パトライト
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この項目「パトライト」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - 回転灯の具体的定義 (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2015年8月) |
パトライトは、
- 主にパトカー・救急車・消防車などの緊急車両に装備され、また救急対応可能な病院の専用入り口に設置されている回転灯などに利用されるパトライト社の登録商標。
- 機材自体はパトランプと呼ばれる(同社では「警光灯」と呼称)。赤・青・黄・緑・紫がある。またそれ以外にもパチスロ機のボーナス告知、コンビニエンスストアの緊急事態などの告知、あるいは工場内の設備などにタワー状にパトランプ複数個を一体にしたもの(シグナルタワー)で設備の稼働状況(例えば、緑黄赤3灯式で、緑灯なら正常稼働、黄灯なら材料待ち、赤灯なら故障など)など、ある事態を告知するためのランプとして広く使われている。英語ではRotary Beacon Light。日本では緊急車両の緊急走行時サイレンの吹鳴とともに目にする機会が多く、サイレンと混同されることがあるが、全くの別物である。
- 1.を製造する日本の企業。以下で述べる。
大阪本社が入居する大阪御堂筋ビル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目1番3号 |
設立 |
1985年(昭和60年)2月25日 (株式会社福寅) |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 6120001131999 |
代表者 | 代表取締役社長 山田 裕稔 |
資本金 | 3億円 |
純利益 |
1億8,200万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
94億2,400万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
154億3,300万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 |
連結1001名、単独570名 (2021年9月現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 因幡電機産業株式会社 100% |
関係する人物 | 佐々木寛一(創業者) |
外部リンク | www.patlite.co.jp |
特記事項:東京本社:〒141-0032 東京都品川区大崎1丁目6番1号 TOC大崎ビルディング17階 2012年2月1日株式会社福寅が旧会社を合併し(新)株式会社パトライトに商号変更した。旧会社の設立日1963年(昭和38年)1月10日。 |
株式会社パトライト(英: PATLITE Corporation)は、回転灯などを主に製造している、大阪府大阪市中央区および東京都品川区に本社を置く会社である。因幡電機産業株式会社の完全子会社。
沿革
[編集]- 1947年1月 佐々木寛一が自分の名から取った「ササ電機研究所」として、大阪市阿倍野区にて創業。
- 1955年 音響機器用直流マイクロモータを開発。
- 1963年1月10日 「株式会社佐々木電機製作所」として設立される。
- 1965年 ブレーキを踏むことで光る、赤色の回転灯を開発。自動車の後部に搭載し、ヒットする。
- 1977年 海外の製品を参考に、警察車両向けに大型化してサイレン用スピーカを一体化した「散光式警光灯」を製品化。後に、警察に採用される。
- 1981年 大阪府八尾市に本社移転。
- 1982年 積層式表示灯を開発、販売。
- 1984年 音声合成はじめ音製品を開発、警報音響分野に進出。
- 1985年 創業当初から続けていた、松下電器産業からの下請けをやめる。
- 1989年 米国ロサンゼルスにSASAKI ELECTRIC(U.S.A.)CORPORATION(現PATLITE(U.S.A.)Corporation)を設立。
- 1990年 LEDボードを開発、販売。
- 1994年7月 商号を(旧)株式会社パトライトに変更。兵庫県三田市の三田テクノパークに三田工場完成。
- 1996年 ブーメラン型回転灯を開発し、特許を取得。
- 1997年 ISO9001認証・取得(本社・テクノセンター・三田工場)。
- 1998年 シンガポールに東南アジアの販売拠点としてPATLITE(SINGAPORE)PTE LTDを設立。
- 1999年 インドネシアのバタミンド工業団地にPT.PATLITE INDONESIAを設立
- 2000年6月2日 大阪証券取引所2部に上場。
- 2001年4月5日 東京証券取引所2部に重複上場。ISO14001認証・取得(本社・テクノセンター・三田工場)。PT.PATLITE INDONESIA ISO9001認証・取得。
- 2003年 マルチカラーLEDボードを開発、販売。
- 2005年3月1日 大阪証券取引所1部、東京証券取引所1部に上場。第一回関西経営品質イノベーション賞受賞。中国の上海にPATLITE(CHINA)CORPORATIONを設立。
- 2007年 大阪市中央区に本社移転。
- 2007年11月14日 創業家一族の資産管理会社である株式会社福寅がTOBを実施し、完全子会社化をめざすと発表。
- 2008年3月21日 上場廃止。
- 2009年 ドイツのミュンヘンにPATLITE Europe GmbHを設立。
- 2010年 ワイヤレス・データ通信システムAirGridを開発、販売。
- 2011年 韓国のソウルにPATLITE KOREA CO., LTD.を設立。
- 2012年2月1日 株式会社福寅が株式会社パトライトを吸収合併し、(新)株式会社パトライトに商号変更。
- 2013年5月13日 因幡電機産業株式会社が全株式を取得し、同社の完全子会社となる。
- 2014年 台湾にPATLITE TAIWAN CO., LTD.を設立。
- 2016年 タイにPATLITE(THAILAND)CO., LTD.を設立。
- 2017年10月1日 春日電機株式会社と合併。
- 2019年 メキシコにPATLITE MEXICO S.A. de C.V.を設立。
- 2019年10月 東京本社を開設し、大阪本社との2本社体制とする[2]。
主な製品
[編集]- 散光式警告灯(パトカー、救急車、消防車、道路維持作業車など緊急車輌用の回転灯)
- 電子サイレンアンプ
- 回転灯
創業当時からのロングラン商品。
看板、駐車場の出入口、コンビニ入り口(防犯用)など注意喚起用などに使用される。
- 積層信号灯(シグナルタワー)
アメリカ・シリコンバレーの半導体工場で使われている製品のシェアは、約70%。
2017年の市場調査によると世界シェア1位。
- 工事現場、道路の液晶表示板
- マイクロモーター(現在は生産終了)
- ネットワーク監視表示灯
- 音・音声合成報知器
- LED照明
- 端子台
- ホイスト
など
音声合成
[編集]音声アナウンスは、旧機種より田中千架子、鷹木ひめかを経て、現在は秀平真由美(女声)、奥生史生(男声)が担当している。
脚注
[編集]- ^ a b c 株式会社パトライト 第40期決算公告
- ^ “Information”. 株式会社パトライト. 2021年6月23日閲覧。