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ファーストサマーウイカ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファーストサマーウイカ
本名 初夏(姓は非公表)
別名義 初夏(旧芸名)
生年月日 (1990-06-04) 1990年6月4日(34歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府大阪市
身長 161 cm
血液型 B型
職業 女優歌手タレント
ジャンル 舞台映画テレビドラマ
活動期間 2009年 -
配偶者 一般男性(2015年 - )
著名な家族 石津謙介(曽祖伯父)[1]
上柳昌彦(遠戚)[2][3]
所属劇団 劇団レトルト内閣(2009年 - )
事務所 キューブ
公式サイト https://firstsummeruika.com/
主な作品
テレビドラマ
凪のお暇
おカネの切れ目が恋のはじまり
おちょやん
光る君へ
備考
アイドルグループBiSメンバー(2013年5月加入 - 2014年7月解散)
女性音楽グループBILLIE IDLE®メンバー(2015年1月結成 - 2019年12月解散)
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ファーストサマーウイカFirst Summer Uika1990年平成2年〉6月4日 - )は日本のタレント女優歌手[4]。元アイドル。旧芸名は初夏(ういか)。

劇団レトルト内閣[5]の一員であり、芸能事務所キューブがマネジメントする。所属レーベルはユニバーサルJ。かつてはBILLIE IDLE®BiSの一員として活動した。愛称は「ウイぽん」や「ファッサマ」など。

略歴

生い立ち〜劇団員

大阪京橋に生まれ[6]、中学時代に吹奏楽部で打楽器を担当したことをきっかけにドラムを始め、高校時代はロックバンドを組んで活動した[7]。高校卒業後の進路選択時、小学校の卒業文集で記した声優の夢を思い出して専門学校へ通うが1年で退学[8]する。バンド以外の活動を模索し、ドラムスはライブステージの前へ出ていけないことから「自由に動き回れる役者さんっていいな」と演劇を志す[5][7][9][10]

「大阪+劇団」と検索して上位に表示された劇団のオーディションなどに応募を重ね[9][10]2009年に「RETORUTO AUDITION 2009」を経て劇団レトルト内閣に入団[11]して10月2日に『哀願ソワレ 〜ハーフビューティな彼女に愛の薔薇一票〜』で女優となり、以後は本名の「初夏(ういか)」[6]で5年間活動する。

派遣OLアルバイトで生活費を稼ぎつつ、勤務を定時で終えて稽古場へ向かい、関西を中心に東京へ遠征するなど小劇場の舞台で経験を積む。2012年秋に上演された音楽劇『ファンファーレ』へ出演し、公演先の東京で友人ができたことをきっかけに「いろんなところでやってみたい」「役者をやるなら一度くらいは東京へ出てみたい」と考え、仕事も所属先もないまま2013年5月に上京する[5][7][9][10]。上京後も劇団の一員として公演の「アフタートークイベント」やグッズ販売に参加している[5]

上京前の2012年から2013年に撮影された映画『月震のかずみ』で主演し、2014年8月17日の完成披露試写会[12]で「初夏」[13]と名乗った。監督した金子陽介は「『すごい子がいる。将来大きくなるからぜひ』と共通の知人を介しての紹介だった」と語る[14]

音楽活動

上京直後に音楽劇『ファンファーレ』で共演した村田シゲ□□□)のUstream番組を視聴し、興味を持っていた女性アイドルグループBiSのオーディション開催をTwitterで見て応募して合格し[7]2013年5月26日にBiSへ加入して「ファーストサマーウイカ」を芸名とする。「アイドルに憧れも興味もなかった」が「破天荒なアイドルだったので、逆に性に合っていた」[9]2014年7月8日にBiSが解散して女優を志すが「もう一回グループでやってみないか」とプロデューサーのNIGOから誘われ[15]、元BiSのヒラノノゾミ、オーディションで合格したモモセモモとヤスイユウヒ、らと音楽グループBILLIE IDLE®を2015年1月に結成して2019年12月28日の解散[16]まで活動した[5]

