コンテンツにスキップ

バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』
ザ・フラワー・キングススタジオ・アルバム
リリース
録音 1994年12月 - 1995年9月[1]
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル フォックストロット・レコード
インサイド・アウト・ミュージック(リイシュー)
プロデュース ロイネ・ストルト
専門評論家によるレビュー
ザ・フラワー・キングス アルバム 年表
バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ
(1995年)
レトロポリス
(1996年)
テンプレートを表示

バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』(Back in the World of Adventures)は、スウェーデンプログレッシブ・ロックバンドザ・フラワー・キングス[注釈 1]1995年に発表した初のスタジオ・アルバム

解説

[編集]

カイパのギタリストのロイネ・ストルトは、1994年にハイメ・サラザール、ハッセ・ブルニウソン等のミュージシャンを迎えたソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』を発表[2]。そして、ストルトはトマス・ボディーンやマイケル・ストルトといったメンバーも起用し、バンドとしての「ザ・フラワー・キングス」を正式に結成した[2]

ジョン・W・パターソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ギターは極めてメロディックで、ブライアン・メイデヴィッド・ギルモアにも匹敵する」「冒頭の"World of Adventures"を筆頭に、どの曲もロックしており、多様なサウンドを渦巻かせている」と評している[3]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「現世を嘆くロマンティックな詞とコーラスが美しい(4)、ギターとメロトロンのサウンドが悠々と響きわたるインスト(6)など、密度の濃い音空間を構築」と評されている[4]

収録曲

[編集]

全曲ともロイネ・ストルト作。2. 5. 6. 7. 9.はインストゥルメンタル

  1. ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ "World of Adventures" - 13:37
  2. アトミック・プリンス/カレイドスコープ "Atomic Prince/Kaleidoscope" - 7:49
  3. ゴー・ウェスト・ユダ "Go West Judas" - 7:47
  4. 行き先のない列車 "Train to Nowhere" - 3:49
  5. オブリヴィオン・ロード "Oblivion Road" - 3:47
  6. 英雄のテーマ "Theme for a Hero" - 8:32
  7. テンプル・オヴ・ザ・スネイクス "Temple of the Snakes" - 1:23
  8. マイ・コズミック・ラヴァー "My Cosmic Lover" - 6:46
  9. ザ・ワンダー・ホイール "The Wonder Wheel" - 4:17
  10. ビッグ・パズル "Big Puzzle" - 13:34

参加ミュージシャン

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1995年の日本流通盤 (MAR-95155)の帯では「フラワーキングス (ロイネ・ストルト)」と表記されていたが、2015年再発CD (BELLE 152364)の帯では「ザ・フラワー・キングス」という表記に変更された。

出典

[編集]
  1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
  2. ^ a b Couture, François. “Roine Stolt Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2022年4月3日閲覧。
  3. ^ Patterson, John W. “Back in the World of Adventures - The Flower Kings”. AllMusic. 2022年4月3日閲覧。
  4. ^ フラワーキングス(ロイネ・ストルト)/バック・イン・ザ・ワールド・オブ・アドヴェンチャーズ”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年4月3日閲覧。

外部リンク

[編集]