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フィリップ・カテリーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィリップ・カテリーン
Philip Catherine
フィリップ・カテリーン(2012年)
基本情報
生誕 (1942-10-27) 1942年10月27日(82歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 ギター
活動期間 1960年代 -
レーベル アトランティック・レコード、Criss Cross Jazz、Dreyfus Records、Challenge Records、ACT Music
共同作業者 フォーカス
ラリー・コリエル
ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
公式サイト www.philipcatherine.com

フィリップ・カテリーンPhilip Catherine1942年10月27日 - )は、ベルギージャズ・ギタリストである。

略歴

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スイス・モントルーでのフィリップ・カテリーン(1980年)
Photograph by Patty Mooney
フィリップ・カテリーン、国際ジャズ・フェスティバル、プラハ、ルツェルン・ミュージック・ホール(1984年10月21日)

フィリップ・カテリーンは、ロンドンでイギリス人の母親とベルギー人の父親の間に生まれ、ブリュッセルで育った。彼の祖父はロンドン交響楽団でヴァイオリンを演奏していた。カテリーンは10代でギターを始め、17歳までに地元のライブ会場でプロとして演奏していた[1][2]

1972年にデビュー・アルバム『ストリーム』をリリース。その後の数年間は、ボストンのバークリー音楽大学で、ミック・グッドリックジョージ・ラッセルに師事した。1976年、彼とギタリストのラリー・コリエルは、アコースティック・デュオとしてレコーディングとツアーを行っている。翌年、チャールズ・ミンガスとレコーディングを行い、ミンガスはカテリーンのことを「ヤング・ジャンゴ」と名付けた。1976年2月から約一年間、オランダのロック・グループであるフォーカスで活動した[注釈 1][3]。1980年代初頭、彼はベニー・グッドマンとの短期ツアーを行っている。彼はディディエ・ロックウッドとクリスチャン・エスクーデとのトリオを組み、その後、チェット・ベイカーともトリオを組んだ。1990年代、彼はトランペッターのトム・ハレルと3枚のアルバムを録音した[1]

カテリーンはまた、ルー・ベネットケニー・ドリューデクスター・ゴードンステファン・グラッペリカーリン・クローグ、ポール・キューン、シルヴァン・リュック、マイケル・マントラーチャーリー・マリアーノパレ・ミッケルボルグニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセンエンリコ・ラヴァトゥーツ・シールマンスミロスラフ・ヴィトウスといった面々と仕事している[1]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『ストリーム』 - Stream (1972年、Warner Bros.)
  • September Man (1974年、Atlantic)
  • Toots Thielemans, Philip Catherine, and Friends (1974年、Keytone)
  • Guitars (1975年、Atlantic)
  • 『ツイン・ハウス』 - Twin-House (1977年、Elektra) ※with ラリー・コリエル
  • Splendid (1978年、Elektra) ※with ラリー・コリエル
  • 『バベル』 - Babel (1980年、Elektra)
  • 『エンド・オブ・オーガスト』 - End of August (1982年、WEA)
  • Trio (1983年、JMS) ※with ディディエ・ロックウッド、クリスチャン・エスクーデ
  • Crystal Bells (1983年) ※with ジャン・ルイ・ラシンフォッセ & チェット・ベイカー
  • 『ザ・ヴァイキング』 - The Viking (1983年、Pablo) ※with ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
  • Transparence (1987年、in-akustik)
  • September Sky (1988年)
  • Oscar (1990年、Igloo)
  • 『スパニッシュ・ナイト』 - Spanish Nights (1992年、Enja) ※with ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
  • 『アート・オブ・デュオ』 - Art of the Duo (1993年、Enja) ※with ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン
  • Teenagers (1996年) ※with ジョージ・ムラーツ、セルジュ・デラート
  • 『ギター・グルーヴ』 - Guitar Groove (1998年、Dreyfus)
  • Blue Prince (2000年、Dreyfus)
  • Triangular (2000年、A Records)
  • Summer Night (2002年、Dreyfus)
  • Guitars Two (2007年、Dreyfus)
  • Concert in Capbreton (2010年、Dreyfus)
  • Plays Cole Porter (2011年、Challenge)
  • Cote Jardin (2012年、Challenge)
  • New Folks (2014年、ACT) ※with マーティン・ウィンド
  • The String Project Live in Brussels (2015年、ACT)
  • 『ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー』 - There'll Never Be Another You (2015年) ※with チェット・ベイカー
  • La Belle Vie (2019年、Sunset)

