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パリュエル原子力発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パリュエル原子力発電所
Centrale nucléaire de Paluel
パリュエル原子力発電所
種類 原子力発電所
電気事業者 フランス電力
所在地 フランスの旗 フランス
セーヌ=マリティーム県パリュエル
北緯49度51分28秒 東経0度38分07秒 / 北緯49.85778度 東経0.63528度 / 49.85778; 0.63528座標: 北緯49度51分28秒 東経0度38分07秒 / 北緯49.85778度 東経0.63528度 / 49.85778; 0.63528
1号機
出力 130万 kW
着工日 1977年
営業運転開始日 1984年
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パリュエル原子力発電所(パリュエルげんしりょくはつでんしょ、フランス語Centrale nucléaire de Paluel)は、フランス共和国セーヌ=マリティーム県パリュエルfr:Paluel)に所在する原子力発電所。施設は英仏海峡の南岸にあり、ルーアンから北西へ60kmディエップから西へ30km、ル・アーヴルから北東へ60kmに位置している。

概要

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パリュエル原子力発電所はフランス電力によって建設・運営されている。所内には130万kW級原子炉4基が設置され、建造は1977年から1986年までかけられていた。冷却水は英仏海峡から取水している。

パリュエル原子力発電所は正規約1,250人と下請け300人の従業員がいる。

2004年6月23日、海峡での嵐を原因として大量の藻類が冷却システム用のポンプフィルタードラムに付着し、所内の全原子炉は停止する。事故は国際原子力事象評価尺度レベル1に分類された。これら藻類を原因として、2004年の発電所電力生産量の6%を喪失している。藻類激増は少なくとも部分的には農業由来の硝酸塩の海面流出であるとされる。

2009年9月、所内の交流発電機から出火し、消防士50人が出動して鎮圧される[1]

2011年6月、所内からの度重なるリークにより放射性ガスによる労働者の汚染が明らかとなった[2]。健康・安全・労働条件委員会(fr:Comité d'hygiène, de sécurité et des conditions de travail)は情報を入手して必要な手続きを促した。労働組合である労働者総同盟鉱山エネルギー連盟(fr:Fédération nationale des mines et de l'énergie CGT)によれば、発電所当局は電力生産を継続するために労働者に対して圧力を加えていたと伝える[3]。フランス電力は事件が4月に3号機の燃料交換時に発生したと発表し、施設外に漏洩は生じなかったと伝えた。この事件は国際原子力事象評価尺度レベル0に分類された[4]

原子炉の特性

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各原子炉の特性は以下のとおり[5]

原子炉名 格納容器形式
(原子炉形式)
容量(MW) 運用者 建造者 建設開始 送電網接続運転開始 営業運転開始 原子炉の運転終了
炉心熱出力(MWt) 定格出力(MWe) 平均出力(MWe)
Paluel-1 P4 REP 1300
(PWR)
3817 1382 1330 フランス電力 フラマトム 1977年8月 1984年9月 1985年12月
Paluel-2 P4 REP 1300
(PWR)
3817 1382 1330 フランス電力 フラマトム 1978年1月 1984年9月 1985年12月
Paluel-3 P4 REP 1300
(PWR)
3817 1382 1330 フランス電力 フラマトム 1979年2月 1985年9月 1986年2月
Paluel-4 P4 REP 1300
(PWR)
3817 1382 1330 フランス電力 フラマトム 1980年2月 1986年4月 1986年6月

脚注

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関連項目

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外部リンク

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