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バルチス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バルチス
Barcis
バルチスの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の旗 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
県/大都市 ポルデノーネ
CAP(郵便番号) 33080
市外局番 0425
ISTATコード 093006
識別コード A640
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 220 人 (2023-01-01 [1])
人口密度 2.1 人/km2
文化
住民の呼称 barciani
守護聖人 洗礼者聖ジョヴァンニ
(San Giovanni Battista)
祝祭日 6月24日
地理
座標 北緯46度11分 東経12度34分 / 北緯46.183度 東経12.567度 / 46.183; 12.567座標: 北緯46度11分 東経12度34分 / 北緯46.183度 東経12.567度 / 46.183; 12.567
標高 409 (342 - 2251) [2] m
面積 103.10 [3] km2
バルチスの位置(イタリア内)
バルチス
バルチスの位置
ポルデノーネ県におけるコムーネの領域
ポルデノーネ県におけるコムーネの領域 地図
イタリアの旗 ポータル イタリア
テンプレートを表示

バルチス: Barcis)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ポルデノーネ県にある、人口約200人の基礎自治体コムーネ)。

名称

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標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。

地理

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位置・広がり

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ポルデノーネ県北西部にあるコムーネである。バルチスの集落は、県都ポルデノーネの北北西約27km、ベッルーノの東北東約27km、ウーディネの西北西約54km、ヴェネツィアの北北東約86kmに位置する。

ポルデノーネ県概略図

隣接コムーネ

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隣接するコムーネは以下の通り。BLはベッルーノ県所属を示す。

地勢

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バルチスの集落は、ドロミティ・フリウラーネ (it:Dolomiti Friulaneの山中、ヴァルチェッリーナ (it:Valcellinaの海抜409mに位置し、人造湖バルチス湖 (it:Lago di Barcisのほとりにある。

村は山々に囲まれている。コムーネの北(クラーウトとの境界)に、Monte Resettùm (2,067 m)、西に monti Crep Nudo (2,207 m) および Messer (2,230 m)、南に monti Cavallo (2,251 m) と Cjastelât (1,641 m)がある。東方(アンドレーイスのコムーネ内)には monti Raut (2,026 m) や Fara (1,342 m) を望むことができる。

気候分類・地震分類

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バルチスにおけるイタリアの気候分類 (itおよび度日は、zona F, 3148 GGである[4]。 また、イタリアの地震リスク階級 (itでは、zona 1 (sismicità alta) に分類される[5]

歴史

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ヴァルチェッリーナ地方の中心に位置するバルチスの地名は、ケルト語の barg (馬、あるいは帽子)または berg(山)に由来すると考えられている。こうした起源は、北部イタリアにある多くの山の名と共通である。

古代にはケルト人の居住する村であった。1314年には地滑りにより村が被害を受け、チェッリーナ川のほとりに村が再建された。1606年には大火に遭った。

第一次世界大戦中の1916年11月、イタリア王国軍とオーストリア=ハンガリー帝国軍の戦場となった。第二次世界大戦中の1944年には、戦争を原因として村が焼失している(これは1606年に次ぐ二度目の大火であった)。

1954年には水力発電のためのダムが建設され、バルチス湖が造られた。エメラルド色の人造湖は、この小さなリゾート地を特徴づける景観となっている。

行政

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分離集落

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バルチスには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Arcola, Armasio, Cimacosta, Fontane, Guata, Losie, Mighet, Molassa, Pentina, Pezzeda, Ponte Antoi, Portuz, Predaia, Ribe, Roppe, Vallata

社会

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人口

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人口推移

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言語

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住民は、イタリア語に次いで、フリウリ語の西部方言を話している。

2007年12月18日に制定された、フリウリ語の保護と振興に関するフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の州法(Legge regionale 18 dicembre 2007, n. 29 "Norme per la tutela, valorizzazione e promozione della lingua friulana")により、標準フリウリ語と現地方言による地名表記の規範化がなされた。

脚注

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  1. ^ Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年2月11日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Ripartizione:Nord-est, Regione:Friuli-Venezia Giulia, Provincia:Pordenone, Comune:Barcis を選択
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Pordenone (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月20日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Pordenone (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月20日閲覧。
  4. ^ Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
  5. ^ classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). Dipartimento della Protezione Civile. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。

外部リンク

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