ピレネー=アトランティック県
ピレネー=アトランティック県 Pyrénées-Atlantiques | |
---|---|
ピレネー=アトランティック県章 | |
位置 | |
概要 | |
県番号 | 64 |
地域圏 | ヌーヴェル=アキテーヌ |
県庁所在地 | ポー |
郡庁所在地 |
バイヨンヌ オロロン=サント=マリー |
郡 | 3 |
小郡 | 52 |
コミューン | 547 |
県議会議長 |
ジャン=ジャック・ラセール 民主運動 (フランス) |
統計 | |
人口 国内37位 |
(2011年) 656,608人 |
人口密度 | 86人/km2 |
面積¹ | 7,645 km2 |
¹ 「French Land Register data」(1平方キロ以上の湖沼、エスチュアリー、氷河などの水面積除く。 |
ピレネー=アトランティック県(ピレネー=アトランティックけん、フランス語:Pyrénées-Atlantiques, ガスコーニュ語:Pirenèus Atlantics, バスク語:Pirinio Atlantikoak)は、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の県である。なお、フランス語での発音はリエゾンにより/pi.ʁe.ne.(z)at.lɑ̃.tik/(ピレネーザトランティック)となることもある。
地理
[編集]県東部のオービスク峠から西のビダソア川河口まで鎖状にピレネー山脈が連なり、大西洋(ビスケー湾)に面することからこの名がある。ジェール県、ランド県、ミディピレネーのオート=ピレネー県、スペインのバスク州、ナバラ州とアラゴン州に隣接する。
歴史
[編集]フランス革命期の1790年に設置された県で、当時の県名はバス=ピレネー(Basses-Pyrénées)であった。ベアルン(バス=ナヴァールを含む)やラブールとスール(旧ガスコーニュに含まれていた)、いくつかの教区で構成された。バス=ナヴァール、ラブール、スールはフランス領バスクと総称される。県東部には、オート=ピレネー県の飛び地が二箇所ある。1969年10月10日のデクレによって現在の県名に変わった[1]。
人口統計
[編集]2011年時点での県内のコミューンは547あり、県人口は656,608人だった。2011年1月1日時点で最も人口が多いのはポー(79,798人)で、県人口の12.2%を占めた。人口が2万人を越えるのは、バイヨンヌ、ビアリッツ、アングレットである。県人口の24.6%は人口1000人から5000人のコミューンで暮らす。人口1000人以下のコミューンは2011年1月1日時点で446あった。人口が100人以下のコミューンは40あった。
1801年 | 1831年 | 1841年 | 1851年 | 1856年 | 1861年 | 1866年 |
---|---|---|---|---|---|---|
355.573 | 428.401 | 451.683 | 446.997 | 436.442 | 436.628 | 435.486 |
1872年 | 1876年 | 1881年 | 1886年 | 1891年 | 1896年 | 1901年 |
426.700 | 431.525 | 434.366 | 432.999 | 425.033 | 423.572 | 426.347 |
1906年 | 1911年 | 1921年 | 1926年 | 1931年 | 1936年 | 1946年 |
425.817 | 433.318 | 402.981 | 414.556 | 422.719 | 413.411 | 415.797 |
1954年 | 1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 |
420.019 | 466.038 | 508.734 | 534.748 | 555.696 | 578.516 | 600.018 |
2006年 | 2011年 | |||||
636.849 | 656.608 |
参照元:1811年[2] ; Splaf : 1801-1954 (sauf 1811)[3] ; Insee : 1968-1999[4], 2006[5], 2011[6]
言語
[編集]フランスの他県と同様、公用語はフランス語である。地方言語として2つの言語があげられる。
- ガスコーニュ語 - オック語の方言で、ベアルンや、バスク語との境界近くのいくつかのコミューンや、バイヨンヌ、ビアリッツ、アングレットの都市圏、低アドゥール地方で話される。興味深いことに、ガスコーニュ語地域にあるラ・バスティッド=クレーランスはバスク語が話される飛び地となっている。ガスコーニュ語はカランドレタ校(fr、フランス語とオック語の二言語教育を行う)の幼稚園や公立学校で教えられている。
- バスク語 - フランス領バスクの村々、ベアルンのエスキユールのようなコミューンで話される。道路標識は二言語表記である。方言があり、スベロア方言、ナファロア・ラプルディ方言がある。バスク語はコレージュやリセ、イカストラで教えられている。
ギャラリー
[編集]-
アイノアの町並み
-
イルレギからピレネーをのぞむ
-
オロロン=サント=マリーのサント=マリー大聖堂は巡礼地である
-
フランス第二帝政期からのリゾート地、ビアリッツ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Décret du 10 octobre 1969 portant changement de nom du département des Basses-Pyrénées, JORF no 243 du 16 octobre 1969, p. 10257, sur fr:Légifrance.
- ^ Ch. de Picamilh, Statistiques générales des Basses-Pyrénées (tome 2, p. 37), Pau, 1858.
- ^ "Historique des Pyrénées-Atlantiques". Splaf (Fiches départementales, Pyrénées-Atlantiques, Historique). 2013年1月20日閲覧。
- ^ "Évolution et structure de la population". Insee. 2013年1月20日閲覧。
- ^ "Populations légales 2006". Insee. 2013年1月20日閲覧。
- ^ "Populations légales 2011". Insee. 2014年1月13日閲覧。