ファンシーブルー
ファンシーブルー | ||||||||||||
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マイケル・テイバーの勝負服(青帽) | ||||||||||||
欧字表記 | Fancy Blue[1][2] | |||||||||||
品種 | サラブレッド[2] | |||||||||||
性別 | 牝[2] | |||||||||||
毛色 | 鹿毛[2] | |||||||||||
生誕 | 2017年2月2日(7歳)[1] | |||||||||||
父 | ディープインパクト[1][2] | |||||||||||
母 | チェンチコヴァ[1][2] | |||||||||||
母の父 | Sadler's Wells[1][2] | |||||||||||
生国 | アイルランド[1][2] | |||||||||||
生産者 | Coolmore[1] | |||||||||||
馬主 |
Michael Tabor, John Magnier and Derrick Smith →Michael Tabor, Derrick Smith and Mrs John Magnier [1] | |||||||||||
調教師 |
Aidan Patrick O'Brien(アイルランド) →Donnacha O'Brien(アイルランド) [1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 6戦4勝[1] | |||||||||||
獲得賞金 | 527,001ポンド(換算)[1] | |||||||||||
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ファンシーブルー(Fancy Blue)[2]は、アイルランドの競走馬。主な勝ち鞍に2020年のディアヌ賞、ナッソーS。
戦績
[編集]- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]
2019年9月18日、ネース競馬場でのメイドン競走でドナカ・オブライエンを鞍上にデビューし、1着[3]。1か月後の10月18日カラ競馬場のリステッド競走スタフォーズタウンスタッドステークスも勝って2連勝とし[3]、休養に入る。この休養の間にドナカが引退して調教師に転じ[4]、管理も父のエイダン・オブライエンからドナカに委ねられることとなった。なお、スタフォーズタウンスタッドステークス勝利前後からドナカが半ば管理していたことを、エイダンが示唆している[5]。
3歳となった2020年は、当初は1000ギニーを初戦の目標として調整が進められていたが[3]、新型コロナウイルス感染症の影響で開催日程が大幅に変更[6]。改めて、6月13日に順延開催されたアイリッシュ1000ギニー[6]から始動し、ドナカにとっても調教師としてクラシック競走初挑戦となったレースでは[7]、エイダンが管理するピースフルの2着[8]。続くディアヌ賞はアルファセントーリの妹でコロネーションステークス勝ち馬のアルパインスター[9]の2番手からレースを進め、最後の直線で競り合った末にアルパインスターを短首差退けて優勝[10][11]。ドナカも調教師として初めてのクラシック競走制覇を果たした[10]。 続いて、イギリスのナッソーステークスに出走。本レースには世界中を転戦し続けるマジックワンドや、6連勝で前走ファルマスステークスを制したナジーフ、前年の同競走優勝馬であり日本から遠征を続けるディアドラなどが揃い、本馬を含むGI勝ち馬4頭が揃うレースとなった。レースでは先頭集団を進み、直線ではワンヴォイスとの叩き合いを短首差で制してGI2連勝[12]。奇しくもレースが行われた7月30日は父ディープインパクトの命日であった[13]。
秋初戦はアイルランドのメイトロンステークスに出走して3着、次走は凱旋門賞デーの牝馬限定G1・オペラ賞に出走予定であった。しかし、凱旋門賞に出走予定であった4頭の出走を取り消した[14]父エイダンと同様に厩舎で使用していたゲイン社の飼料から禁止薬物が検出されたことを受け、最終的に出走を取り消した[15]。その後、脚の故障が発覚し引退。2021年より繁殖牝馬となる。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[1]の情報および記載法に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 (Draw) |
馬番 (horse No.) |
着順 | 騎手 | タイム | 着差 | 勝ち馬/(2着)馬 |
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2019. | 9.18ネース | メイドン競走 | 芝7f(Gd) | 15 | 3 | 6 | 1着 | D. オブライエン | 1:29.18 | 1/2馬身 | (Chasing the Dawn) | |
10.13 | カラ | スタフォーズタウンスタッドS | L | 芝1m(Sft) | 7 | 5 | 4 | 1着 | S. ヘファーナン | 1:53.09 | アタマ | (A New Dawn) |
2020. | 6.13カラ | 愛1000ギニー | G1 | 芝1m(GF) | 11 | 14 | 5 | 2着 | D. マクドノー | (2馬身) | Peaceful | |
7. 5 | シャンティイ | ディアヌ賞 | G1 | 芝1m2f110y(GS) | 11 | 7 | 7 | 1着 | P-C. ブドー | 2:05.46 | 短首 | (Alpine Star) |
7.30 | グッドウッド | ナッソーステークス | G1 | 芝1m1f197y(Gd) | 7 | 3 | 6 | 1着 | R. ムーア | 2:04.99 | 短首 | (One Voice) |
9.12 | レパーズタウン | メイトロンステークス | G1 | 芝1m(Gd) | 11 | 5 | 5 | 3着 | R.ムーア | 1:39.77 | 1馬身1/2 | Champers Elysees |
- 馬場状態: GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Sft=Soft
血統表
[編集]ファンシーブルーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ヘイロー系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 日本 |
父の父 *サンデーサイレンス1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘア1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 *チェンチコヴァ 2003 鹿毛 アイルランド |
Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
Northren Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
母の母 Kasora1993 鹿毛 |
Darshaan | Shirley Heights | ||
Delsy | ||||
Kozana | Kris | |||
Koblenza | ||||
母系(F-No.) | チェンチコヴァ(IRE)系(FN:1-n) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5 × 3 = 15.63%、Hail to Reason 4 × 5 = 9.38%、Almahmoud 5 × 5 = 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m “Fancy Blue(IRE) form”. Racing Post. 2020年7月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “Fancy Blue(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月7日閲覧。
- ^ a b c “調教師転身ドナカ・オブライエンがディープ娘に期待”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年5月21日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “D.オブライエン騎手が21歳で引退、サクソンウォリアーでG1制覇”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2019年11月25日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “ドナカ・オブライエン騎手、調教に専念するため現役引退(アイルランド)[その他]”. 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2019年11月27日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ a b “【沢田康文の欧州リポート】英ダービー&英オークスは7月4日に同日開催”. サンスポZBAT!競馬. サンケイスポーツ (2020年5月21日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “今夜ディープ娘の無敗制覇なるか/愛1000ギニー”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年6月13日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “ピースフルが愛1000ギニーを快勝、ディープ産駒ファンシーブルーは2着”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年6月14日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “アルパインスターが英G1コロネーションSを圧勝、偉大な姉アルファセントーリに続く”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年6月21日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ a b “Fancy Blue Brings Home the Win in Prix de Diane”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2020年7月5日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “仏オークス、ディープ産駒ファンシーブルーが接戦制す”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年7月6日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “Fancy Blue Bounds Home in Nassau Stakes”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2020年7月31日). 2020年7月31日閲覧。
- ^ 【英ナッソーS】ディープの仔 ファンシーブルーが父の命日に優勝! テレビ東京、2020年7月31日、2020年8月31日閲覧
- ^ “凱旋門賞に出馬予定だった4馬から禁止薬物 武豊が参戦できず”. ライブドアニュース. 2020年10月7日閲覧。
- ^ “【海外競馬】オブライエン父子の管理馬は凱旋門賞開催の全レースで取消に、ディープ産駒ファンシーブルーも | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2020年10月7日閲覧。
- ^ a b “Fancy Blue(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月7日閲覧。
- ^ a b c d “Fancy Blueの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年7月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post