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ハードロック工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハードロック工業株式会社
Hardlock Industry Co.,Ltd.
ハードロック工業本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
577-0063 
大阪府東大阪市川俣1丁目6番24号
設立 1977年昭和52年)
創業:1974年昭和49年)
業種 金属製品
法人番号 1122001005881 ウィキデータを編集
事業内容 工業用ナットの製造販売
代表者 代表取締役社長 若林雅彦
資本金 1,000万円
売上高 約20億円(2022年6月期)[1]
従業員数 90名(2023年6月現在)
外部リンク https://hardlock.co.jp/
特記事項:東京支店は東京都台東区東上野2丁目5番9号 東上野三和ビル3Fに所在する。
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ハードロック工業株式会社(ハードロックこうぎょう、: Hardlock Industry Co.,Ltd.)は、大阪府東大阪市川俣に本社を置く、工業用ナットのメーカーである。1974年(昭和49年)創業。

会社概要

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ハードロックナット

創業者の若林克彦が、大阪工業大学卒業後に設計技師として企業に就職後、1961年(昭和36年)に、戻り止めナットをさらに改良した「Uナット」を開発し、それを元に独立、同社の創業となる1974年(昭和49年)に、緩み留めナットの代表的製品として知られる「ハードロックナット」を開発。これが阪神電鉄レール固定に採用されたのを発端として、多数の企業で採用されるようになり、シェアを上げる。

同社の「ハードロックナット」はクサビの原理を応用し、凹凸一対から成り立っており、滅多なことでは緩むことがないことから、その技術力を買われ、多数の企業に採用されている。また「ハードロックナット」は、同社の特許商品であると共に商標登録もされており、現在では国内外の鉄鋼・建設・重工業・宇宙分野でシェアを有する企業の一つである。

工業が盛んで、町工場の多い東大阪市で生まれた企業として知られ、近年では「元気な中小企業」として、雑誌等で取材されることも多い。

2010年(平成22年)のバンクーバー五輪ボブスレー日本代表チームが使用するそり[2] に、また2012年(平成24年)5月22日に開業した東京スカイツリーにも、同社のナットが採用されている[3]

CM・その他

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同社が大阪府に本社を置く企業ということもあり、主に関西地方を地盤とした宣伝が多数を占める。中でも朝日放送とは非常に密接な関係にあり、同社の系列衛星放送チャンネルの「スカイ・A Sports+」では長年に渡って、テレビCMが放送されている。この他、サンテレビで朝日放送制作のプロ野球リレーナイターおよびリレー中継のスポンサーにもなっている。またMBSラジオ朝日放送ラジオでCMを放送している他、大阪環状線のJR福島駅近郊には、ネオンサインが設置されてもいる。

関東地方では、TBSラジオニッポン放送でラジオCMが放送されている。なお、同社のテレビCMが全国で見られるのはスカイ・A Sports+のみである。

テレビ番組

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  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 「"安全"を開発せよ!~ナニワの発明王が吼える!日本のものづくりは死なない~」(2008年10月27日、テレビ東京)- 出演:代表取締役社長 若林克彦[4]

書籍

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関連書籍

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  • 『絶対にゆるまないネジ 小さな会社が「世界一」になる方法』(著者:若林克彦)(2011年3月2日、中経出版)ISBN 9784806139744

脚注

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外部リンク

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