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パイパロープ・ゴーキャットジム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パイパロープ・ゴーキャットジム
基本情報
本名 Pai Pharob
通称 King of Knockout
Meteor Punch(流星パンチ)
階級 スーパーバンタム級
身長 161cm
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 (1983-05-05) 1983年5月5日(41歳)
出身地 チャイヤプーム県
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 39
勝ち 35
KO勝ち 27
敗け 4
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パイパロープ・ゴーキャットジム: ไผ่ผารบ ก่อเกียรติยิม: Paipharob Kokietgym1983年5月5日 - )は、タイプロボクサー。元WBA世界ミニマム級暫定王者チャイヤプーム県出身。

来歴

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2002年8月7日プロデビュー。6回判定勝ち。その後7年のブランク。

2009年10月9日、PABAフライ級王者レイ・ミグレノと対戦し、4回KO勝ちを収め王座獲得に成功した。そこからKO率が上昇し強打が開花した。

その後フライ級からライトフライ級に階級を落とし、2009年12月25日、ドニー・マバオとPABAライトフライ級暫定王座決定戦を行い、5回KO勝ちを収めPABA王座の2階級制覇に成功した。

2010年6月9日、正規王者ウィサヌ・ゴーキャットジムのスーパー王座認定に伴い空位になった正規王座に認定された。

2010年6月13日、ライアン・マリテックとWBOアジア太平洋ライトフライ級王座決定戦を行い、2回1分30秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]

2010年8月13日、エリック・ディアス・シレガーと対戦し、シレガーの4回終了時棄権した為PABA王座は3度目、WBOアジア太平洋王座は初防衛に成功した。

2010年10月8日、ジャン・タオと対戦し、1回2分18秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した。

2010年11月、PABAライトフライ級を返上。

2010年11月14日、クワンタイ・シッモーセンのスーパー王座認定に伴うPABAミニマム級王座決定戦でドミ・ネノケバ(インドネシア)と対戦し、初回1分19秒KO勝ちを収め、PABA王座の3階級制覇に成功した。

2011年2月、WBOアジア太平洋ライトフライ級王座を返上。

2011年9月16日、ロッブリー県のバーンミー・スポーツセンターでジャック・アミサと対戦し、1回2分16秒TKO勝ちを収めPABA王座6度目の防衛に成功した[2]

2011年11月7日、ノーンカーイ県ヘスス・シルベストレWBA世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、前半はパイパロープのペースになるも逆に後半はシルベストレがペースを握る互角の展開に。結果12回3-0(116-112、115-113、115-114)の判定勝ちを収め暫定ながら王座獲得に成功するも、デビュー時のフライ級からの急激な減量が原因でスタミナ切れになった為、減量苦が一部では飛び交うほどだった。

2012年1月7日、ロッブリー県の路上でプロボクサー仲間とバイクの2人乗りをして職務質問を受けた際に覚せい剤を100錠所持していた為、麻薬取締法違反で逮捕された[3]

2012年5月10日、WBA世界ミニマム級暫定王座を剥奪され、WBA世界ミニマム級1位も空位になった[4]

2012年9月13日、バンコクMBKセンターABCOコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、116-113、116-112)の判定勝ちで王座獲得に成功した[5]

2012年11月26日、ノーンカーイ県で行われたABCOライトフライ級暫定王座決定戦でロケ・ラウロと対戦し、12回3-0(114-112、114-113、116-111)の判定勝ちで王座獲得に成功した[6]

2013年11月7日、WBAはパイパロープが332日間試合をしていない為、パイパロープにWBA世界ライトフライ級15位への降格処分を科した[7][8]

2014年5月8日、ロッブリー県バーンミー郡のワット・プノーイでジェイアー・エストレモスとWBOオリエンタルライトフライ級王座決定戦を行い、4回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年7月10日、ノンタブリー県パーククレット郡でボビー・コンセプションと対戦し、3回KO勝ちを収め初防衛に成功した。

2014年9月12日、サムットプラーカーン県バーンプリー郡タムボン・バーンプリーヤイでランディ・ペタルコリンのWBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦出場に伴いファリス・ネンゴとPABAライトフライ級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収め、4年ぶりの王座返り咲きに成功した。

