区およびジェリー・ジャレット主宰の新団体CWAのタッグ王座を再三争った[4][5]

コンドリーとのコンビ解散後、しばらくリングを離れていたが、1984年よりCWAに再登場。1985年下期にはテリー・テイラーモンゴリアン・ストンパーを破り、CWAインターナショナル・ヘビー級王座を3回獲得している[6]1986年ジョー・ルダックジャイアント・ヒルビリーとのタッグなどで活動した[7]1988年11月には、クラッシャー・ブラックウェルのパートナーとして全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ戦に来日。スタン・ハンセン&テリー・ゴディジャンボ鶴田&谷津嘉章ジャイアント馬場&ラッシャー木村天龍源一郎&川田利明アブドーラ・ザ・ブッチャー&タイガー・ジェット・シンなどのチームと対戦したが、無得点の戦績で終わった[8]

日本遠征から帰国後の1989年1月、CWAにてトージョー・ヤマモトマネージャーに迎え、スキンヘッドマーシャルアーツのパンタロンをコスチュームとしたP・Y・チューハイP.Y. Chu Hi)なる日系人ギミックのキャラクターに変身[9]。ジェリー・ローラーをはじめ、ケリー・フォン・エリックジェフ・ジャレットリッキー・モートンエイドリアン・ストリートブライアン・リートレイシー・スマザーズスコット・スタイナーなどと対戦し、当時マスター・オブ・ペインと名乗っていた若手時代のマーク・キャラウェイや、新日本プロレスから海外武者修行に出ていたショーグン・マサムネこと橋本真也ともタッグを組んだ[10]

CWAの後継団体USWAにも継続参戦したが、1991年にセミリタイア。以降は1995年メンフィスのミッドサウス・コロシアムでのUSWAの興行に単発出場していた[11]。同年、ファーゴ、ルダック、エディ・ギルバートらと共に、"Memphis Wrestling Hall of Fame" に迎えられている。引退後は自動車のセールスマンに転じ、地元ジャクソンのラジオ局にてカントリー・ミュージックDJも務めていた[9]

得意技

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獲得タイトル

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NWAミッドアメリカ / コンチネンタル・レスリング・アソシエーション
  • CWAヘビー級王座:1回[12]
  • CWAインターナショナル・ヘビー級王座:3回[6]
  • NWAミッドアメリカ・タッグ王座:2回(w / デニス・コンドリー[13]
  • NWA USタッグ王座(ミッドアメリカ版):5回(w / デニス・コンドリー)[4]
  • NWA南部タッグ王座(ミッドアメリカ版)/ AWA南部タッグ王座:10回(w / アル・グリーン×2、デニス・コンドリー×8)[5]
  • NWA6人タッグ王座(ミッドアメリカ版):1回(w / デニス・コンドリー&アル・グリーン)[14]
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAサウスイースタン・タッグ王座:4回(w / デニス・コンドリー)[15]
ワールド・クラス・チャンピオンシップ・レスリング
  • WCWAテキサス・ヘビー級王座:1回[16]

脚注

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  1. ^ a b c d e 『全日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P85(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b c Phil Hickerson”. Wrestlingdata.com. 2021年4月11日閲覧。
  3. ^ a b Phil Hickerson”. Cagematch.net. 2016年4月10日閲覧。
  4. ^ a b NWA United States Tag Team Title [Mid-America]”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  5. ^ a b NWA (Mid-America) / AWA Southern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  6. ^ a b CWA International Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  7. ^ The USWA matches fought by Phil Hickerson in 1986”. Wrestlingdata.com. 2016年4月10日閲覧。
  8. ^ The AJPW matches fought by Phil Hickerson in 1988”. Wrestlingdata.com. 2016年4月10日閲覧。
  9. ^ a b P. Y. Chu-Hi”. Oklafan.com. 2016年4月10日閲覧。
  10. ^ The USWA matches fought by Phil Hickerson in 1989”. Wrestlingdata.com. 2016年4月10日閲覧。
  11. ^ The USWA matches fought by Phil Hickerson in 1995”. Wrestlingdata.com. 2016年4月10日閲覧。
  12. ^ CWA Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  13. ^ NWA Mid-America Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  14. ^ NWA World 6-Man Tag Team Title [Mid-America]”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  15. ^ NWA Southeastern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。
  16. ^ Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2016年4月10日閲覧。

外部リンク

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