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ウィルフリード・コッフィ・ウア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウア・ウィルフリード・コッフィ Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ウア・ウィルフリード・セルジュ・コッフィ
ラテン文字 Hua Wilfried Serge Koffi
国籍 コートジボワールの旗 コートジボワール
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
大学 中華人民共和国の旗 上海大学
生年月日 (1987-10-12) 1987年10月12日(37歳)
身長 186cm
体重 88kg
成績
オリンピック 200m 予選10組4着 (2016年)
世界選手権 100m 予選5組5着 (2015年)
200m 準決勝3組8着 (2017年)
地域大会決勝 アフリカ競技大会
100m 3位 (2015年)
200m 優勝 (2015年)
4x100mR 優勝 (2015年)
自己ベスト
60m 6秒60 (2017年)
100m 10秒01 (2016年)
200m 20秒25 (2014年) コートジボワール記録
獲得メダル
陸上競技
コートジボワールの旗 コートジボワール
アフリカ競技大会
2015 ブラザヴィル 200m
2015 ブラザヴィル 4x100mR
2015 ブラザヴィル 100m
アフリカ選手権
2014 マラケシュ 100m
2014 マラケシュ 200m
2016 ダーバン 4x100mR
2012 ポルトノボ 100m
フランス語圏競技大会
2017 アビジャン 200m
2017 アビジャン 4x100mR
ユニバーシアード
2015 光州 200m
2013 カザン 100m
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ウア・ウィルフリード・セルジュ・コッフィHua Wilfried Serge Koffi1987年10月12日 ‐ )は、コートジボワール陸上競技選手。専門は短距離走。自己ベストは100mが元コートジボワール記録の10秒01、200mがコートジボワール記録の20秒25。2015年光州ユニバーシアード男子200mの金メダリストである。シニアの世界大会では結果を残せていないものの、アフリカの大会ではアフリカ競技大会アフリカ選手権を通じて4個の金メダルを獲得している。

経歴

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2013年

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7月、カザンで開催されたユニバーシアードの100m決勝で10秒21(+0.5)の自己ベスト(当時)をマークし、アナソ・ジョボドワナ(10秒10)、山縣亮太(10秒21)に次いで銅メダルを獲得した。なお、2位から4位までが同タイムという接戦だった[1]

8月、モスクワで開催された世界選手権の100mに出場してシニアの世界大会デビューを果たすも、予選で10秒40(-0.4)の組6着に終わり、準決勝には進めなかった[2]

2014年

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8月、マラケシュで開催されたアフリカ選手権の100m決勝で10秒05(+0.4)のコートジボワール記録(当時)を樹立し、Mark Jelks(10秒07)に競り勝ち金メダルを獲得した[3]。200でも準決勝で20秒32(-0.9)のコートジボワール記録を樹立すると[4]、決勝では準決勝の記録を塗り替える20秒25(-0.8)をマークし、アイザック・マクワラ(20秒51)やカルビン・ヌカナタ(20秒53)を破り金メダルを獲得した。これによりコッフィは、アフリカ選手権の100mと200mの2冠を達成した史上5人目の男子選手となった[注 1][5]

2015年

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7月、光州で開催されたユニバーシアードの200m決勝を20秒41(-2.5)で制し[6]、この種目ではコートジボワール勢初の金メダルを獲得した。

8月、北京で開催された世界選手権に2大会連続の出場を果たすも、100mは予選で10秒29(+0.3)の組5着に終わり、2大会連続で予選敗退[7]。初出場の200mは20秒39(-0.3)の組4着に終わり、着順で準決勝に進出できた組3着とは0秒02差で敗退した[8]

9月、ブラザヴィルで開催されたアフリカ競技大会に出場すると、100mこそベン=ユスフ・メイテ(10秒04)、オゴ=オゲネ・エグウェロ(10秒17)に次ぐ10秒23(-2.1)で銅メダルに終わったが[9]、アンカーを務めた4×100mリレーでは38秒93をマークしての金メダル獲得に貢献。200mも20秒42(-1.2)で制して2冠を達成した[10]

2016年

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4月9日、テンピで開催された大会の100mで10秒01(+1.1)のコートジボワール記録(当時)を樹立した[11]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒01 (+1.1) 2016年4月9日 アメリカ合衆国の旗 テンピ 元コートジボワール記録
200m 20秒25 (-0.8) 2014年8月14日 モロッコの旗 マラケシュ コートジボワール記録
室内
60m 6秒60 2017年2月17日 アメリカ合衆国の旗 フラッグスタッフ
200m 20秒99 2014年3月9日 中華人民共和国の旗 南京 室内コートジボワール記録