2014年10月4日、ナコーンラーチャシーマー県のワット・バーン・ライでマテオ・ハンディグと対戦し、3-0の判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2015年2月13日、ノンタブリー県のSBAC特設会場でライオネル・レガダと対戦し、3回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2015年8月28日、バンコクでファンザー・ンダヒューと対戦し、初回1分45秒KO勝ちを収め3度目の防衛に成功した。

2015年10月3日、ナコーンラーチャシーマー県のワット・バーン・ライでジョファー・マラヤンと対戦し、マラヤンの2回終了時棄権でPABA王座2度目の防衛に成功した。

2015年11月20日、スパンブリー県ドゥームバーンナーンブワット郡のワット・ドンピクンでオスカー・ラクナファと対戦し、ラクナファが8回時に棄権した為TKO勝ちを収めPABA王座3度目の防衛に成功した。

2016年2月26日、スリン県でジェシー・エスピナスと対戦し、プロ初黒星となる8回TKO負けを喫しWBOオリエンタル王座の4度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。

2023年10月13日、後楽園ホールで行われた「LIFETIME BOXING FIGHTS17」で初の海外での試合で日本のリングに初登場して大湾硫斗と対戦したが、前日に大湾が800gの超過があった為試合当日昼に60.3キロをクリアした事で試合は通常通り行われたが、4回1分40秒TKO負けを喫した[9]

獲得タイトル

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  • 第10代PABAフライ級王座
  • PABAライトフライ級暫定王座
  • 第10代PABAライトフライ級王座
  • WBOアジア太平洋ライトフライ級王座
  • 第11代PABAミニマム級王座
  • WBA世界ミニマム級暫定王座(防衛0=剥奪)
  • ABCOコンチネンタルフライ級王座
  • ABCOライトフライ級暫定王座
  • WBOオリエンタルライトフライ級王座
  • 第13代PABAライトフライ級王座

脚注

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  1. ^ Paipharob Kokietgym stops Maliteg, wins WBO ASPAC title BOXING NEWS24 2010年6月14日
  2. ^ Paipharob Kokietgym Crushes Amisa, Eyes Title Shot Boxing Scene.com 2011年9月18日
  3. ^ タイのボクシング世界王者、覚せい剤所持で逮捕 newsclip.be 2012年1月12日
  4. ^ WBA strips Mundine and Paipharob Archived 2012年6月14日, at the Wayback Machine. Fightnews.com 2012年5月10日
  5. ^ Paipharob grabs ABCO crown Fightnews.com 2012年9月15日
  6. ^ Sod Looknongyangtoy Stops Elmer Francisco in Three Boxing Scene.com 2012年11月28日
  7. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2013年11月7日
  8. ^ WBA Ratings movements as of October 2013 WBA公式サイト 2013年11月15日
  9. ^ 日本S・ライト級4位の湯場海樹 豪快36秒KO勝ち 大湾硫斗は再起戦勝利”. Boxing News(ボクシングニュース) (2023年10月13日). 2023年10月24日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
レイ・ミグレノ
第10代PABAフライ級王者

2009年10月9日 - 2009年(返上)

空位
次タイトル獲得者
レイ・ミグレノ
暫定王座決定戦 対戦者
ドニー・マバオ
PABAライトフライ級暫定王者
2009年12月25日 - 2010年6月9日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ウィサヌ・ゴーキャットジム
第10代PABAライトフライ級王者

2010年6月9日 - 2010年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ネスラ・サシプラパ
空位
前タイトル保持者
クワンタイ・シッモーセン
第11代PABAミニマム級王者

2010年11月14日 - 2011年10月(返上)

空位
次タイトル獲得者
クワンタイ・シッモーセン
暫定王座決定戦 対戦者
ヘスス・シルベストレ
WBA世界ミニマム級暫定王者
2011年11月19日 - 2012年5月10日(剥奪)
次暫定王者
剥奪により消滅
空位
前タイトル保持者
ランディ・ペタルコリン
第13代PABAライトフライ級王者

2014年9月12日 - 現在

次王者
N/A