以後は音楽活動に並行して2016年から女優「ファーストサマーウイカ」として舞台や映像作品で活動し、2017年4月から芸能事務所キューブに所属[17]する。

2021年2月22日、配信シングル『カメレオン』でソロデビュー。作詞・作曲を阿部真央が手掛けた。同年6月4日にはお笑い芸人と並行して音楽活動も行っている霜降り明星粗品が作詞・作曲を手掛けた配信シングル『帰り花のオリオン』をリリース。同曲は東海テレビフジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」シリーズ『#コールドゲーム』の主題歌に決定した。

2022年3月8日、自身が主演を務めるBSテレ東系ドラマ『私のエレガンス』の主題歌として新曲『Open the Door』が起用された。楽曲の作詞および作編曲は布袋寅泰が担当。『Open the Door』は同年4月2日に配信リリースされる予定[18]

ブレイク

2019年1月放送の『女が女に怒る夜』(日本テレビ)に、初めて挑んだバラエティ番組のオーディションを経て出演[19]し、以後「3つのキーワードでウイカをイメージさせたら勝ち」とセルフプロデュースした「宝塚ヘア」「コテコテ関西弁」「毒舌」のミスマッチキャラクターがバラエティ番組で一気に人気を博し[20]、「2019年下半期・急上昇テレビ番組出演ランキング<フレッシュ平成世代>」で1位[21]となるなど「次世代バラエティークイーン」として脚光を浴び、7月期放送の連続ドラマ『凪のお暇』(TBS)に初めてレギュラー出演[22][23]し、9月にファミリーマート「お母さん食堂」のCM香取慎吾と共演[24]し、11月に『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)で念願の単独パーソナリティを務め[25]、12月に映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』でミン・フリートフットの吹替えを担当して小学生時分に夢見た声優[26][27]を務める。

前年の特番の反響を受け、2020年4月期から月曜日に「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)」が始まり[28][29]、3月31日(30日深夜)に初回が放送された[30]。9月期放送の連続ドラマ、『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS)に鴨志田芽衣子役でレギュラー出演し、10月からは劇団ひとり、DJ松永(Creepy Nuts)と共にMCを務める『「任意同行」願えますか?』(YTV)が10回限定でレギュラー放送された。大晦日には、ももいろ歌合戦BS日テレニッポン放送AbemaTV)へ初出場。

2021年1月18日より、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合)にミカ本田役で出演。

2024年度大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)に ききょう/清少納言 役で大河初出演。

私生活

「今後どこからか自分発信ではない形で、私ごとが公になることがあるかもしれない。それならば、応援してくださる皆様に自分の言葉でしっかりお伝えしておきたい」として「一般男性と2015年に結婚していた」と自分のTwitter・Instagram2020年1月1日に投稿している[31][32][33]

人物

  • 「6月4日(初夏・しょか)に生まれたので初夏(ういか)と命名された」と発言[34]
  • 血液型はB型[4]・バストカップはD65」とInstagramに投稿。
  • 芸名の由来 : 大阪の劇団時代は本名「初夏」を芸名として活動していたが、ネット検索に引っかかりにくいことに悩む。上京してBiSに加入する際に既存メンバー名がカタカナ表記に統一されているので芸名を変更する流れになる。「初夏を横文字にしよう」「この世にまだ存在していない言葉がいい」と(初夏の)英訳「アーリーサマー」ではなく直訳「ファーストサマー」をネット検索したら全くヒットしなかったので「ファーストサマーという言葉が今後ネットにヒットしたら『全て私の功績』と認識できる」「SEO対策になる」と思い、「寺門ジモン」のような重複名称の方が更に印象的になると考え「ファーストサマーウイカ」と自ら命名。表記「ウイカ」を重視していて「ウィカ」とSNSなどに誤記されると修正を要請している[7]
  • 先述の通り吹奏楽部に所属していた中学2年の時、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ)2004年8月4日放送分の同番組の企画「吹奏楽の旅」で、所属していた吹奏楽部が取り上げられた際、眼鏡をかけドラムを担当する姿がVTRの“映り込み”で登場したのがテレビ初出演[35]。当時から10年ほど嗜んだドラム[4]を特技とし、BiSで「太鼓持ち担当」[7]となる。
  • 飲み歩き、体験レッスン、買い物、一人喫茶店[4]などに加え、アダルトビデオ鑑賞[36]を趣味としてFANZAを好んで定期的に視聴し[36]吉沢明歩のファンを自称する。
  • 野性爆弾くっきー!による肉糞亭一門の門下生で、肉糞亭恥骨子と命名されている。
  • 大阪・京橋の出身[37]と自ら語り、アクが強い関西弁が印象的。ただ、BiS、BILLIE IDLE®当時は標準語を話しており、後のバラエティ番組やドラマやCMなどは、TPO、シーンによって標準語と関西弁を使い分ける。
  • 水代わりに飲むコーラの摂取量が多く、テレビ番組内で医師が「シュガー ジャンキー」と称した。
  • 2019年12月6日放送の『ものまね王座決定戦』にオーディションを経て初出場した予選で2位となり、決勝戦で芸の上手さと歌唱力の高さが話題となる。
  • 時代劇に出演するためにピアスを付けるための穴(ピアスホール)を耳に開けていないほか、眼内コンタクトレンズを目に挿入するICL手術を受けたことをバラエティ番組にて明かしている[38]
  • ファッションデザイナー石津謙介は曽祖伯父(祖母の伯父)[1]フリーアナウンサー上柳昌彦は遠戚に当たる[2][3]