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2009 フランス語圏競技大会 (en レバノンの旗 ベイルート 100m 準決勝1組3着 10秒52 (+2.1)
200m 7位 21秒31 (-0.2)
4x100mR 4位 39秒91 (1走)
2010 アフリカ選手権 (en ケニアの旗 ナイロビ 100m 準決勝2組7着 10秒60 (+0.6)
200m 予選6組3着 21秒52 (-0.5)
4x100mR 6位 40秒77 (4走)
2011 ユニバーシアード (en 中華人民共和国の旗 深圳 100m 準決勝2組7着 10秒50 (-0.8)
200m 7位 21秒02 (-0.3)
アフリカ競技大会 (en モザンビークの旗 マプト 100m 準決勝1組6着 10秒38 (+1.8)
200m 準決勝2組7着 31秒52 (-1.5)
2012 アフリカ選手権 (en ベナンの旗 ポルトノボ 100m 3位 10秒37 (-0.9)
4x100mR 4位 40秒10 (2走)
2013 ユニバーシアード (en ロシアの旗 カザン 100m 3位 10秒21 (+0.5) 自己ベスト
200m 6位 20秒73 (+2.4)
世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 100m 予選7組6着 10秒40 (-0.4)
200m 予選棄権 DNS
2014 アフリカ選手権 (en モロッコの旗 マラケシュ 100m 優勝 10秒05 (+0.4) コートジボワール記録
200m 優勝 20秒25 (-0.8) コートジボワール記録
コンチネンタルカップ (en モロッコの旗 マラケシュ 100m 7位 10秒22 (-0.1) アフリカ代表
200m 7位 20秒62 (+0.2) アフリカ代表
2015 ユニバーシアード (en 中華人民共和国の旗 光州 200m 優勝 20秒41 (-2.5)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 100m 予選5組5着 10秒29 (+0.3)
200m 予選1組4着 20秒39 (-0.3)
アフリカ競技大会 (en コンゴ共和国の旗 ブラザヴィル 100m 3位 10秒23 (-2.1)
200m 優勝 20秒42 (-1.2)
4x100mR 優勝 38秒93 (2走)
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 60m 準決勝1組4着 6秒63
アフリカ選手権 (en 南アフリカ共和国の旗 ダーバン 200m 6位 20秒92 (+1.8)
4x100mR 2位 38秒98 (3走)
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 200m 予選10組4着 20秒48 (+1.0)
2017 フランス語圏競技大会 (en コートジボワールの旗 アビジャン 200m 優勝 20秒73 (-1.0)
4x100mR 優勝 39秒39 (4走)
世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 200m 準決勝3組8着 20秒80 (+0.3)

脚注

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注釈

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  1. ^ 1990年大会のジョセフ・ギコニョ、1992年大会のVictor Omagbemi、2000年大会のアジズ・ザカリ、2002年大会のフランク・フレデリクスに続いて。

出典

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  1. ^ Klishina and Fajdek the stars of the second day at the World University Games”. 国際陸上競技連盟 (2013年7月8日). 2016年4月12日閲覧。
  2. ^ 第14回世界選手権男子100m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月12日閲覧。
  3. ^ More gold medals and records for Okagbare and Bourrada at African Championships”. 国際陸上競技連盟 (2014年8月11日). 2016年4月12日閲覧。
  4. ^ Viljoen wins fourth African title, more gold for Mokoena and Chepkirui”. 国際陸上競技連盟 (2014年8月13日). 2016年4月12日閲覧。
  5. ^ Souleiman, Ndiku and Ahoure among winners on final day of African Championships”. 国際陸上競技連盟 (2014年8月14日). 2016年4月12日閲覧。
  6. ^ Sprint double for Zyabkina at World University Games”. 国際陸上競技連盟 (2015年7月11日). 2016年4月12日閲覧。
  7. ^ 第15回世界選手権男子100m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月12日閲覧。
  8. ^ 第15回世界選手権男子200m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月12日閲覧。
  9. ^ Ivorian sprint double for Meite and Ta Lou at All-African Games”. 国際陸上競技連盟 (2015年9月15日). 2016年4月12日閲覧。
  10. ^ Kenya's 4x400m men finish off the All-Africa Games in style”. 国際陸上競技連盟 (2015年9月17日). 2016年4月12日閲覧。
  11. ^ Marathon action in Rotterdam, Hannover, Vienna and Rome – global update”. Athletics Weekly (2016年4月11日). 2016年4月12日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
ベン=ユスフ・メイテ
(10秒06)
2012年8月4日
男子100m
コートジボワール記録保持者
(10秒05)

2014年8月11日 - 2015年9月14日
次代
ベン=ユスフ・メイテ
(10秒05・10秒04)
10秒04 / 2015年9月14日
先代
ベン=ユスフ・メイテ
(10秒04)
2015年9月14日
男子100m
コートジボワール記録保持者
(10秒01)

2016年4月9日 - 2016年6月6日
次代
ベン=ユスフ・メイテ
(9秒99)
2016年6月6日
先代
ベン=ユスフ・メイテ
(20秒37)
2009年10月5日
男子200m
コートジボワール記録保持者
(20秒32 - 20秒25)

2014年8月13日 -
次代
未定