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ぼくらのパーマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ぼくらのパーマン」
三輪勝恵石川進シングル
初出アルバム『ぼくらのうた テレビのうた 第2集』
B面 すてきなパー子(歌 - 栗葉子
リリース
規格 ソノシート
シングル
ジャンル ポピュラー・ソング
アニメソング
時間
レーベル 朝日ソノラマ(M-90)
日本コロムビア(SCS-23)
作詞 藤子不二雄
作曲 越部信義
試聴
ぼくらのパーマン - YouTube
すてきなパー子 - YouTube
(共に日本コロムビア提供YouTubeアートトラック)
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ぼくらのパーマン」は、1967年TBSテレビ不二家の時間」枠で放送されたアニメパーマン』(第1作)の主題歌として制作された楽曲である。

メインヴォーカルはパーマン1号/須羽ミツ夫役で主演した三輪勝恵で、前番組『オバケのQ太郎』の主題歌を担当した石川進がセリフ部分で参加している[1]。作詞は漫画『パーマン』原作者の藤子不二雄、作曲・編曲は越部信義

本項では挿入歌「すてきなパー子」および「パーマン2号はウキャキャのキャ」についても解説する。

解説

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アニメのオープニングとエンディング兼用で1年間を通して使用され、エンディングでは時期により2番が使われることもあった。原作の旧設定当時に書かれた歌詞なので、パーマンの飛行速度は「91キロ」と歌われている。

レコードの発売は放送開始翌月の1967年5月22日で、朝日ソノラマからソノシート(M-90)としてリリースされた。同時期に日本コロムビアからも別テイクのシングル盤(SCS-23)が発売されているが、テレビ放送で使用されたのはソノラマ盤(東芝EMI『懐かしのミュージッククリップ(39) パーマン』に収録)の方のテイクである。コロムビア盤はソノラマ盤よりもイントロ部分が1小節長く、3番でミツ夫のセリフ部分がソノラマ盤では「ウキー、マイクのテスト中」なのに対しコロムビア盤は「ウキー、ただいまマイクのテスト中」とされる相違が特徴。『テレビまんが主題歌のあゆみ』を始めとするコロムビア発売の各種アルバムでは、自社の原盤が使用されている。

前作『オバケのQ太郎』で好評を博した不二家のソノシート交換キャンペーンは本作でも引き続き行われ、小学館学年誌でも「ぼくらのパーマン」のソノシート(B面は『トッポ・ジージョ』の「トッポちゃんマーチ」)が付録になっていた。なお「不二家の時間」枠の前番組『オバケのQ太郎』(『パーマン』開始後は放送枠を移動して継続)と次番組『怪物くん』では主題歌や季節限定のエンディング曲として「オバQ音頭」や「怪物くん音頭」が作成されたが『パーマン』ではTBS版の本放送中に音頭は作られず、テレビ朝日のリメイク版放送時に「パーマン音頭」が作られている。

主演で本曲を歌唱した三輪はテレビ朝日版でも主題歌「きてよパーマン」を歌唱しており[1]2003年公開の映画『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン』や2004年公開の続編『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!』でも引き続き「きてよパーマン」が主題歌として使用されている。

すてきなパー子

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すてきなパー子」はソノラマ盤、コロムビア盤および他各社のソノシートに収録された挿入歌で、パーマン3号( - 栗葉子)のキャラクターソング。作詞および作曲・編曲は「ぼくらのパーマン」に同じ。

パーマン2号はウキャキャのキャ

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パーマン2号はウキャキャのキャ
大竹宏石川進楽曲
収録アルバムぼくらのうた テレビのうた 第2集
リリース1968年1月10日
規格シングル盤
ジャンルポピュラー・ソング
キャラクターソング
時間2分36秒
レーベル東芝音楽工業(TC-1088)
作詞者藤子不二雄
作曲者筒美京平
その他収録アルバム
  • 藤子・F・不二雄 アニメ主題歌・挿入歌集
  • 藤子・F・不二雄 生誕80周年 藤子・F・不二雄大全集
試聴
パーマン2号はウキャキャのキャ - YouTube
(日本コロムビア提供YouTubeアートトラック)

パーマン2号はウキャキャのキャ」は放送後期から使用された挿入歌で、パーマン2号(声 - 大竹宏)のキャラクターソング。「ぼくらのパーマン」と同じく、セリフ部分に石川進が参加している。東芝音楽工業がドラマ「パーマン2号は社長さん」の主題歌扱いで1968年1月10日にシングル盤(TC-1088)を発売しており、ジャケット裏面には原作の旧設定およびTBS版のみ登場するパーマン5号が描かれている。

作詞は藤子不二雄、作曲は筒美京平[2]。発売元によってタイトルに表記ゆれがあり、朝日ソノラマ発売のソノシート「パーマン2号怪獣退治!」(M-94)では「パーマン2号ウキキのキ」、ミュージック・グラフ発売の「MGテレビコミックス(7) パーマン全員集合」(F8-1)では「パーマン2号ウキャキャのキャ」とされている。

収録アルバム

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最初のアルバム収録はTBS版が放送を終了した1968年に東芝音楽工業から発売されたLPレコード『ぼくらのうた テレビのうた』第2集(TC-6302)だった。CDへの収録は多数のため、主要なものを挙げる。

  • 東芝EMI『懐かしのミュージッククリップ(39) パーマン』(TOCT-10239)
1998年発売。「ぼくらのパーマン」(ソノラマ原盤)のフルサイズ、TVサイズ4種(OP、ED1〜3)および「すてきなパー子」「パーマン2号はウキャキャのキャ」を収録。
  • 日本コロムビア - 以下の収録はいずれもコロムビア原盤。
    LP盤は1976年、CD再発版は1987年発売。LPは1枚目B面のトラック2、CDはディスク1のトラック26に「ぼくらのパーマン」を収録。
    • 『パーマン ザ★ベスト』(COCX-32608)
    2004年の映画公開記念で発売。テレビ朝日版中心の内容だが、トラック8・9に旧作から「ぼくらのパーマン」と「すてきなパー子」を収録(「パーマン2号はウキャキャのキャ」のみ未収録)[3]
    • 『藤子・F・不二雄 アニメ主題歌・挿入歌集』(COCX-37007〜37008)
    ディスク1のトラック14〜16に「ぼくらのパーマン」と「すてきなパー子」「パーマン2号はウキャキャのキャ」を収録。
    • 『藤子・F・不二雄 生誕80周年 藤子・F・不二雄大全集』(COCX-38881〜38885)
    ディスク1のトラック8〜10に「ぼくらのパーマン」と「すてきなパー子」「パーマン2号はウキャキャのキャ」を収録。

出典

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関連項目

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外部リンク

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