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パラダイス・ロスト (シンフォニー・エックスのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『パラダイス・ロスト』
シンフォニー・エックススタジオ・アルバム
リリース
ジャンル プログレッシブ・メタル
時間
レーベル インサイド・アウト・ミュージック
ビクターエンタテインメント(日本)
プロデュース マイケル・ロメオ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 39位(スウェーデン[1]
  • 50位(ドイツ[2]
  • 59位(オランダ[3]
  • 60位(フランス[4]
  • 61位(スイス[5]
  • 76位(日本[6]
  • 123位(アメリカ[7]
  • シンフォニー・エックス アルバム 年表
    ジ・オデッセイ
    2002年
    パラダイス・ロスト
    (2007年)
    アイコノクラスト
    2011年
    ミュージックビデオ
    「Set The World On Fire」 - YouTube
    「Serpents Kiss」 - YouTube
    テンプレートを表示

    パラダイス・ロスト』(PARADISE LOST)は、アメリカ合衆国プログレッシブ・メタルバンドシンフォニー・エックスが2007年に発表したスタジオ・アルバム

    概要

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    シンフォニー・エックスの7作目のスタジオ・アルバム。ジョン・ミルトンによる叙事詩失楽園』(1667年)を構想のヒントにしているが、内容自体はオリジナルで、当該作品をテーマとしたコンセプト・アルバムではない[8]

    本作はバンドとして初めてアメリカのビルボード200にチャートインし123位を記録、1週間チャートインし続け、トップ・ヒートシーカーズでは1位を獲得し[9]、他の5カ国でもトップ100にランクインした[10]

    制作背景

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    2005年11月16日にバンドが「すべてをまとめ始める」と発表して以来、本作のリリースは何度も延期されている。2006年3月18日のファンクラブ・チャットで、ギタリストでメイン・ソングライターのマイケル・ロメオは、「このアルバムは少しダークになる。『Out of the Ashes』ほど明らかではないがクラシックの影響はまだたくさん残っている」と言及。さらに彼は、H.P.ラヴクラフトの作品をテーマにした曲がアルバムに収録される可能性を示唆し、『Paradise Lost』が今のところテーマだと語り、アルバム・タイトルの噂を流した。

    2006年8月、アルバム・タイトルが「Paradise Lost」と裏付けるようなカバー・アートがインターネット上に流出した。この流出したアルバム・アートは、当初バンドによって 「暫定的」なアートワークとして分類されていたが、後に正式なアートワークであることが明らかになり、2007年5月12日にシンフォニーXの公式サイトで裏表紙を含む全パノラマが公開された。

    一時は2006年後半にリリースされると発表されたが、最終的に2007年6月26日に正式リリースされるまで、何度も延期されている。2007年5月12日、バンドのマイスペースで「Serpent's Kiss」が公開され、ドイツのレコードレーベルSPVのウェブサイトでは、アルバム収録曲のMP3サンプルが公開された。



    収録曲

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    #タイトル作詞作曲時間
    1.「Oculus ex Inferni」(オクルス・エクス・インフェルニ)インストゥルメンタルマイケル・ロメオ
    2.「Set the World on Fire (The Lie of Lies)」(セット・ザ・ワールド・オン・ファイア〈ザ・ライ・オヴ・ライズ〉)ロメオ, ラッセル・アレンロメオ
    3.「Domination」(ドミネーション)ロメオ, アレンロメオ
    4.「Serpent's Kiss」(サーペントズ・キッス)ロメオ, アレンロメオ
    5.「Paradise Lost」(パラダイス・ロスト)ロメオ, アレンロメオ, マイケル・ピネーラ
    6.「Eve of Seduction」(イヴ・オヴ・シダクション)ロメオ, アレンロメオ
    7.「The Walls of Babylon」(ザ・ウォールズ・オヴ・バビロン)ロメオ, アレンロメオ
    8.「Seven」(セヴン)ロメオ, アレンロメオ
    9.「The Sacrifice」(ザ・サクリファイス)アレンロメオ
    10.「Revelation (Divus Pennae ex Tragoedia)」(レヴェレイション〈ディーヴス・ペンナエ・エクス・トラゴエディア〉)ロメオ, アレンロメオ
    11.「SACRIFICE PRELUDE〔DEMO〕」(サクリファイス・プレリュード〔デモ〕)(インストゥルメンタル)ロメオ
    12.「OPENING ALTERNATE INTRO」(オープニング・オルタネイト・イントロ〔デモ〕)(インストゥルメンタル)ロメオ
    合計時間:
    • 11.12.は日本国内盤のボーナス・トラック

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ swedishcharts.com - Symphony X - Paradise Lost
    2. ^ Symphony X | Longplay-Chartverfolgung - mucicline.de
    3. ^ Symphony X - Paradise Lost - dutchcharts.nl
    4. ^ lescharts.com - Symphony X - Paradise Lost
    5. ^ Symphony X - Paradise Lost - hitparade.ch
    6. ^ ORICON STYLE
    7. ^ Symphony X - Awards”. AllMusic. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月25日閲覧。
    8. ^ 本作国内盤ライナーノーツの解説より。
    9. ^ Symphony X Chart History”. Billboard. 2024年3月25日閲覧。
    10. ^ Symphony X - Paradise Lost”. finnishcharts.com. Hung Medien. 2024年3月25日閲覧。