作品

配信シングル

  発売日 タイトル 規格 備考 収録アルバム
1st 2021年2月22日 カメレオン 配信 日本テレビ系『バズリズム02』2021年2月オープニングテーマ
2nd 2021年6月4日 帰り花のオリオン 配信 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット オトナの土ドラ『#コールドゲーム』主題歌
3rd 2022年4月2日 Open the Door 配信 BSテレ東系ドラマ『私のエレガンス』主題歌

参加作品

  • らぶ地球 feat.ファーストサマーウイカ - 豆柴の大群の配信シングルに参加。

未発売

出演

舞台

初夏名義

  • 劇団レトルト内閣公演
    • 哀願ソワレ 〜ハーフビューティな彼女に愛の薔薇一票〜(2009年)
    • 絶叫ソング 〜あなたと私と言い訳人生〜(2010年7月30日 - 8月1日) - 関原 役
    • さらばアイドル、君の放つ光線ゆえに(2011年2月18日 - 20日)
    • 猿とドレス〜誰カガワタシヲ盗作スル〜(2011年9月16日 - 18日)
    • 金色夜叉オルタナティブ(2012年6月15日 - 17日) - お宮 役
    • エレガンスROCK 倦怠アヴァンチュール(2013年2月1日 - 3日)
  • 外部公演
    • 油小路の八人(2010年1月、演劇集団よろずや)
    • 青眉のひと(2010年10月、演劇集団よろずや)
    • 夏嵐〜げらん〜(2011年11月11日 - 13日、激富/GEKITONG)
    • SANTA×CROSS(2011年12月2日 - 4日、劇団SE・TSU・NA) - クローチェ 役
    • 洗礼者の接吻(2012年4月、バンタムクラスステージ
    • 音楽劇『ファンファーレ』(2012年9月28日 - 10月14日、東京/10月20日・21日、三重/10月26日・27日、高知/11月3日・4日、水戸) - ファーレ2号 役

ファーストサマーウイカ名義

  • 家がわらってる(2016年5月3日 - 8日) - カキウチミサト 役
  • オタッカーズ・ハイ(2016年6月7日 - 19日) - 伊藤杏奈 役
  • ESORA(2016年9月8日 - 15日) - キャスリン・ノーラン 役
  • 月刊根本宗子第14号『スーパーストライク』(2017年10月12日 - 25日)
  • 劇団鹿殺し『パレード旅団』(2017年12月14日・15日) - 日替わりゲスト
  • KERA CROSS『カメレオンズ・リップ』(2021年4月4日・5日、4月14日 - 26日ほか) - ガラ・トメート 役

