ハーフ・ア・チャンス
ハーフ・ア・チャンス | |
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Une chance sur deux | |
監督 | パトリス・ルコント |
脚本 |
パトリック・ドゥヴォルフ セルジュ・フリードマン パトリス・ルコント |
原案 | ブルーノ・タルドン |
製作 | クリスチャン・フェシュネール |
製作総指揮 | エルヴェ・トリュフォー |
出演者 |
アラン・ドロン ジャン=ポール・ベルモンド ヴァネッサ・パラディ |
音楽 | アレクサンドル・デプラ |
撮影 | スティーヴン・B・ポスター |
編集 | ジョエル・アッシュ |
製作会社 |
Christian Fechner Films TF1 Films Production |
配給 |
UGC Fox Distribution シネマパリジャン |
公開 |
1998年3月25日 1998年11月7日 |
上映時間 | 109分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
製作費 | €22,17 million[1] |
『ハーフ・ア・チャンス』(原題: Une chance sur deux)は、1998年のフランスのアクション映画。パトリス・ルコント監督の作品。アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが『ボルサリーノ』以来、28年ぶりに共演したことで話題となった[2]。
ストーリー
[編集]20才にして高級車専門の窃盗犯であるアリス(ヴァネッサ・パラディ)。彼女は服役中に母親を病気で亡くした。出所の際に、母親が残した録音テープを受け取るアリス。そこには、20年前に愛した二人の男のうち、どちらかがアリスの父親だという、母親の遺言が吹き込まれていた。
父親候補の二人の男は、共に独身で初老の資産家だった。二人に会いに行くアリス。高級レストランのオーナーであるジュリアン(アラン・ドロン)は、実は大泥棒。高級車デューラーのレオ(ジャン・ポール・ベルモンド)は、外人部隊の元指揮官で、二人とも警察にマークされていた。愛らしいが泥棒でもあるアリスに惚れ込み、自分こそ父親だと張り合うジュリアンとレオ。
一人でクラブに踊りに行ったアリスは、男たちに襲われ、車を盗んで逃げ出した。ところがそれはロシアン・マフィアの車で、移送中の大金が隠されていた。ジュリアン達が金を盗んだと思い込み、襲撃して来るマフィア。事情が分からぬまま反撃し、マフィアの資産を爆破するジュリアン達。
実は、マフィアの金は警察が回収していた。日頃から目障りなジュリアン達を消す為に、マフィアに情報を流し、襲わせる警察本部長。アリスを拉致され、マフィアのアジトを破壊するジュリアンとレオ。
無事に救い出されたアリスは血液検査を受けた。しかし、結果の書かれた書類を破り捨てるアリス。どちらが父親でも良いというのは、母親の遺言でもあったのだ。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ジュリアン・ヴィニャル - アラン・ドロン(野沢那智)
- レオ・ブラサック - ジャン=ポール・ベルモンド(羽佐間道夫)
- アリス・トマゾ - ヴァネッサ・パラディ(岡本麻弥)
- キャレラ - エリック・デフォス(堀内賢雄)
- レインコートの男 - アレクサンドル・ヤコヴレフ(大塚明夫)
- シャルコフ - ヴァレリ・ガタエフ(滝口順平)
- ルドウィニャン - ミシェル・オーモン(富田耕生)
- ヴァリノ弁護士 - ジャック・ロマン(福田信昭)
スタッフ
[編集]- 監督:パトリス・ルコント
- 製作:クリスチャン・フェシュネール
- 製作総指揮:エルヴェ・トリュフォー
- 原案:ブルーノ・タルドン
- 脚本:パトリック・ドゥヴォルフ、セルジュ・フリードマン、パトリス・ルコント
- 撮影:スティーヴン・B・ポスター
- 編集:ジョエル・アッシュ
- 音楽:アレクサンドル・デプラ
日本語吹替版
[編集]※日本語吹替版はテレビ東京が放送用に制作したものだが、ソフト収録も兼ねてノーカットで制作された[3]。ただ、テレビ放送は予定よりも遅れ、ソフト発売から2年後にようやく『木曜洋画劇場』で行われた[4]。
出典
[編集]- ^ http://www.jpbox-office.fr/fichfilm.php?id=3069
- ^ ハーフ・ア・チャンス - MOVIE WALKER PRESS
- ^ 元プロデューサーのツイート
- ^ ソフト発売は1999年4月23日、テレビ放送は2001年4月5日が初。