龍が如く7外伝 名を消した男
ジャンル | アクションアドベンチャー |
---|---|
対応機種 |
Xbox One Xbox Series X/S Microsoft Windows(Steam、Microsoftストア配信) PlayStation 4 PlayStation 5 |
開発元 | セガ第一CS研究開発部(龍が如くスタジオ) |
発売元 | セガ |
プロデューサー | 阪本寛之 |
ディレクター | 堀井亮佑 |
シナリオ |
古田剛志 横山昌義(ストーリー原案) |
シリーズ | 龍が如くシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
BD-ROM ダウンロード販売 |
対象年齢 | CERO:D(17才以上対象) |
エンジン | ドラゴンエンジン |
売上本数 | ) |
『龍が如く7外伝 名を消した男』(りゅうがごとくセブンがいでん なをけしたおとこ、英題:Like A Dragon Gaiden: The Man Who Erased His Name)は、セガより2023年11月9日に発売のゲームソフト[1]。PS5、PS4、XBOX Series X/S、Steamにて販売。龍が如くシリーズの一作品。
概要
[編集]時系列としては『龍が如く7』とほぼ同時期であり、『龍が如く6』にて「死んだことになっている」桐生一馬が本編の裏で巻き込まれた出来事を描く。
メインゲストとして俳優の本宮泰風、山口祥行、歌手のファーストサマーウイカ、モデルのキム・ジェウクが出演する。
本宮、山口は本作と同じく任侠がテーマのビデオシリーズ「日本統一」にてダブル主演している。なお、日本統一とのコラボレーションというわけではなく、本宮演じる獅子堂は”暴れん坊”、山口演じる鶴野は”知的”と、それぞれ普段演じている役柄とは対照的なキャラクターを新たに演じている[2]。また、日本統一の主要メンバー「山崎一門」がモブとして出演している。
また、今作の発表に先駆けて行われた「生キャバ嬢オーディション」合格者5名がゲーム内に登場する[3]。なお、メインゲストであるウイカも事務所には内密にオーディションにエントリーしていたが、同時期にメインゲストとしてのオファーが事務所にあり、生キャバ嬢オーディション自体は不合格ではあったが出演することとなった[4]。
本編シリーズでは初めて東京・神室町が舞台として登場せず、メインの舞台は大阪・蒼天掘。横浜・伊勢佐木異人町も一部探索可能。なお、本作は『8』の開発中に企画が立ち上がったタイトルであり、収録も本作が後に行われた[5]。
再び桐生を起用した理由としては、『7』から始めたプレイヤーに桐生一馬というキャラクターを知ってもらうため、過去作を知らなくても入り込めるようにしているためであると述べている[6]。また、これまで繋がりはないとされていた『JUDGE EYES』シリーズから海藤正治がサブストーリーに登場する[7]。
これまで3Dモデリングだったキャバクラシーンがシリーズで初めて4K解像度での実写映像となった。そのことで、ムービー容量の77%がキャバクラ関係を占めていると龍が如くスタジオ技術責任者の伊東豊が明かしている。また、グラフィック面でも街を歩く人達の数がシリーズ最多になるなどした[8]。
PS5限定の要素として、PS4版のデータをPS5へ引き継ぎが可能になっている[9]。ただし、龍が如くシリーズ恒例の過去作データ引継ぎによる特典は存在しない[9]。
登場人物
[編集]ゲームシステム
[編集]ジャンルがコマンド選択型RPGとなっていた『7』に対して、操作キャラクターが桐生一馬のみとなっている本作では『6』までと同様のアクションアドベンチャー方式のシステムとなっている。加えて、バトルスタイルが「応龍」と「エージェント」という2つのシステムで操作可能である[1]。
応龍
[編集]桐生本来の戦闘スタイル。従来通りの戦闘スタイルの他、ボタンを押し続ける事で威力を増す「タメ攻撃」が追加されている。