映画

テレビドラマ

テレビアニメ

劇場アニメ

吹き替え

ドキュメンタリー

バラエティ番組

現在のレギュラー出演番組

過去のレギュラー出演番組

特別番組

ラジオドラマ

ラジオ

インターネット配信

CM

  • ミツカン「〆野さん」
    • 「鶏だし生姜鍋つゆ」『〆野さん ちゃっかり〆チェン篇』(2018年10月12日)
    • 「ごま豆乳鍋つゆ」『〆野さん スイーツ風〆チェン篇』(2018年11月2日)[78]
  • ファミリーマート お母さん食堂 『慎吾母のお母さん食堂 涙の味篇』(2019年9月24日より公開)[24]
  • ワコール 「エアリーソフトブラ」(2020年8月4日 - )※イメージモデル[79]
  • 金鳥「ゴンゴン」『ダニが言ってた篇』(2020年9月 - )[80]
  • ニベア花王「ニベアフェイスウォッシュ」『ニベア 肌ととのえ洗顔』(2020年10月 - ) ※イメージキャラクター[81]
  • DMMブックス「ダンゼンおトク」篇(2022年8月5日 - ) - 応援団長[82]
  • さとふる 「定期便」篇、「驚きのゲスト」篇、「運命の日」篇(2022年9月17日 - )[83]
  • 日本郵政
    • 「ご近所散歩中・進化する郵便」篇、「ご近所散歩中・進化する銀行」篇、「ご近所散歩中・進化する保険」篇 (2023年10月3日 - )[84]
    • 「ご近所散歩中・社長へのプレゼン」篇(2024年1月15日 - )[85]

ゲーム

脚注

注釈

  1. ^ 初夏(元BiS/ファーストサマーウイカ)名義。
  2. ^ 同年9月からParaviで配信されたドラマの地上波放送。
  3. ^ 2014年元日の放送分は能登半島地震のため延期で17日放送。

出典

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  2. ^ a b ウイカ、大叔父が超有名ファッションデザイナーと告白 劇団ひとり「凄いじゃん!」”. SponichiAnnex (2020年10月9日). 2020年10月10日閲覧。
  3. ^ a b “ファーストサマーウイカ、大叔父きっかけで新たな縁「ニッポン放送の絆が深まって…」”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年10月19日). https://www.oricon.co.jp/news/2174775/full/ 2020年10月25日閲覧。 
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  5. ^ a b c d e ファーストサマーウイカ「自分が誇れるものを…」激動の人生「BiS」「BILLIE IDLE®」時代を振り返る”. TOKYO FM+. エフエム東京 (2020年2月27日). 2020年3月20日閲覧。
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  7. ^ a b c d e f ファーストサマーウイカ(インタビュー)「INTERVIEW : ファーストサマーウイカ」『OTOTOY』、2013年6月12日https://ototoy.jp/feature/2013061200/42016年5月12日閲覧 
  8. ^ ファーストサマーウイカ(インタビュアー:田中春香)「ファーストサマーウイカさん「誤解されるの、嫌じゃありません」」『telling.』、朝日新聞社、2019年12月6日https://telling.asahi.com/article/129371302020年3月18日閲覧 
  9. ^ a b c d ファーストサマーウイカ(インタビュアー:北村ヂン)「ファーストサマーウイカ、関西弁毒舌でバラエティ界に新旋風も「すべては計算済み!?」」『日刊サイゾー』、サイゾー、2019年8月5日https://www.cyzo.com/2019/08/post_210801_entry.html2020年3月18日閲覧 
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  11. ^ 放送内容(2020年7月11日 #167)ごちそう様 ファーストサマーウイカさん”. 人生最高レストラン. TBSテレビ. 2020年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月12日閲覧。
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  17. ^ ファーストサマーウイカ”. キューブ. アーティスト. 2017年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月20日閲覧。
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  19. ^ ファーストサマーウイカ(インタビュアー:北村ヂン)「ファーストサマーウイカ、関西弁毒舌でバラエティ界に新旋風も「すべては計算済み!?」」『日刊サイゾー』、サイゾー、3頁、2019年8月5日https://www.cyzo.com/2019/08/post_210801_entry_3.html2020年3月18日閲覧 
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  22. ^ ファーストサマーウイカ(インタビュアー:田中隆信)「関西弁キャラでブレイク中、ファーストサマーウイカ「流れ着くところで、風の吹くままにやってきた」<インタビュー>」『ザテレビジョン』、KADOKAWA、2019年8月23日https://thetv.jp/news/detail/200537/2020年3月18日閲覧 
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外部リンク