ハンゴンソウ
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ハンゴンソウ | |||||||||||||||||||||
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2008年8月 尾瀬
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Senecio cannabifolius Less. (1831)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ハンゴンソウ(反魂草) |
ハンゴンソウ(反魂草[3]、学名: Senecio cannabifolius)はキク科キオン属の多年草。
分布と生育環境
[編集]日本では北海道、本州の中部以北に[3]、アジアでは樺太、カムチャツカ、アリューシャン、シベリア東部、朝鮮、中国に分布する。高原や深山の湿った草地、湿原、林縁に大小の集団を作って群生する[3]。
形態・生態
[編集]多年生の草本[3]。茎は直立して、高さは1 - 2メートル (m) ほどになり、若い茎や葉柄は赤みを帯びる[3]。葉は葉柄をもち、茎に互生する[3]。葉身は広卵形で、羽状に深く裂け[3]、3から7つの深い切れ込みが入る。先は尖り、縁は鋸歯状で、裏がざらつく。
花期は7 - 9月[3]。茎の頂部に直径2センチメートル (cm) ほどの黄色い頭花を散房状に多数つける[3]。
頭花は同属のキオンに似るが、キオンの葉は切れ込まない。葉の切れ込みは別属の帰化植物であるオオハンゴンソウに似る。
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舌状花は5から7個
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茎と葉柄は赤みを帯びる
利用
[編集]春の20 - 30 cmに伸びた若い芽は山菜となるが、あくが非常に強い[3]。キク科独特の強い香りと苦味が身上であるが、あくが強いためよく茹でてから水に十分さらし、あくが抜けきらないようならば一晩水につけてから使われる[3]。主に、おひたし、和え物、煮物などに調理する[3]。廣野 (1933) によれば、ラットに肝ガンをおこす。
脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Senecio cannabifolius Less. ハンゴンソウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年7月8日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Jacobaea cannabifolia (Less.) E.Wiebe ハンゴンソウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 高橋秀男監修 2003, p. 165.
参考文献
[編集]- 高橋秀男監修 田中つとむ・松原渓著『日本の山菜』学習研究社〈フィールドベスト図鑑13〉、2003年4月1日、165頁。ISBN 4-05-401881-5。
- I Hirono.(廣野 巖) Edible Plants Containing Naturally Occurring Carcinogens in Japan. Jpn J Cancer Res. 1993 Oct;84(10):997-1006.