エージェント
[編集]古今東西の格闘術を取りいれた大道寺一派秘伝の武術「大道寺式 活殺術」と「ガジェット」という4つの装備を併用した戦法を使うスタイル。応龍とは逆に手数を主にしたスタイルとなっており、ガジェットをボタン長押しする事で発動する。
- 蜘蛛
- 腕からワイヤーを射出し、敵を拘束する。捕らえた敵を振り回したり、敵から武器を奪うといった戦法も可能。戦闘以外でも、手の届かない場所に置いているアイテムを入手するのにも重宝する。
- 蜂
- AIを搭載した戦闘用ドローンを召喚する。ドローンは敵目掛けて飛んでいき、敵の動きを妨害する動きを取る。
- 蛍
- タバコ型爆弾を投げる。爆弾は一定時間経過で爆発し、複数個投げつけて誘爆させることも可能。
- 蛇
- 靴に搭載したジェットエンジンによる高速移動。発動中は動作そのものが突進攻撃になる他、他のガジェットとの併用も可能。
アルティメットカウンター
[編集]ボス格の敵に対する反撃手段。
劇中の主な用語
[編集]- 大道寺一派
- 『6』に登場した日本の政財界を牛耳るフィクサー・大道寺稔が創設した秘密組織。公的には死亡扱いとなった桐生が身を寄せる唯一の居場所となっている。
- キャッスル
- 人目を避けた海域に浮かぶ謎のコンテナ船。その正体は、近江連合が運営する指折りのVIPだけが立ち入ることを許される大人のアミューズメントパーク。名前の通り大阪城を模したシンボルが聳え立っており、船上にはキャバクラやカジノ、闘技場などといった非合法なプレイスポットが建ち並ぶ。鬼仁会の組員がキャッスルのスタッフを担当している。
脚注
[編集]- ^ a b 公式ウェブサイト
- ^ マリエ, 柳本 (2023年6月20日). “春日が裸の理由は? ヤドカリは仲間になる? 『日本統一』とのコラボは? 桐生の変装は本気? 『龍が如く7外伝』&『龍が如く8』開発陣インタビュー”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない?. 2023年7月12日閲覧。
- ^ “『龍が如く7外伝』生キャバ嬢オーディション合格者が発表。kson、佐山愛、中山こころ、要あい、あゆの5名がゲーム内に出演 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年4月27日). 2023年7月12日閲覧。
- ^ “『龍が如く7外伝』のオファーに気づかず、キャバ嬢オーディションに自ら応募したファーストサマーウイカの“龍が如く愛””. インサイド (2023年6月16日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「龍が如く7外伝 名を消した男」「龍が如く8」の最新情報や開発裏話が明らかに。龍が如くスタジオの新作発表会レポート”. 4Gamer.net. 2023年7月12日閲覧。
- ^ “春日が裸の理由は? ヤドカリは仲間になる? 『日本統一』とのコラボは? 桐生の変装は本気? 『龍が如く7外伝』&『龍が如く8』開発陣インタビュー”. 電ファミニコゲーマー (2023年6月20日). 2023年9月30日閲覧。
- ^ “『龍が如く7外伝 名を消した男』おなじみの人物も多数登場!? ボリューム満点のサブストーリーに迫る。ヒョウ柄の服を着たあの人の姿も”. www.famitsu.com (2023年9月29日). 2023年10月25日閲覧。
- ^ Kawase, Ayuo (2023年12月6日). “『龍が如く7外伝』のムービー容量は、77%が“キャバクラ”だった。ど迫力4Kキャバ嬢は容量もダイナマイト”. AUTOMATON. 2024年1月29日閲覧。
- ^ a b “【PS5/龍が如く7外伝 名を消した男】シリーズタイトルソフトや他機種版ソフト、他媒体などとの連動要素(データ連動、引継ぎなど)は何かありますか”. セガQ&Aサイト. 2023年11月11日閲覧。