参加アルバム

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チェット・ベイカー

  • Chet's Choice (1985年、Criss Cross)
  • 『ストローリン』 - Strollin' (1985年、Enja)
  • In Bologna (1985年、Dreyfus)

ケニー・ドリュー

  • 『モーニング』 - Morning (1975年、SteepleChase)
  • In Concert (1977年、SteepleChase)
  • And Far Away (1983年、Soul Note)

フォーカス

  • 『新しき伝説』 - Focus con Proby (1978年、Harvest)
  • 『ライヴ・アット・ザ・BBC』 - Live at the BBC (2004年、Hux) ※1976年録音

ステファン・グラッペリ

  • 『ヤング・ジャンゴ』 - Young Django (1979年、MPS)
  • 『ライヴ1992』 - Live (1992年、Birdology)

ペーター・ハーボルツハイマー

  • Scenes (1974年、MPS)
  • Wide Open (1976年、MPS)

ヨアヒム・キューン

  • Springfever (1976年、Atlantic)
  • Hip Elegy (1976年、MPS)

チャーリー・マリアーノ & ヤスパー・ファントフ

  • Transitory (1974年、MPS)
  • Cascade (1974年、Keytone)
  • 15 (1975年、Horo)
  • The Door Is Open (1976年、MPS)
  • 『スリープ・マイ・ラヴ』 - Sleep My Love (1979年、CMP)
  • Operanoia (1996年、Intuition)
  • 『ザ・グレート・コンサート』 - The Great Concert (2009年、Enja)

マルク・ムーラン

  • Placebo (1974年、Harvest)
  • Sam' Suffy (1975年、CBS)
  • Top Secret (2001年、Blue Note)

ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン

  • 『ジェイウォーキン』 - Jaywalkin' (1975年、SteepleChase)
  • 『ダブル・ベース』 - Double Bass (1976年、SteepleChase)
  • Live at Montmartre Vol. 1 (1978年、SteepleChase)
  • Live at Montmartre Vol. 2 (1978年、SteepleChase)

トゥーツ・シールマンス

  • Toots Thielemans/Philip Catherine & Friends (1974年、Keytone)
  • Chez Toots (1998年、Private Music)

クラウス・ヴァイス

  • I Just Want to Celebrate (1971年、BASF)
  • Sunbirds (1971年、BASF)

バルネ・ウィラン & パレ・ダニエルソン

  • Sanctuary (1991年、IDA)
  • Le Grand Cirque (1993年、Wan)

その他

脚注

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注釈

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  1. ^ 前任者のヤン・アッカーマンが1977年2月にフォーカスを脱退した時、カテリーンはトゥーツ・シールマンスと共にオランダの音楽プロデューサーのRuud Jacobsの家に滞在していた。Jacobsはフォーカスのタイス・ファン・レールのソロ・アルバムのプロデューサーでもあり、ギタリストを探していたファン・レールにカテリーンの事を教えた。

出典

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  1. ^ a b c Yanow, Scott (2013). The Great Jazz Guitarists. San Francisco: Backbeat. p. 43. ISBN 978-1-61713-023-6 
  2. ^ Philip Catherine”. AllMusic. 7 June 2017閲覧。
  3. ^ Johnson, Peet (2015). Hocus Pocus: The Strife and Times of Rock's Dutch Masters. Tweed Press. pp. 189-211, 217-218. ISBN 978-0-646-59727-0 

外部リンク

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