ビリー・バーク (女優)
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ビリー・バーク Billie Burke | |
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1943年宣伝写真 | |
本名 | Mary William Ethelbert Appleton Burke |
生年月日 | 1884年8月7日 |
没年月日 | 1970年5月14日(85歳没) |
出生地 | アメリカ合衆国ワシントンD.C. |
死没地 | アメリカ合衆国ロサンゼルス |
身長 | 160 cm[1] |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 舞台・映画 |
活動期間 | 1903年 - 1960年 |
配偶者 | フローレンツ・ジーグフェルド(1914年 - 1932年) |
主な作品 | |
『オズの魔法使』(1939年) |
ビリー・バーク(Billie Burke, 1884年8月7日 - 1970年5月14日)は、ワシントンD.C.出身のアメリカ合衆国の女優。
ジュディ・ガーランド主演のミュージカル映画『オズの魔法使』(1939年)のグリンダ(北の良い魔女)役で知られる。また、ブロードウェイの興行王フローレンツ・ジーグフェルドの妻としても知られる。
生涯
[編集]1884年にサーカスの道化師だった父親の下に生まれ、サーカス団の巡業に伴い、米国内やヨーロッパを旅してまわる生活を送る。その後、家族でロンドンに落ち着き、18歳の時に舞台デビュー。 22歳の時にニューヨークに渡り、ブロードウェイデビュー。
1916年の映画『Peggy』の主演でハリウッドデビューし、映画女優としても成功するが、1921年の映画『The Education of Elizabeth』で女優を引退する。夫フローレンツ・ジーグフェルドが株への投資で莫大な利益を上げ、働く必要がなくなったからと言われている[1]。
しかし、1929年のウォール街大暴落およびそれに伴う世界恐慌で夫が破産。バークは女優復帰を余儀なくされ、1932年の映画『愛の嗚咽』でハリウッドに復帰する。同作は彼女にとって初のトーキーであり、その撮影中に夫を亡くしている。
女優復帰後は映画のみならず、ラジオのパーソナリティを務めるなど精力的に活動する。
1938年の映画『Merrily We Live』で第11回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされる。
1950年代以降はテレビにもゲストで出演するようになるが、仕事は徐々に少なくなっていき、1960年に引退する。
人物
[編集]- ジーグフェルドの半生を描いた映画『巨星ジーグフェルド』(1936年)ではマーナ・ロイがバークを演じている。
- ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに映画分野で星を持っている。
主な出演作品
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1916 | グロリア物語 Gloria's Romance |
グロリア・スタフォード | |
1918 | 三人ロミオ In Pursuit of Polly |
ポリー・マースデン | |
1919 | おやおやアナベル Good Gracious, Annabelle |
アナベル・リー | |
結婚の渦巻き Sadie Love |
サディー・ラブ | ||
亭主入用 Wanted: A Husband |
アマンダ・ダーシー・コール | ||
1920 | 花嫁の怪賊 Away Goes Prudence |
プルーデンス・ソーン | |
1932 | 愛の嗚咽 A Bill of Divorcement |
メグ(ヒラリーの妻) | |
1933 | 人生の高度計 Christopher Strong |
レディ・ストロング | |
晩餐八時 Dinner at Eight |
ミリセント(オリヴァーの妻) | ||
昨日 Only Yesterday |
ジュリア・ウォレン | ||
1934 | 結婚十分前 Forsaking All Others |
ポーラ | |
1935 | 或る夜の特ダネ After Office Hours |
ノーウッド夫人 | |
虚栄の市 Becky Sharp |
レディ・ベアクレス | ||
モダン騎士道 She Couldn't Take It |
ダニエル・ヴァン・ダイク夫人 | ||
生活への道 Splendor |
クラリッサ | ||
1936 | 楽天伯爵 My American Wife |
ロバート・カンティロン夫人 | |
クレイグの妻 Craig's Wife |
フレイザー夫人 | ||
1937 | 恋の挽歌 Parnell |
クララ | |
天国漫歩 Topper |
トッパー夫人 | ||
花嫁は紅衣装 The Bride Wore Red |
メイナ伯爵夫人 | ||
海の若人 Navy Blue and Gold |
アリス・ゲイツ | ||
1938 | Merrily We Live | キルボーン夫人 | |
心の青春 The Young in Heart |
マーミー | ||
1939 | オズの魔法使 The Wizard of Oz |
グリンダ(北の良い魔女) | |
永遠に貴方を Eternally Yours |
アビー | ||
1940 | ダルシー Dulcy |
エレノア・フォーブス | |
1941 | 彼女はゴースト Topper Returns |
トッパー夫人 | |
1942 | 晩餐に来た男 The Man Who Came to Dinner |
アーネスト・スタンリー夫人 | |
追憶の女 In This Our Life |
ラヴィニア・ティンバーレイク | ||
1949 | ブロードウェイのバークレー夫妻 The Barkleys of Broadway |
リヴィングストン・ベルネイ夫人 | |
1950 | 花嫁の父 Father of the Bride |
ドリス | |
1951 | 可愛い配当 Father's Little Dividend |
ドリス | |
1953 | スモール・タウン・ガール Small Town Girl |
リヴィングストン夫人 | |
1959 | 都会のジャングル The Young Philadelphians |
J・アーサー・アレン夫人 | |
1960 | バファロー大隊 Sergeant Rutledge |
コーデリア・フォスゲート | |
ペペ Pepe |
本人 |
脚注
[編集]- ^ a b “Billie Burke - Biography” (英語). IMDb. 2011年10月11日閲覧。