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ビルマカラヤマドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビルマカラヤマドリ
ビルマカラヤマドリ
ビルマカラヤマドリ Syrmaticus humiae
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ヤマドリ属 Syrmaticus
: ビルマカラヤマドリ S. humiae
学名
Syrmaticus humiae (Hume, 1881)
和名
ビルマカラヤマドリ
英名
Hume's pheasant

ビルマカラヤマドリ(緬甸唐山鳥、Syrmaticus humiae)は、キジ目キジ科ヤマドリ属に分類される鳥類

分布

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  • S. h. burmanicus

タイ北東部、中華人民共和国雲南省南東部)、ミャンマー北東部

  • S. h. humiae

インドアッサム州マニプル州)、ミャンマー北西部

形態

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全長オス90-96cm、メス48-60cm。翼長オス20.6-22.5cm、メス19.8-21cm。体重オス1kg、メス0.7kg。尾羽はやや長い。

虹彩は黄褐色。嘴の色彩は象牙色。後肢の色彩は灰色。卵は長径4.9cm、短径3.5cm、卵を覆う殻は淡黄色や淡ピンク色を帯びた白。

オスは頭部から頸部は青みがかった黒や灰色で被われる。胴体は赤褐色の羽毛で被われ、背にアルファベットの「V」字状の白い筋模様が入る。翼には2本の白い筋模様が入る。尾羽の色彩は白で、褐色や黒の横縞が入る。メスは全身が褐色の羽毛で被われ、黒い斑紋が入る。

  • S. h. burmanicus

腰は羽毛の外縁(羽縁)が白の黒い羽毛で被われる。

  • S. h. humiae

腰は羽縁が白の青い羽毛で被われる。

分類

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  • Syrmaticus humiae burmanicus
  • Syrmaticus humiae humiae (Hume, 1881)

生態

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標高1,200-2,700mの下生えに草本やシダが密生した開けた常緑広葉樹林、その周辺にある岩場や草原などに生息する。

食性は雑食で、果実、陸棲の貝類などを食べる。

繁殖形態は卵生。3-5月に木の根元や茂みなどに、1回に6-11個の卵を産む。抱卵期間は27-28日。

人間との関係

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開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数の減少が懸念されている。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、175頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、112、177頁。

外部リンク

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